2019年10月28日月曜日

2019明治安田生命J2リーグ 第38節

2019年10月27日(日)
2019明治安田生命J2リーグ 第38節
アルビレックス新潟 3 vs.    1 京都サンガF.C.

入場者数:17,022人

今季も、今節をいれて残り5試合。
当初の目的としていたJ1復帰は厳しい状況となっていますが、
来季のためにも最後まで力を振り絞って戦っていきたいところです。
今節は、ホームに京都サンガF.C.を迎えての一戦となりました。
空は全体的に曇っており、時々雨がパラパラと落ちてきますが、
激しい雨になるような心配はなさそうです。

今節の新潟のメンバーは、前節の後半開始直後のメンバーと同じ。
つまり、ボランチで秋山裕紀選手が初スタメンでの出場となりました。
前節は鋭い読みからのパスカットや効果的なパス回しなど、
その実力を遺憾無く発揮してくれた秋山選手。
ホームでの初めての戦いとなる今節はどのようなパフォーマンスを
見せてくれるのか、注目です。

試合はお互いがボールを保持しようとする展開の中、
新潟がボールを前線まで運んでシュートまでつなげることが多くなります。
そして、前半32分、堀米選手からのクロスを
シルビーニョ選手が得意のヘディングでゴールに突き刺し、
新潟が先制点を奪います。
その後も京都に効果的な攻撃をしかけるチャンスを与えず、
京都をほとんど自陣に押し込んで新潟陣内への侵入を許しません。
前半は京都に1本もシュートを打たせないまま、1-0での折り返しとなります。

後半はポジションチェンジから打開策を見出す京都。
新潟は京都に攻め込まれてシュートまでつなげられることも多くなりますが、
得点は許しません。
苦しい時間帯が続いていた中、チームを助けてくれたのは
やはりレオナルド選手でした。
後半13分、シルビーニョ選手からパスを受けたレオナルド選手は
相手のディフェンスやキーパーの位置を見て、
まるで針穴を通すようなコントロールショットを
ゴール右隅に沈めて、新潟が待望の追加点を奪います。
その後も京都の猛攻に晒されますが、
大谷選手を中心に守り切り、京都に反撃の糸口となる1点目を与えません。
そんな中、後半24分、シルビーニョ選手が獲得したPKを
レオナルド選手が冷静に決めて、試合を更に優位に進めます。
後半36分、相手選手のシュートが新潟のディフェンスの選手に当たって
そのままゴールに吸い込まれるという形で1点を失いますが、
京都の反撃もそこまで。
今節は3-1での勝利となりました。

自動昇格圏内も狙えていた京都に対して、
終始試合を優勢に進めて勝利を掴み取ることができました。
相手がボールを保持する時間帯にはしっかり守ってカウンター狙い。
相手が守りを固めている時間帯にはパス回しで崩しを狙っていく。
そのような理想的な戦いが、できつつあるのではないでしょうか。
次節は、11月3日(日)、アウェイで栃木SCと対戦します。
次のホーム戦は、11月9日(土)、FC岐阜と対戦します。
今節はプレーオフ圏を狙うチームがほとんど勝利を収め、
プレーオフを狙うには更に厳しい状況となりましたが、
とにかく目の前の試合に集中して戦っていきましょう。

追記1)
今節は天候もあまりよくない中、久しぶりに1万5000人を超える
観客が集まりました。
新潟の試合を楽しみにしているサポーターは多くいます。
そのサポーターたちに一つでも多くの喜びが届けられるように、
チームには最後まで戦い抜いてほしいです。

追記2)
初スタメンの秋山選手はやはり物怖じするようなことはなく、
ボランチでその実力をいかんなく発揮してくれました。
ボランチは、今はベンチ外での調整が続いている高木選手もおり、
非常に競争が激しいポジションですが、
サポーターとしてはみんなで切磋琢磨してチーム力を
上げていってほしいと思います。

追記3)
レオナルド選手は今節も2ゴールを決めて、今季27得点目。
得点王がますます近づいています。
総得点のうちPKが7得点と多いこともありますが、
新潟は今季PK獲得数がリーグ随一となっており、
それだけ相手ペナルティエリアで勝負を仕掛けることが
多いということでしょう。
レオナルド選手が得点王を獲れるのならば、
それはまさに「チームで勝ち取った得点王」ということが
言えるのかもしれません。
ですが、今節の2点目のようにレオナルド選手の
シュートテクニックはずば抜けていますし、まだまだ22歳。
レオナルド選手自身の、今後の成長も楽しみです。

アルビレックス新潟公式サイト 第38節


新潟のサポーターは試合開始直後から
「アイシテルニイガタ」の大合唱でチームを鼓舞しました。


京都から新潟までのアクセスはあまりよくないのですが、
日曜日の夕方でも京都から多くのサポーターが
駆けつけていらっしゃいました。

順位チーム勝点試合得失
1柏レイソル75382297653035
2モンテディオ山形673819109533023
3横浜FC673819109604020
4大宮アルディージャ663718127553718
5徳島ヴォルティス6438181010554312
6ファジアーノ岡山63381891148444
7京都サンガF.C.6238171110544212
8水戸ホーリーホック613816139503515
9ヴァンフォーレ甲府5938161111563917
10ツエーゲン金沢5638141410534211
11アルビレックス新潟5538151013654817
12V・ファーレン長崎5338165175355-2
13東京ヴェルディ51381312135354-1
14レノファ山口FC4738138175161-10
15FC琉球43381110175373-20
16愛媛FC3938116214356-13
17ジェフユナイテッド千葉3938912174461-17
18アビスパ福岡3837108193554-19
19FC町田ゼルビア3738716153353-20
20鹿児島ユナイテッドFC333796223868-30
21栃木SC3038515182952-23
22FC岐阜303779213160-29
首位柏レイソルは今節も勝利し、2位との勝ち点差を8としました。
残り4試合なので、次節の結果次第では次節にも柏レイソルの
J1自動昇格が決まります。
もう一枠のJ1自動昇格は、非常に激しい争いになっています。
勝ち点差1の中に3チームがひしめき合っているので、
毎節自動昇格枠のチームが入れ替わるような展開も予想されます。
そして、プレーオフ圏内となる6位以内の争いも非常に激しく、
最後まで消化試合となる試合が少ないシーズンになっています。
多くのサポーターが一戦一戦に喜び、または悲しむ展開の中、
J2リーグのチームには最後まで魅力的な試合を繰り広げてほしいと思います。

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