2024年6月24日月曜日

2024明治安田J1リーグ 第19節

024年6月22日(土

2024明治安田J1リーグ 第19節

アルビレックス新潟 2 vs.    2 川崎フロンターレ

入場者数:33, 885人(デンカビッグスワンスタジアム

本格的に暑い日が多くなり、
Jリーグは休日もナイトゲームとなりました。
今節はホームに川崎フロンターレを迎えての一戦です。
今季もここで折り返し、残留争いのライバルである
川崎相手に、必ず勝利が求められるホームゲームです。
天候にも恵まれ、スタジアムには今季最高の
3万人を超える観客が集まりました。
中には観戦が初めての方もいるでしょう。
ぜひサッカー観戦の楽しさを味わってもらうべく、
新潟の勝利のセレモニーであるプラネタスワンを
味わってもらいたいところです。

今季の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、デン選手、舞行龍選手、堀米選手。
ボランチは秋山選手、島田選手。
中盤は、右から小見選手、奥村選手、谷口選手。
ワントップは鈴木選手です。

お互い、ボールを保持するチーム同士の対決。
どちらが優位にボールを回せるかが
焦点の一つとなります。
ボール保持率は新潟が勝るような印象ですが、
川崎はマルシーニョ選手のスピードを活かした
カウンターを中心に攻撃を組み立て、
多くのシュートを放ちチャンスを演出します。
そして前半17分、マルシーニョ選手のサイド攻撃から
最後もマルシーニョ選手に撃ち抜かれ、
今節も前半の早い時間帯で先制点を奪われてしまいます。
とはいえ、最近は多くの得点を奪っている新潟。
顔を下に向けずに、引き続きボールを保持しながら
川崎ゴールに迫ります。
しかし、なかなか決定機を演出することはできません。
前半は0-1での折り返しとなりました。

後半も前半と同様に攻撃を組み立てる新潟。
すると後半序盤過ぎからは川崎の選手に疲労が見え始め、
パスミスも多くなり新潟が相手陣内で
ボールを奪えるシーンも多くなります。
そして後半16分、クロスのこぼれ球を
最後は藤原選手がしっかり枠内に押し込み、
新潟が同点に追いつきます。
押せ押せムードの新潟。
引き続き攻め続けて、逆転を狙います。
時間が進むにつれてお互いの選手に疲労が強く見られ、
オープンな展開となって
どちらのチームにも得点の匂いが感じられる展開となります。
新潟は相手陣内でのボールの失い方が悪く、
中央での横パスをひっかけてはカウンターを受けて
何度もピンチを招きますが、
今節も小島選手のビッグセーブを中心にゴールを死守します。
そして後半アディショナルタイム、
川崎陣内に攻め上がった新潟は何度もシュートを放ち、
最後は舞行龍選手のシュート性のパスを
鈴木選手が踵で方向を変えてゴールに吸い込ませて、
土壇場で新潟が逆転に成功します。
歓喜で沸くビッグスワン。
サポーターは勝利を確信してプラネタスワンを準備し、
勝利のセレモニーに備えます。
しかし、そこに落とし穴が待っていました。
その後、川崎の猛攻を耐え凌ぎ、
小島選手がゴールキックで
大きくロングボールを蹴ったところで
審判が手を挙げて笛を鳴らします。
これが試合終了の合図かと思いきや、
新潟のオフサイドの判定。
小島選手など新潟の選手たちも喜んでいましたが、
守備の配置に着くのが遅れました。
川崎はすぐさま新潟陣内へボールを放り込むと、
これを中央へ通され、早川選手のカバーも間に合わず、
最後の最後にゴールをこじ開けられて同点に追いつかれます。
そして、タイムアップ。
今節は悔しい2-2での引き分けとなりました。

後半アディショナルタイムに逆転に成功するも、
その4分後に失点してしまうという、
舞行龍選手曰く「天国から地獄」へと突き落とされた新潟。
勝利を確信していたサポーターも悔しさでいっぱいですが、
そこにスキがあったということは否めません。
最後の最後まで、サッカーは何が起こるかわかりません。
試合終了かと思いきやオフサイドだったというところから、
切り替えるのが川崎の選手たちの方が早かったということでしょう。

次節は6月26日(水)、アウェイでサンフレッチェ広島と対戦します。
ここからまた中2-3日で試合をこなす連戦が続きます。
相変わらず負傷者が続出している新潟は苦しい状況ですが、
1つずつでも勝ち点を重ねていくしかありません。
今節の勝ち点1を無駄にせず、そして試合の終わらせ方にこだわって、
戦い続けていきましょう。

今季最大の観客で埋められたスタジアム。
夕方には暑さも少し和らぎましたが、
選手たちには暑さの影響からか
いつも以上に疲労の色が見えました。

川崎からも多くのサポーターが駆けつけました。
試合前には、スクール生同士による交流戦も行われました。
今後もこのような活動が続いていければと思います。


2024明治安田J1リーグ順位表 (6月23日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1FC町田ゼルビア39191234311615
2鹿島アントラーズ37191144332211
3ガンバ大阪3719114421147
4ヴィッセル神戸33191036271512
5サンフレッチェ広島3219883351916
6FC東京301986529263
7セレッソ大阪291978426215
8アビスパ福岡291978419172
9名古屋グランパス271983821210
10東京ヴェルディ27196942830-2
11浦和レッズ261975730273
12横浜F・マリノス261875629263
13柏レイソル22195771826-8
14川崎フロンターレ21195682728-1
15アルビレックス新潟21195682529-4
16ジュビロ磐田20195592428-4
17サガン鳥栖171852112430-6
18湘南ベルマーレ151936102434-10
19京都サンガF.C.141935111534-19
20北海道コンサドーレ札幌111925121639-23
首位の町田は福岡相手に引き分け。
鹿島も浦和相手に引き分け。
町田が単独首位のまま前半を折り返しました。
ガンバが5連勝で一気に首位を狙えるところまで浮上しています。
下位の方は、札幌は横浜FMに敗北。これで5連敗となりました。
京都は残留争いのライバルである鳥栖との一戦に完敗。
湘南はFC東京に敗北。
鳥栖が湘南を振り切って残留圏に浮上しています。
上位陣とは違って一勝で大きく順位が変わる可能性がある残留争い。
こちらについては、本当に最後の最後までわかりません。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。