2024年6月28日金曜日

2024明治安田J1リーグ 第20節

024年6月26日(水

2024明治安田J1リーグ 第20節

サンフレッチェ広島 1 vs.    1 アルビレックス新潟

入場者数:22, 774人(エディオンピースウイング広島

中3日で迎えるアウェイでのナイトゲーム。
今節はサンフレッチェ広島と戦います。
優勝争いを繰り広げる強豪広島との戦いに
相変わらず離脱者が多い状況で臨まなければならない
非常に厳しい状況ですが、
離脱者も少しずつ戦線に戻ってきています。
チームが一丸となって、
少しでも多くの勝ち点を搾り取ってきてほしいです。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは阿部選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、デン選手、稲村選手、早川選手。
ボランチは秋山選手、島田選手。
中盤は、右から松田選手、長谷川元希選手、谷口選手。
ワントップは小見選手です。
長谷川元希選手が負傷明け初スタメンとなりました。
ベンチには小野選手も帰ってきました。
一方、小島選手は詳細不明ですが
練習にも姿を見せていません。

ボールを保持する新潟と、
前線からの激しいプレスでボールを奪いにかかる広島。
序盤は広島の圧に押されて、
自陣でボールを失ってはピンチを招きますが、
初スタメンの阿部選手が
ビッグセーブを連発してゴールを死守します。
すると前半11分、自陣でボールを受けたデン選手は
広島のプレスをかわして前進して小見選手へパス。
小見選手は松田選手とのワンツーから裏へ抜け出し、
ファーサイドの谷口選手へ絶妙なクロス。
これをしっかりと谷口選手が押し込み、
新潟らしい崩しで先制に成功します。
今季、先制してもなかなかリードが保てず、
すぐ失点してしまう新潟。
今節は必死の守備で広島の攻撃を防ぎますが、
前半27分、元新潟の新井選手のクロスを
中央で合わせられ、今節もすぐさま同点に追いつかれます。
前半は1-1での折り返しとなりました。

後半、広島のプレスに慣れてきた新潟は
何度もプレスをかわして前線へ攻め上がります。
しかし、中央でのパスミスが多く、
中途半端な形でボールを失っては
カウンターを受けるいつもの展開。
数的不利な状況でも稲村選手は冷静に対応し、
仲間が戻る時間を確保して広島に速攻を許しません。
次第に広島がボールを握る時間が多くなり、
多くのシュートを浴びますが
なんとか弾き返し続ける新潟。
攻撃ではワンチャンスに賭けますが、
チャンスでもなかなかシュートを枠内に打ち込むことができず。
それでも最後まで集中した守りで
ホームチームに逆転を許さず。
今節は1-1での引き分けとなりました。

これで3試合連続での引き分けという結果ですが、
選手の離脱が続いた状況で
鹿島、川崎、そして広島という強豪が続いた中では
最低限の結果を得ることができたとは言えるのではないでしょうか。
何より、攻撃の形が停滞していた新潟ですが、
最近ようやく攻撃が活性化してきた印象があります。
リーグ戦だけでも13試合連続で得点を奪うことができているのは
その証拠でしょう。
しかし、一方で失点についてもリーグ戦11試合連続となっており、
なかなか無失点に抑えるのが難しい現状が
勝ち点の伸び悩みにつながっています。
苦しい状況ですが、一つの勝利がきっかけで
現状を打破できることもあります。
とにかく、目の前の試合での勝利を目指しましょう。

次節は中2日で6月29日(土)、
アウェイでコンサドーレ札幌と対戦します。
最下位の札幌は今節で6連敗、そして3試合連続無得点と、
非常に厳しい状況となっています。
しかし、同情するわけにはいきません。
明日は我が身です。
残留争いのライバルである札幌からしっかり勝利を掴んで、
前に進んでいきたいです。


