2023年7月7日(金)
2023明治安田生命J1リーグ 第20節
アルビレックス新潟 0 vs. 1 ヴィッセル神戸
入場者数:26,519人(デンカビッグスワンスタジアム)
今節は、新潟にとって初めての
「フライデーナイトJリーグ」として開催されました。
DAZNとの契約の際、
少しでも多くの方に試合をDAZNで見ていただくための
試合の分散化や、
休日になかなかスタジアムに来れない方でも
一日だけでもスタジアムに来れるように、
等の思惑で始まったと思われるフライデーナイトJリーグ。
J1リーグのどのクラブも、年に1回は
金曜日開催のホームゲーム開催の予定が組まれています。
ビッグスワンはアクセスもあまり良いとはいえないので、
金曜日の夜にどれだけ人が集まれるのかと思いましたが、
そんな心配は無用とばかりに2万5,000人を超えるサポーターが
スタジアムに集まりました。
相手が元日本代表選手が多く所属し、
今季調子がいい神戸ということもあったかもしれませんが、
「平日だから人が集まるわけがない」と
言い切ることもできないことが再認識できました。
(もちろん、休日開催なら
もっと人が集まったのかもしれませんが、
それはわかりません。)
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、デン選手、渡邊選手、新井選手。
ボランチは星選手、高選手。
サイドハーフは、右に松田選手、左に小見選手。
ツートップは三戸選手と谷口選手です。
序盤、予想された神戸のプレスに苦しめられる新潟。
硬さもあってかいつも以上にパスミスも多く、
ボールを奪ってもすぐ神戸に回収されてしまいます。
かわされることも恐れてか、プレスも甘い新潟。
神戸がほぼ一方的にボールを保持し、
新潟ゴールに迫る時間帯が続きます。
それでも、少しずつパスが回り始めて
シュートを打てるようになってきた新潟。
しかし、前半15分、
いよいよ自陣の危険な場所でボールを奪われてしまい、
与えたくなかった先制点を与えてしまいます。
リードした神戸は、
その後センターバックの選手の負傷交代もあり、
守備の時間が長くなり、
結果として新潟がボールを保持する時間が長くなります。
序盤とは逆に、ほぼ一方的にボールを保持して
攻撃を組み立てる新潟。
しかし、最後のところは神戸にしっかり守られ、
なんとか守備網を打開しシュートを放っても
神戸のゴールキーパーに何度もセーブされ、
神戸からゴールを奪うことができません。
前半はそのまま、0-1での折り返しとなりました。
後半、開始直後から星選手に代えて秋山選手を投入し、
反撃に出る新潟。
前半と同様に新潟がボールを保持することが多く、
何度も神戸ゴールに迫りますが、
ゴールをこじ開けることができません。
神戸は大迫選手めがけてボールを放り込み、
大迫選手は見事にこれを収めてチャンスを演出しますが、
新潟もデン選手、渡邊選手を中心に
そこからは神戸に攻撃を許さず、追加点を与えません。
守備陣が奮闘しているうちに同点ゴールが欲しい新潟ですが、
J1最小失点の神戸の守備の壁は本当に高く、
時間だけが過ぎていきます。
最後には、コーナー付近でボールを保持して
時計の針を進める神戸。
死に物狂いで勝ち点3を死守します。
そして、タイムアップ。
今節は0-1での敗戦となりました。
放ったシュートは、神戸の5本に対し、新潟は15本。
しかも枠内シュートも多く放ちましたが、
ゴールキーパーを中心とした神戸の守りは本当に固く、
崩すことができませんでした。
またしても決定力の差で敗れたような形になりましたが、
頑張ってもすぐ決定力があがることはないので、引き続き、
多くのチャンスを作る。
不用意な失点は避ける。
この2つを徹底して、新潟も死に物狂いで
勝ち点3を掴みにいきましょう。
次節は7月15日(土)、アウェイで
北海道コンサドーレ札幌と対戦します。
7月12日(水)には富山でカターレ富山との天皇杯が控えており、
非常にタイトなスケジュールになっていますが、
昨年と同様に総力戦で乗り切ってほしいと思います。
選手入場時はスタジアム照明を落として、
「プラネタナイト」としてサポーターは
プラネタスワンや当日配布のペンライトを
夜空のもと灯しました。
ビッグスワンの夜に「神戸讃歌」が響きました。
神戸讃歌は本当にいいチャントだと思います。
試合終了後には、新潟出身の酒井高徳選手と
飯野七聖選手が新潟サポーターのもとへ
挨拶に来ました。
神戸が名古屋をかわして二位になっています。
下位の方では、最下位に沈むこともあったガンバが見事に復調。
こちらも注目の一戦となった柏と湘南の試合は、こちらも引き分け。
湘南はなかなか最下位を脱出できず、苦しい状況が続いています。
新潟としては何とか下位の集団に巻き込まれないように、
少しでも勝ち点を積み上げていきたいところです。
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