2019明治安田生命J2リーグ 第30節
柏レイソル 1 vs. 1 アルビレックス新潟
入場者数:12,926人
「勝負の夏」として、必勝をかけて臨んだ8月。
そんな8月もここまで1勝3敗という結果であり、
J1へのプレーオフ圏は遥か遠くとなってしまいました。
今節は、8月の最後の試合、アウェイで首位柏レイソルと対戦します。
柏レイソルはその圧倒的な攻撃力と守備力を武器に、
11連勝中でJ2リーグ首位を独走中。
状態の悪い新潟ではありますが、ここで意地を見せて欲しいところです。
今節の新潟のメンバーは、前節と同じく出場停止の高木選手のところに
シルビーニョ選手が入りました。
ディフェンスラインは、
右から新井選手、舞行龍選手、大武選手、堀米選手です。
今節は、舞行龍選手は初めからセンターバックでの出場となります。
新井選手は負傷明けで、久々のスタメンです。
試合は、序盤から新潟がレオナルド選手、フランシス選手、
シルビーニョ選手の「ブラジルトリオ」を中心に攻勢を強めます。
そして前半13分、フランシス選手からシルビーニョ選手へボールが渡り、
シルビーニョ選手のクロスを中央で待っていたレオナルド選手が合わせて、
綺麗にゴール隅にボールを押し込み、新潟が先制点を奪います。
その後、柏レイソルも外国人選手を中心に攻めますが、
新潟は何とか耐え凌ぎ、前半は1-0での折り返しとなります。
柏レイソルの監督は、智将ネルシーニョ監督。
前半のあまり良くない流れを断ち切るべく、
後半開始からサヴィオ選手を投入して反撃に出ます。
すると中央で攻撃の起点となった江坂選手を
新潟が捕まえることができず、
後半18分、交代で入ったサヴィオ選手にゴールを決められ、
新潟が同点に追いつかれます。
今までだとこのまま逆転・追加点を許してズルズルいっていた新潟ですが、
今節は集中した守りで柏レイソルに逆転ゴールを許しません。
一方、攻撃についてもメンバー交代も駆使して
再び勝ち越しとなるゴールを狙いに行きます。
新潟はゴールポストに助けられた時もありましたが、
最後まで柏レイソルに逆転ゴールを許すことはありませんでした。
一方、柏レイソルもゴールキーパーの中村選手を中心に
堅い守りで新潟にゴールを許しません。
試合はそのまま、1-1で終了となりました。
見事、引き分けという結果でしたが柏レイソルの連勝を、そして
新潟の連敗を止めることに成功しました。
「J1復帰を目指すために勝たなければいけない試合だった」として
不満を募らせるサポーターもいるとは思いますが、
今の新潟の調子で、今の柏レイソル相手に柏のホームで
引き分けで終えることができたことは、大いに評価されるべきと思います。
しかも今節は、結果だけでなく内容も白熱した展開であり、
お互いのサポーターから「J1の試合のようだった」という声も聞かれました。
柏レイソルが、あまりうまくいかなかった状態から
攻勢を強めることができたのは、やはり監督の力が大きいでしょう。
一方新潟は、悪い流れを選手交代やフォーメーションチェンジなど、
試合の中で変えることがなかなかうまくできません。
吉永監督は今シーズン途中からの采配であり、
自分の欲しい選手の獲得やキャンプでの練習がうまくできず、
その準備もうまくできていない中での戦いという苦しい状況もあるでしょう。
今節は先制点を奪えましたが、
先制点を奪われることはどのチームでも必ずあり得ます。
長いシーズン、調子がよいときもあれば悪いときも必ずあります。
そのときに、少しでも調子をあげていくためにどのようにしていくべきか。
来シーズンは、たとえ試合序盤の流れが悪くても、
試合中に悪い流れを変えていくことができるような、
そんなチームになってほしいと思います。
次節は9月7日(土)、ホームでジェフユナイテッド千葉と対戦します。
「残り試合は消化試合になってしまった」という声も聞かれますが、
引き続きホームには多くのサポーターが駆けつけてくれると思います。
そのサポーター相手に、「消化試合」など見せられるはずがありません。
チームとして成長していくために、
今後も目の前の一試合一試合を大事に戦って欲しいと思います。
アルビレックス新潟公式サイト 第30節
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