2024明治安田J1リーグ順位表 (6月26日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1FC町田ゼルビア40201244311615
2鹿島アントラーズ38201154332211
3ガンバ大阪3820115421147
4ヴィッセル神戸34201046271512
5サンフレッチェ広島3320893362016
6FC東京332096530264
7セレッソ大阪322088427216
8アビスパ福岡322088421183
9浦和レッズ292085731274
10名古屋グランパス27208392122-1
11東京ヴェルディ27206952833-5
12横浜F・マリノス261975730282
13ジュビロ磐田23206592728-1
14柏レイソル23205872028-8
15川崎フロンターレ22205782829-1
16アルビレックス新潟22205782630-4
17サガン鳥栖171952122431-7
18湘南ベルマーレ162037102535-10
19京都サンガF.C.152036111736-19
20北海道コンサドーレ札幌112025131640-24
首位の町田は神戸とスコアレスドロー。
鹿島とガンバの上位対決もスコアレスドローに終わり、
上位陣があまり勝ち点を伸ばすことができない節でした。
下位の方では、札幌はFC東京に敗北して6連敗。
京都は柏相手にリードして試合を進めるも
後半アディショナルタイムに同点に追いつかれ、引き分け。
湘南と川崎の対決も引き分け。
鳥栖がセレッソに敗北。
そんな中、磐田がヴェルディ相手に勝利し、大きく浮上しました。
やはり、下位の方は一勝しただけで大きく順位が変動します。
そしてそれが起爆剤となって連勝することができれば、
一気に上位に食い込むことすらありえます。
とにかく、まずは一勝を掴むことです。

2024年6月24日月曜日

2024明治安田J1リーグ 第19節

024年6月22日(土

2024明治安田J1リーグ 第19節

アルビレックス新潟 2 vs.    2 川崎フロンターレ

入場者数:33, 885人(デンカビッグスワンスタジアム

本格的に暑い日が多くなり、
Jリーグは休日もナイトゲームとなりました。
今節はホームに川崎フロンターレを迎えての一戦です。
今季もここで折り返し、残留争いのライバルである
川崎相手に、必ず勝利が求められるホームゲームです。
天候にも恵まれ、スタジアムには今季最高の
3万人を超える観客が集まりました。
中には観戦が初めての方もいるでしょう。
ぜひサッカー観戦の楽しさを味わってもらうべく、
新潟の勝利のセレモニーであるプラネタスワンを
味わってもらいたいところです。

今季の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、デン選手、舞行龍選手、堀米選手。
ボランチは秋山選手、島田選手。
中盤は、右から小見選手、奥村選手、谷口選手。
ワントップは鈴木選手です。

お互い、ボールを保持するチーム同士の対決。
どちらが優位にボールを回せるかが
焦点の一つとなります。
ボール保持率は新潟が勝るような印象ですが、
川崎はマルシーニョ選手のスピードを活かした
カウンターを中心に攻撃を組み立て、
多くのシュートを放ちチャンスを演出します。
そして前半17分、マルシーニョ選手のサイド攻撃から
最後もマルシーニョ選手に撃ち抜かれ、
今節も前半の早い時間帯で先制点を奪われてしまいます。
とはいえ、最近は多くの得点を奪っている新潟。
顔を下に向けずに、引き続きボールを保持しながら
川崎ゴールに迫ります。
しかし、なかなか決定機を演出することはできません。
前半は0-1での折り返しとなりました。

後半も前半と同様に攻撃を組み立てる新潟。
すると後半序盤過ぎからは川崎の選手に疲労が見え始め、
パスミスも多くなり新潟が相手陣内で
ボールを奪えるシーンも多くなります。
そして後半16分、クロスのこぼれ球を
最後は藤原選手がしっかり枠内に押し込み、
新潟が同点に追いつきます。
押せ押せムードの新潟。
引き続き攻め続けて、逆転を狙います。
時間が進むにつれてお互いの選手に疲労が強く見られ、
オープンな展開となって
どちらのチームにも得点の匂いが感じられる展開となります。
新潟は相手陣内でのボールの失い方が悪く、
中央での横パスをひっかけてはカウンターを受けて
何度もピンチを招きますが、
今節も小島選手のビッグセーブを中心にゴールを死守します。
そして後半アディショナルタイム、
川崎陣内に攻め上がった新潟は何度もシュートを放ち、
最後は舞行龍選手のシュート性のパスを
鈴木選手が踵で方向を変えてゴールに吸い込ませて、
土壇場で新潟が逆転に成功します。
歓喜で沸くビッグスワン。
サポーターは勝利を確信してプラネタスワンを準備し、
勝利のセレモニーに備えます。
しかし、そこに落とし穴が待っていました。
その後、川崎の猛攻を耐え凌ぎ、
小島選手がゴールキックで
大きくロングボールを蹴ったところで
審判が手を挙げて笛を鳴らします。
これが試合終了の合図かと思いきや、
新潟のオフサイドの判定。
小島選手など新潟の選手たちも喜んでいましたが、
守備の配置に着くのが遅れました。
川崎はすぐさま新潟陣内へボールを放り込むと、
これを中央へ通され、早川選手のカバーも間に合わず、
最後の最後にゴールをこじ開けられて同点に追いつかれます。
そして、タイムアップ。
今節は悔しい2-2での引き分けとなりました。

