2025年11月8日(土)
2025明治安田J1リーグ 第36節
湘南ベルマーレ 5 vs. 2 アルビレックス新潟
入場者数:11,505人(レモンガススタジアム)
すでにJ2降格が決まっている新潟。
今節は、アウェイで同じくすでにJ2降格が決まっている
湘南ベルマーレと対戦します。
湘南はすでに山口監督が今年で代わることが決まっており、
すでに来季へ向けて動いています。
一方で、未だに来季の編成が何も決まっていない新潟。
来年、J1昇格を目指して戦うライバル相手に、
気持ちで優位に立つべく勝利を掴みたい一戦です。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは田代選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、ゲリア選手、舞行龍選手、堀米選手。
ボランチは白井選手、長谷川選手。
サイドハーフは、右に島村選手、左に奥村選手。
ツートップは高木選手と谷口選手です。
攻撃に圧力をかけて、前線から激しいプレスで
襲いかかる湘南。
これぞまさに「湘南スタイル」で、
攻撃的なサッカーは魅力的な反面で、
失点を多く重ねてしまい未勝利が続いています。
新潟はいつも通りこれを
ゴールキーパー含めた細かなパス回しで
掻い潜って前線へボールを運ぼうとしますが、
湘南のプレスを前にゴールキーパーからのパスが
そのまま相手に渡ることもあったりして、
相手陣内にボールを運べず自陣に押し込まれて
防戦一方の展開となります。
なんとか耐え凌いでいたものの改善策はなく、
先制点を与えてしまうのは時間の問題でした。
前半35分、新潟がチャンスを作り出して
相手ペナルティエリア内へクロスを送り、
これを奥村選手がヘッドで狙いますが
相手キーパーにキャッチされたところから
湘南のカウンターが発動。
湘南陣内に攻め込んでいる多くの新潟の選手の
切り替えが遅く、戻るスピードが遅いのを尻目に
湘南は前線へ素早くロングフィード。
これを唯一自陣に残っていたゲリア選手が
ヘディングでクリアしようとしますが、
まさかの空振り。
抜け出した湘南の選手は田代選手と1vs.1の状況となり、
これを冷静に沈められてついに先制点を献上します。
心が折れた新潟は、反撃にでることも叶わず、
その3分後の前半38分、
今度はサイドからのマイナスクロスから
あっさりと追加点を献上するという、お得意の形。
43分、慌てた入江監督はハーフタイムを待たずに
珍しく前半のうちに島村選手に代えて
モラエス選手を投入し、反撃体制を整えます。
前半は2-0での折り返しとなりました。
後半も、流れはそのまま。
湘南の圧力を前に新潟はなすすべなく、
後半7分、ペナルティエリア付近でフリーにしてしまい、
コントロールショットを決められて3点目。
後半12分、入江監督は3枚交代で
なんとか体制を整えようとしますが、
湘南の勢いを止めることはできません。
後半25分、奮闘虚しく4失点目。
心が折れた新潟はその2分後、後半27分にも
凄まじいミドルシュートを喰らって5失点目。
最後、情けのように後半40分にPKを獲得し、
これを長谷川選手が決めて1点。
そして後半アディショナルタイムには
モラエス選手の美しいコントロールカーブシュートが
ゴールに突き刺さり、2点を返します。
が、反撃もここまで。
今節は5-2での敗戦となりました。
降格が決まったもの同士の戦いは
それはそれで注目を浴びましたが、
蓋を開けてみれば湘南の圧勝。
チーム状況が如実に反映された結果と言えるでしょう。
新潟がこのままの体制で来季のJ2に臨むと、
あっという間にJ3、そしてJFLへ落ちてしまうような
未来しか見えません。
クラブ存続のためにも、
フロント含め全員が変わらなければ
いけない状況になっているのでしょう。
来季に向けても動きが遅い新潟。
今の状況で良いと思っているのかどうかはわかりませんが、
危機感は常に持っていてほしいと思います。
次節は11月30日(日)、ホームに柏レイソルを迎えます。
今季のホーム最終戦。
柏は逆転優勝が十分狙える位置にいますが、
次節に首位の鹿島が勝って柏が負けたら、
鹿島の優勝が決まってしまいます。
柏はモチベーション十分で向かってくるでしょう。
そんな柏相手に、失礼のないように
新潟もホームでサポーターに勝利を届けるという目標目指して
高いモチベーションで戦ってほしいと思います。
勝ち点差1のまま残り2節となりました。
次節は、鹿島はヴェルディと対戦し、柏は新潟と対戦します。
鹿島が勝利し、柏が負ければ、鹿島の優勝が決まります。
三位の神戸は優勝の可能性がなくなり、三連覇が完全に絶たれました。
下位の方では、横浜FMが京都に圧勝して3連勝達成。
一時は最下位に沈んでいた横浜FMですが、
やはり底力が違いました。今節で残留を決めました。
一方で、横浜FCは鹿島に逆転を許し、
今節でJ2降格が決まってしまいました。
最後まで粘っていた横浜FCですが、ここで力尽きました。
残り2節を残した状況で、降格クラブはすべて決定しました。
来季から秋春制へ移行するため、
春秋制としては最後となる今季のJリーグ。
最後までサポーターをワクワクさせるような試合を展開してほしいです。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。