2023年7月15日(土)
2023明治安田生命J1リーグ 第21節
北海道コンサドーレ札幌 0 vs. 1 アルビレックス新潟
入場者数:7,591人(札幌厚別公園競技場)
7/12(水)、富山での天皇杯は雷雨による数度の中断を挟み、
延長前半終了時に3-2で新潟がリードしている状況で、
雷雨のため中断となる死闘でした。
選手たちが新潟にたどり着いたのは
翌朝午前4時くらいだったそうです。
それから体のケアを行って、
その翌日には札幌戦に向けて飛び立つという、
非常にタイトなスケジュールでの戦いとなっています。
今節は、アウェイで北海道コンサドーレ札幌との対戦です。
コンディション的には非常に難しいゲームですが、
チームを活気づける一勝が欲しい一戦です。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、デン選手、渡邊選手、新井選手。
ボランチは高選手、星選手。
サイドハーフは、右に松田選手、左に小見選手。
フォワードは鈴木選手と三戸選手です。
リーグ最高峰の攻撃力を誇る札幌。
開始早々の失点が多い新潟は、
いつも以上に慎重な入りでゲームを進めます。
得点も多いが失点も多い札幌も、
前半は新潟の出方をうかがう感じで
お互いシュートも少ない流れとなります。
球際の競り合いやセカンドボールの回収はほぼ札幌の勝ち。
特に後半は新潟がほぼ自陣に押し込まれる展開で、
ほとんど札幌がボールを保持する展開となります。
それでも小島選手を中心に守り抜き、
新潟は札幌に先制を許しません。
前半は0-0での折り返しとなりました。
後半、開始直後から前半に受けた負傷の影響もあってか
三戸選手に代えて太田選手を投入する新潟。
前半よりも札幌陣内に攻め上がることが多くなります。
そして後半8分、星選手のスルーパスを
ペナルティエリア脇で受けた藤原選手がクロス。
これを中央で鈴木選手が合わせて、
前半押し込まれていた新潟が先制に成功します!
優位に試合を進めたい新潟でしたが、
後半16分、新潟陣内へ相手選手の侵入を許すと
これを新井選手が後ろから倒してしまい、
これがVARの結果、DOGSOの判定で一発退場となります。
先制直後の退場ということで、名古屋戦を思い出す流れ。
あの時は、防戦一方となり3失点して敗れた新潟。
今節は、その反省を活かしてか
新井選手の退場後は4-3-2のようなシステムで、
前線でボールを保持する時間も作って
少しでも最終ラインの負担を減らそうとします。
それでも、やはり札幌が攻める時間帯が多く、
シュートも打たれることも多くなりますが、
小島選手を中心に守り抜きます。
右ウイングのような立ち位置で
途中投入された長谷川選手は
その推進力を抜群に生かし、
ボールを受けては前線へ突破して
たまらずに相手選手は後ろから倒してしまい、
イエローカードをもらってしまいます。
この流れを2回続けて引き起こし、
札幌に脅威を与える長谷川選手。
フォワードのような立ち位置で投入された秋山選手も、
最後まで相手を追いかけて簡単にボールを上げさせません。
苦しい時間が続きましたが、
全員で守り抜いてなんとかタイムアップ!
今節は0-1での勝利となりました。
先制した良い流れから一転、
新井選手の退場で苦しい状況となってしまった新潟。
反省すべき点もあるかもしれませんが、
それでも選手全員で同じ方向を目指して
戦い抜いて勝利を掴んだことには、選手たちの成長を感じます。
ぜひ、この流れを大切にして、
勝ち星を積み重ねていきましょう!
次節は8月5日(土)、
国立競技場で名古屋グランパスと対戦します。
名古屋主催ですが、新潟にとって初めての国立決戦。
ぜひ多くのサポーターに足を運んでもらって、
新潟の魅力あるサッカーと、
名古屋の強さがぶつかり合う試合を見届けてほしいと思います。
追記1)
退場となった新井選手は、自身が退場したあとは
試合を見ることもできなかったようです。
試合が終了し、勝利を掴めたあとに
ゆっくりとピッチに戻ってきた新井選手。
その眼は充血し、涙で溢れていました。
いつぞやのアウェイでの愛媛戦で、
途中出場の三戸選手が立て続けに
イエローカードを2枚もらって退場してしまうも、
チームは本間至恩選手の追加弾で勝利を掴むと、
ピッチには号泣している三戸選手が戻ってきました。
その後、千葉選手を中心とした輪の中で
宙に浮いた三戸選手。
今節も、千葉選手が中心となって
新井選手の胴上げが行われました。
勝利したからこそですが、
退場者が胴上げされる光景は、
なかなかみれるものではないでしょう。
私は、新潟のこの雰囲気が大好きです。
新井選手自身、色々と思うところはあると思いますが、
反省すべき点は反省しつつ、
これからもチームの勝利目指して
頑張ってほしいと思います。
追記2)
雷雨で中断となった富山との天皇杯は、
延長前半終了となったところから、
7月19日(水)から再び富山で再開されることとなりました。
ただ、7/19の富山の天候も荒れることが予想されています。
今節の札幌のピッチも、細かな雨が大量に降り注いでいました。
荒天の中での連戦が続きますが、
天皇杯が終わったら次のゲームまで少し時間があります。
選手やスタッフたちには、休めるときにしっかり休んで、
コンディションを少しでも上向きにしてほしいと思います。
神戸は鳥栖に逆転勝ちし、得失点差で首位となっています。
最下位の湘南は福岡相手に敗北し今節も勝ち点を獲得できず。
ガンバ、新潟、京都の「残留争いグループの一つ上」のグループが
いずれも勝利したのに対し、
横浜FC、柏、湘南はいずれも勝利を掴むことができず、
両グループの差が少し広がっています。
残り試合は少なくなっていきますが、
まだまだ最後までわかりません。
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