後半アディショナルタイムに逆転に成功するも、
その4分後に失点してしまうという、
舞行龍選手曰く「天国から地獄」へと突き落とされた新潟。
勝利を確信していたサポーターも悔しさでいっぱいですが、
そこにスキがあったということは否めません。
最後の最後まで、サッカーは何が起こるかわかりません。
試合終了かと思いきやオフサイドだったというところから、
切り替えるのが川崎の選手たちの方が早かったということでしょう。

次節は6月26日(水)、アウェイでサンフレッチェ広島と対戦します。
ここからまた中2-3日で試合をこなす連戦が続きます。
相変わらず負傷者が続出している新潟は苦しい状況ですが、
1つずつでも勝ち点を重ねていくしかありません。
今節の勝ち点1を無駄にせず、そして試合の終わらせ方にこだわって、
戦い続けていきましょう。

今季最大の観客で埋められたスタジアム。
夕方には暑さも少し和らぎましたが、
選手たちには暑さの影響からか
いつも以上に疲労の色が見えました。

川崎からも多くのサポーターが駆けつけました。
試合前には、スクール生同士による交流戦も行われました。
今後もこのような活動が続いていければと思います。


2024明治安田J1リーグ順位表 (6月23日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1FC町田ゼルビア39191234311615
2鹿島アントラーズ37191144332211
3ガンバ大阪3719114421147
4ヴィッセル神戸33191036271512
5サンフレッチェ広島3219883351916
6FC東京301986529263
7セレッソ大阪291978426215
8アビスパ福岡291978419172
9名古屋グランパス271983821210
10東京ヴェルディ27196942830-2
11浦和レッズ261975730273
12横浜F・マリノス261875629263
13柏レイソル22195771826-8
14川崎フロンターレ21195682728-1
15アルビレックス新潟21195682529-4
16ジュビロ磐田20195592428-4
17サガン鳥栖171852112430-6
18湘南ベルマーレ151936102434-10
19京都サンガF.C.141935111534-19
20北海道コンサドーレ札幌111925121639-23
首位の町田は福岡相手に引き分け。
鹿島も浦和相手に引き分け。
町田が単独首位のまま前半を折り返しました。
ガンバが5連勝で一気に首位を狙えるところまで浮上しています。
下位の方は、札幌は横浜FMに敗北。これで5連敗となりました。
京都は残留争いのライバルである鳥栖との一戦に完敗。
湘南はFC東京に敗北。
鳥栖が湘南を振り切って残留圏に浮上しています。
上位陣とは違って一勝で大きく順位が変わる可能性がある残留争い。
こちらについては、本当に最後の最後までわかりません。

2024年6月17日月曜日

2024明治安田J1リーグ 第18節

024年6月16日(日

2024明治安田J1リーグ 第18節

鹿島アントラーズ 1 vs.    1 アルビレックス新潟

入場者数:15, 499人(カシマサッカースタジアム

リーグ戦としてはしばらく間隔が空きましたが、
その間にルヴァンカップ、天皇杯が開催され、
中2-3日で回す連戦の最終日となる本日。
今節は、アウェイで鹿島アントラーズと戦います。
負傷者が続出している中での連戦を、
ルヴァンカップ、天皇杯ともに勝ち進み、
勢いに乗る新潟。
しかし、その天皇杯で毎試合スタメンが続いていた
長倉選手が負傷してしまい、まだ新潟の試練は続きます。
それでも、今節、長期離脱していた長谷川元希選手が
ベンチメンバーとして帰ってきました。
ダニーロ選手、デン選手も続々と復帰しており、
暗い話題ばかりでもありません。
とにかく、松橋監督の言う通り
今戦えるメンバーで戦うしかありません。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、デン選手、早川選手。
ボランチは秋山選手、島田選手。
サイドハーフは右に小見選手、左に谷口選手。
フォワードは奥村選手と鈴木選手です。

