2020年9月26日(土)
2020明治安田生命J2リーグ 第22節
アルビレックス新潟 1 vs. 1 ヴァンフォーレ甲府
入場者数:7,777人(デンカビッグスワンスタジアム)
昼過ぎから非常に激しい雨が降り続いていましたが、
試合開始を見計らったかのように、
試合開始時には雨は降り止みました。
今節から、J2リーグ後半戦。
今節は、ホームでヴァンフォーレ甲府と対戦します。
巻き返しとなる一勝をホームで掴みたいところです。
今節の新潟は、前節より中2日となります。
今節の新潟のフォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
田上選手、マウロ選手、舞行龍選手、荻原選手。
ボランチは、福田選手、中島選手。
サイドハーフは、右に大本選手、左に本間選手。
トップ下に高木選手が入り、
ワントップは鄭大世選手の形です。
試合はいつもの甲府との戦いと同様に、
新潟がボールを保持して、
固い守備と鋭いショートカウンターが武器の甲府は
しっかり守りつつ、反撃のチャンスを伺う展開となります。
新潟は甲府のペナルティエリア付近までボールを運ぶことはできるのですが、
立ちはだかる甲府守備陣を前になかなかシュートは打てず。
甲府のサイド深くまで侵入することもあるのですが、
それでもシュートまでつなげることができません。
一方、ボールを奪った甲府は
素早く前線にボールをつなげて攻めますが、
これも新潟守備陣のディフェンスもあり、
あまりシュートまで持ち込ませません。
前半は新潟優勢でしたがお互い得点を奪うことはできず、
0-0での折り返しとなりました。
後半、開始直後から新潟はファビオ選手、島田選手を投入し、
1点を奪いにいきます。
一方、甲府もプレスやボールを奪った際の前への推進力を強めて、
点を取りに来ます。
前半同様、なかなかシュートまで持ち込むことができず、
多く獲得するコーナーキックもうまく合わせることができず。
そんな中、後半18分、荻原選手のクロスが相手選手のミスを誘い、
オウンゴールで新潟が先制点を奪います。
新潟は特に得点直後の失点が多く、
絶対に失点してはいけない場面でしたが、
先制点の2分後となる後半20分、
自陣でのパスミスから相手にボールが渡ってしまい、
難なく同点ゴールを奪われてしまいます。
その後、新潟は投入されたシルビーニョ選手、ロメロ選手も躍動して
勝ち越し点を奪いにいきますが、
最後のパスミスやトラップミスもあり、
甲府守備陣の高い集中力の前に
やはりまともなシュートすら打つことができず。
一方、守備陣でも最近の後半戦のように
パスミス、トラップミスが多くなり、
小島選手と1対1の場面も作り出されてしまいますが、
今日も小島選手は最後の砦として立ちはだかり、
ゴールを許しません。
昇格圏内に近づくためにも勝利が欲しい両チームでしたが、
最後までお互い勝ち越し点を奪うことはできず。
今節は1-1での引き分けとなりました。
これで2試合連続引き分け。
最近3試合での得点は今節のオウンゴールのみと、
得点力不足が顕著になってきています。
甲府との試合はいつもそのような感じですが、
今節の新潟のシュートは4本と、
これで勝つのは厳しいような結果でした。
甲府の守備が固いのは知れたことですが、
いつも同じような展開であり、
何とかこの守備網を打開できるよう
チームとして対策してほしいと思います。
次節は9月30日(水)、アウェイでFC琉球と対戦します。
次のホーム戦は、10月4日(日)、FC町田ゼルビアと対戦します。
連戦が続き、特にあまりメンバーが変わらない守備陣は
疲労もだいぶ蓄積されていると思いますが、
引き続き十分なケアを行って負傷には注意してほしいと思いつつ、
ベンチ外が続いているメンバーにも奮起して
スタメンを勝ち取ってほしいと思います。
追記1)
今節は上位陣も勝ち点を伸ばすことができず、
大混戦となっています。
そんな中、上位に食らいついているチームは、
やはり「連勝しているチーム」です。
今季の新潟は先制点を奪ってもすぐ失点してしまうことが多く、
リードしている状況を有利に使うことができません。
このような展開は、毎年サポーターが見せられている状態であり、
「先制点を奪ったあとにどのようにプレーするか」は
チーム全体としての課題なのでしょう。
追記2)
今節の甲府との試合は引き分け。
前半戦の甲府との試合も引き分け。
甲府との試合は「川中島ダービー」と呼ばれ、
上杉謙信と武田信玄の戦いに例えられることもありますが、
その通りに本当に引き分けが多い対戦カードとなっています。
今節終了時点で、甲府との対戦成績は20勝16分11敗と、
非常に引き分けが多い印象です。
(と思いましたが、磐田とは28戦で10分、大宮とは57戦で18分と、
やはりあくまで「印象」なのかもしれません。)
それにしても、甲府とはこれで公式戦47試合目。
大宮とも57試合行っており、
甲府・大宮は新潟にとって「戦友」だと思います。
余談ですが、J2リーグに降格するタイミングも3チーム一緒でした。
追記3)
ポゼッションサッカーを志向する今季の新潟ですが、
ゴールキーパーとセンターバックでのパス交換が多く、
ディフェンス陣でのパスミス、トラップミスも多く、
相手にボールを奪うチャンスを与えているだけとしか思えません。
相手選手をうまく引き込みつつ、これをかわし、
素早く前線にボールを運ぶことができればまだ意味があると思うのですが、
うまくかわせても結局ディフェンスラインにボールを戻すので、
最後尾でのパス回しがあまり有効になっていない様に見えます。
今までもポゼッションサッカーをトライした時もありましたが
ことごとく失敗し、結局ハイプレス・ショートカウンターが
新潟の武器であるという結論になってしまった歴史があります。
まだ発展途上である新潟が、どのような形になっていくか。
サポーターとしては、見守っていくことしかできません。
試合開始前は激しい雨が叩きつけていました。
試合開始時は、雨は止んでいました。
一方、長崎は福岡相手に敗北し、失速が顕著になっています。
長崎・北九州の「2強」の独走とも思われた今季のJ2リーグ。
やはり、まだまだわかりません。
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