2024年10月5日(土)
2024明治安田J1リーグ 第33節
アルビレックス新潟 0 vs. 4 鹿島アントラーズ
入場者数:27, 552人(デンカビッグスワンスタジアム)
3連敗で臨むホームゲーム。
今節は鹿島アントラーズを迎えての一戦です。
複数失点での大敗が続き、
チーム状況は今季最悪といっていい状況の新潟。
鹿島も6試合連続で勝利がない状況ですが、
強敵であることに変わりはありません。
何とか現状を打破すべく、
ホームのサポーターに勝利を見せてほしいと思います。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは秋山選手、宮本選手。
サイドハーフは右に高木選手、左に小見選手。
ツートップは長倉選手と鈴木選手です。
ここ3試合、15分以内の失点が続いている新潟。
開始からギアをあげていきたいところですが、
今節も序盤から鹿島のプレスを前に
自陣での防戦一方の展開となってしまいます。
そして前半12分、ゴール前がスクランブル状態となり、
最後はオウンゴールで失点。
今節も開始早々に容易く先制点を献上します。
顔が下がる新潟に対して、引き続き猛攻をしかける鹿島。
前半15分、簡単に守備を崩されて追加点を献上する新潟。
2失点目のあと、選手たちが集まって
戦い方について意思統一を図ります。
しかし、チーム全体には
ディフェンスラインでボールを回しながら組み立てるのか、
ロングボール一発で背後やセカンドボールを狙うのか、
迷いが生じており全くボールを保持できません。
前半アディショナルタイムにはフリーキックから
鮮やかにデザインされた形で致命的な3点目を
与えてしまいます。
これには新潟のサポーターも感嘆してしまうほど。
前半終わって新潟のシュートは脅威の0本。
全く攻める姿勢を感じさせられないまま、
前半が終わってしまいました。
後半、散々な前半を見てもメンバーは変えずに臨む新潟。
当然のように前半と同じく押し込まれる展開が続き、
後半8分、4点目を奪われてしまいます。
ここでようやく選手交代に踏み切り、
千葉選手、小見選手、高木選手、鈴木選手に代えて
デン選手、谷口選手、太田選手、小野選手を投入。
すると0-4という状況もありますが
新潟が鹿島陣内でボールを保持できることが多くなり、
シュートも放てるようになります。
しかし、肝心のシュートは枠外ばかり。
相手キーパーとの1vs1の場面も決め切ることができず、
今日も数少ないチャンスをゴールにつなげることができません。
試合はそのまま、タイムアップ。
今節は0-4での敗戦となりました。
これでチームは4連敗。
その間、得点3に対して失点15と、守備の崩壊がとまりません。
もともとディフェンスラインからの
縦パスから攻撃を組み立てて得点を奪っていた新潟。
その縦パスが出口を失って出せなくなり、
自陣でボールを奪われてカウンターを受けることが多くなれば
このような展開になるのは必至です。
チームには「もっとロングボールを多用すべきではないか」と
意見が出るくらい、全体に迷いが生じてしまっています。
ロングボールに頼ることができるのは
そのために前線に屈強な選手を揃えたチームであって、
ポゼッションのために集めた選手を使って
今からロングボール主体のサッカーで戦うのは自殺行為でしょう。
とにかく、今まで積み重ねた勝ち点を信じて、
自分たちのサッカーを信じて戦い抜くのが何より重要だと思います。
次節は10月18日(金)、アウェイで横浜FMと対戦します。
その間、川崎とのルヴァンカップもあります。
この状況での川崎との戦いは非常に苦しい状況ですが、
カップ戦ということでリーグ戦とは切り分けて、
ここでカップ戦を戦えることをチャンスと考えて、
決勝へ進んでリーグ戦を立て直すきっかけとしてほしいと思います。
10月ですが、日差しはまだ強く暑い1日でした。
鹿島からも多くのサポーターが駆けつけました。
久しぶりに圧勝した鹿島でしたが、
翌日にまさかの監督電撃解任!
勝負の世界は厳しいです。
二位の神戸も京都との熱戦を制して、勝ち点差1で二位を保持。
三位の町田は川崎に完敗。前半戦の強さはなりを潜めています。
下位の方は、鳥栖はFC東京相手に後半先制点を奪うも
直後に追いつかれ、悔しい引き分け。
札幌はガンバに1点をリードして
後半アディショナルタイムを迎えるも見事にひっくり返され、
悔しい敗戦。
この中で、特に磐田vs広島、京都vs神戸、ガンバvs札幌は
お互いの熱意を感じる非常にスペクタクルな試合であり、
最後まで全く目が離せない展開で、
このような試合がサポーターを増やすものと思いました。
それに対して新潟は「情けない」の一言です。
同じような敗戦を繰り返していては、
いくら新潟のサポーターが温かいといっても
何も言わずに離れていくでしょう。
「残留できそうだからいいや」ではなく、
最後までサポーターを熱くさせる試合を見せてほしいと思います。
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