鹿島は前線からの効果的なプレスからボールを奪い、
素早い攻撃やセットプレーから得点を量産しているチーム。
今節も後方からパスを回してゲームを組み立てる新潟に対し、
果敢にボールを奪いにきます。
新潟はこのプレスをかわして
数的優位を作って攻めることができるかですが、
鹿島陣内でパスを引っ掛けては
ピンチを招くような展開が続きます。
しかし、決定的なシーンは小島選手がビッグセーブで弾くなど、
早々の得点を鹿島に許しません。
鹿島の波状攻撃から何本もシュートを放たれますが、
それも弾き続けて耐え凌ぐと、
前半43分、中盤でのパスカットから素早い攻撃。
右サイドでボールを受けた小見選手が中央へ切り込み、
左サイドの奥村選手へパス。
奥村選手はこれを逆サイドへ回すかと思わせるや
中央の谷口選手へ絶妙なパス。
谷口選手はワントラップから強烈なシュートを放つと、
キーパーが弾いたところに頭で詰めたのが小見選手。
新潟がボール奪取から鮮やかな流れで先制に成功します。
前半は0-1での折り返しとなりました。

後半、とにかく開始直後の失点は防ぎたいところでしたが、
後半5分、後半開始直後から投入された相手選手に
クロスを警戒するばかりにカットインされ、
ノーマークのままシュート。
これが見事にネットに突き刺さり、
後半開始早々に同点に追いつかれてしまいます。
立て続けの失点は避けなければならない新潟。
これで逆にスイッチが入ったか、
後半11分に谷口選手に代えてダニーロ選手が投入されたことも
分かりやすいメッセージとなり、
割り切って勝ち越しを狙うべく猛攻に出ます。
何度もダニーロ選手は左サイドを切り裂き、
クロスやシュートを放ちますが
なかなかゴールを割ることはできません。
お互いが球際の競り合いも激しく、
奪ってはすぐゴールを目指すスペクタクルな展開となりますが、
お互いに意地の見せ合いで最後のゴールは許しません。
試合はそのまま、1-1での引き分けとなりました。

負傷者続出中のアウェイの鹿島相手に、
勝てなくとも勝ち点1を掴み取ることはできました。
リーグ戦において、新潟は鹿島に7連敗中であったようです。
同じ勝ち点1でも、攻められ続けた中での勝ち点1ではなく、
攻め続けた中での勝ち点1というのは
ポジティブに考えて良いのではないでしょうか。
ただ、あとは決めるだけとはいいますが、
そこで決められるか決められないかは大きな違いです。
シュートを外しまくって批判の的となっていた小見選手は、
ここにきてゴール量産体制に入ってきました。
チームもたった1つの勝利で大きく変わることもあれば、
選手もたった1つのゴールで大きく変わることもあります。
特に若者は、何かをきっかけに大きく成長するものです。
これからも、小見選手に続いて新潟の若武者が
ゴールを量産できる日がくることに期待しましょう。

次節は6月22日(土)、ホームに川崎フロンターレを迎えます。
次節でJ1リーグは折り返し。
勢いをつけて後半に臨むためにも、
残留争いのライバルである川崎にホームでしっかり勝利し、
浮上のきっかけとしていきたいところです。


2024明治安田J1リーグ順位表 (6月16日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1FC町田ゼルビア38181224311615
2鹿島アントラーズ36181134312011
3ガンバ大阪3418104419136
4ヴィッセル神戸33181035261313
5サンフレッチェ広島2917782321616
6セレッソ大阪281877425205
7アビスパ福岡281877419172
8FC東京271876528262
9名古屋グランパス271883721201
10浦和レッズ251874728253
11東京ヴェルディ24185942730-3
12柏レイソル22185761825-7
13横浜F・マリノス201655625241
14川崎フロンターレ20185582526-1
15アルビレックス新潟20185582327-4
16ジュビロ磐田19185492327-4
17湘南ベルマーレ15183692433-9
18サガン鳥栖141742112130-9
19京都サンガF.C.141835101531-16
20北海道コンサドーレ札幌111825111638-22
首位の町田は横浜FMに快勝。前半戦の首位ターンに向けて好調です。
ガンバが4連勝で勝ち点を伸ばし、上位陣に肉薄してきました。
下位の方では、京都は札幌との裏天王山を制し、今季ホーム初勝利。
一方の札幌は引き続き苦しい状況が続いています。
次節でJ1リーグも折り返し。
ここからはより優勝争い、残留争いが加熱になってきます。