2022年9月3日(土)
2022明治安田生命J2リーグ 第34節
アルビレックス新潟 0 vs. 1 大分トリニータ
入場者数:13,679人(デンカビッグスワンスタジアム)
終盤戦を迎えるJ2リーグにおいて、勝負となる9月。
その一戦目は、ホームに
大分トリニータを迎えての一戦です。
前回のアウェイ戦では2点を先行した新潟ですが
その後は大分の猛攻にさらされ、
何とか反撃を1点に抑えて勝利しました。
今節も、大苦戦となることが予想されますが、
ホームで確実に勝ち点3が求められる一戦です。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、デン選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは高選手、島田選手。
中盤は、右からシマブク選手、高木選手、伊藤選手。
ワントップは谷口選手です。
お互いにボールを保持しながら
攻撃を組み立てるチーム同士の戦い。
序盤は新潟が多くボールを保持しながらも、
大分の前線からのプレスの影響もあってか
ディフェンス陣でのミスが散見され、
ピンチを招くシーンが多く見受けられます。
そして前半19分、右サイドを突破されてクロスを許すと
これを中央で合わせられ、
今季多くの試合で見られるように
前半20分付近での先制点を献上してしまいます。
その後は、大分のプレスをうまく剥がして
前線へボールを渡し、チャンスも演出しますが
ゴールを決めることはできません。
前半は0-1での折り返しとなりました。
後半、序盤こそ前半と同じように
前線からのプレスをしかけてくる大分ですが、
次第にリードしていることや疲労もあってか
前線からのプレスが緩み、
新潟が多くボールを保持して
攻撃を組み立てる時間が続きます。
シュートも多くなりますが、
最後にシュートが打てそうなところで
パスを選択してカットされたり、
シュートコースを塞がれているのに
闇雲にシュートを放ったり、
パスとシュートの選択が
チーム全体としてうまくいきません。
後半は大分に1本のシュートしか許さない展開で、
一方的に攻めつつも得点が奪えない新潟。
最後までもう一歩のところで
得点が取れそうな状況でしたが、
今日は大分の守備がそれに勝っていました。
試合はそのまま終了。
今節は0-1での敗戦となりました。
昇格争いのためにより1試合の重要性が重くなる中、
ホームで勝ち点を積むことができない
悔しい結果となりましたが、
試合後に松橋監督は「悲観的にはなっていない」と
仰っていました。
ボールを多く保持しながら
シュートが打てないのならば問題ですが、
シュートも多く打って決定機も作ることができたことは
次につながると考えてよいのでしょう。
ただし、今節はいつもより
横パスやバックパスを選んでしまうことが多く、
チーム全体として
消極的なプレーが多くなってしまっていた感はあります。
更に、前述したとおり特に前線の選手は
シュートが打てそうな状況でも
パスを選んでカットされたり、
無理な体制からシュートを放って跳ね返され、
逆にカウンターの起点にしてしまうというシーンが
非常に多く見受けられました。
一人だけではないので、
チーム全体の問題であったと思います。
今回の敗戦を糧にして、
次節にまた勝利を掴むことができるよう成長しましょう。
次節は9月10日(土)、ホームでFC琉球と対戦します。
大事な終盤でのホーム連戦。
このアドバンテージをしっかり活かして、
勝ち点を伸ばしていきましょう。
追記1)
他の試合結果は下記にまとめてありますが、
首位の横浜FCは山口相手に引き分け、
前節三位に浮上した岡山は
町田に勝利して勝ち点3を積み上げました。
その結果、首位の横浜FCと二位の新潟との勝ち点差は2となり、
新潟と三位の岡山との勝ち点差は5に縮まりました。
岡山が猛烈な勢いで上に上がってきていることはありますが、
上を見れば首位との勝ち点差も2であり、
1試合でひっくり返る可能性がある状況です。
他チームの状況や結果はあまり考えず、
引き続き自チームの勝利だけを目指して
やっていきたいところです。
勝利を積み重ねることができれば
その先に望む結果がある。
それだけだと思います。
追記2)
今節、右サイドハーフで先発したシマブク選手ですが、
チームの勝利に貢献することはできませんでした。
左サイドハーフで途中出場した小見選手は、
ゴールこそ奪えなかったものの
サイドから何度もチャンスを演出しました。
今季の前半は、左サイドハーフはイッペイ選手と本間選手、
右サイドハーフは松田選手と三戸選手が
務めることが多かったですが、
イッペイ選手と三戸選手は負傷による離脱を余儀なくされ、
本間選手は海外移籍となりました。
中盤の構成に苦しむ状況が予想されましたが、その後は
左サイドハーフは伊藤選手と小見選手、
右サイドハーフは松田選手とシマブク選手が
務めることが多くなり、
その構成でシーズン中盤に勝ち点を伸ばすことに成功しました。
そして、イッペイ選手と三戸選手は練習には復帰しており、
今は試合出場に向けて最終調整をしている段階です。
シマブク選手や小見選手については、
少しずつ相手チームの対策が進んでいるものと思います。
豊富な中盤の陣容は、
多彩な攻撃を組み立てられることにつながり、
相手チームの分析を難しくすることにつながると思います。
誰がいい・誰が悪いではなく、
総力戦でチーム全体として成長していきたいと思います。
ただ、そのためには個人としての成長も必須です。
個人の成長がチームの成長につながり、
そしてそれがまた個人の成長につながるような、
そんなチームになってほしいと思います。
三位の岡山は町田に勝利。
四位の仙台は、なんとここにきて四連敗。
完全に自動昇格圏争いからプレーオフ圏内争いへと
引きずり下ちてしまいました。
まだ8試合もあると、最後までどうなるか全く分かりません。
そして、下位の方は19位の群馬と22位の琉球まで勝ち点差は2。
こちらもこの4チームでの残留争いとなっていますが、
最後まで本当に分かりません。
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