2024年7月22日月曜日

2024明治安田J1リーグ 第24節

024年7月20日(土

2024明治安田J1リーグ 第24節

セレッソ大阪 1 vs.    2 アルビレックス新潟

入場者数:18, 468人(ヨドコウ桜スタジアム

J1リーグは、今節をもって約2週間の中断期間に入ります。
負傷者も続々と復帰しており、
実践を重ねることでコンディションも上がってきた新潟。
良い状態で中断期間に入るためにも、
残留争いから抜け出すためにも勝ち点3が必須の試合。
今節は、アウェイでセレッソ大阪と対戦します。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは阿部選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、デン選手、堀米選手。
ボランチは秋山選手、宮本選手。
サイドハーフは、右に松田選手、左に長谷川元希選手。
ツートップは長倉選手と小野選手です。
負傷者が続く中、ここまで離脱することなく
出場を続けていた小見選手が
負傷のためメンバーから外れました。

試合は序盤、セレッソに多くボールを保持されて、
なかなか自分たちのペースにできない時間が続きます。
それでも、焦れずに耐え凌ぐ新潟。
開始早々の失点が続いていた昨今のゲームですが、
今節は5分、15分、20分と、無失点の状況で
時計の針を進めていきます。
すると次第に新潟ペースとなり、
相手陣内へ攻め込む時間帯が多くなります。
そして前半36分、長倉選手の
素晴らしい左サイドの駆け上がりから
クロスを最後は松田選手がダイレクトで左足で流し込み、
新潟が先制点奪取に成功します。
松田選手は、これが嬉しいJ1での初ゴールです。
試合はそのまま、0-1での折り返しとなりました。

後半も出足が良い新潟。
後半2分、長谷川元希選手のクロスを
相手ゴール前で受けた長倉選手は、
相手選手が目の前にいる中、無理にシュートを打たずに
冷静な判断で近くの小野選手へラストパス。
これを小野選手がスライディングで流し込み、
後半開始早々に貴重な追加点を奪います。
その後もリードを2点に広げた新潟は
ボールをしっかり保持して、時計の針を進めながら
更なる追加点を奪いにいきます。
後半アディショナルタイムに入ると、
2点リードの油断からか、疲労の影響もあってか、
時間をしっかり稼ぐ、相手選手にしっかり寄せるという
一つ一つの細かなプレーが雑になってきた新潟。
アディショナルタイム、そんな隙を見逃されずに
セレッソのルーカス フェルナンデス選手に
ミドルシュートを叩き込まれてしまいます。
残り時間が少ないとはいえ、
セレッソを元気づける一撃は、
逆に新潟の選手たちを慌てさせることになります。
最後、少しバタバタした感じになりますが、
なんとかそのまま耐え切ってタイムアップ。
今節は1-2での勝利となりました。

勝利したとはいえ、最後の1失点が非常にもったいなく、
そして試合終了後の松橋監督の指摘通り、
「ああいう失点でどれだけ勝ち点を失ってきたか」というのは
まさにその通りかと思います。
試合終了のホイッスルが鳴るまで集中力を保つというのは、
言葉にすれば簡単ですが実践するのは難しく、
新潟というチームを見ていると
どうしても点差が開いたり試合終了が近くなってくると
全体的に緩んでしまう印象があります。
そして、J1のチームは必ずそこを狙ってきます。
今季、しっかり残留を掴むためには
もう1つも勝ち点は落とせません。
更なる高みを目指すためにも、
最後の最後まで戦い抜くことができる集団に
なってほしいと思います。

次節は8月7日(水)、ホームでジュビロ磐田と対戦します。
その次は8月12日(月・祝)にホームで
京都サンガF.C.との対戦となります。
残留争いのライバルとのホームでの直接対決であり、
いずれも勝ち点3が必須の連戦です。
まずは次の磐田戦でしっかり勝利を掴むべく、
準備を進めていきましょう。


2024明治安田J1リーグ順位表 (7月21日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1FC町田ゼルビア49241545371918
2ガンバ大阪44241356281810
3鹿島アントラーズ4424135639309
4ヴィッセル神戸42241266372116
5サンフレッチェ広島402410104432518
6セレッソ大阪3724910532266
7FC東京3624106835323
8アビスパ福岡352498723221
9東京ヴェルディ342481063236-4
10浦和レッズ332496939345
11横浜F・マリノス3224951037370
12名古屋グランパス312494112729-2
13柏レイソル29247893036-6
14川崎フロンターレ2824610835350
15アルビレックス新潟282477103237-5
16湘南ベルマーレ252467113438-4
17京都サンガF.C.252467112238-16
18ジュビロ磐田242466123040-10
19サガン鳥栖232472153144-13
20北海道コンサドーレ札幌152436152147-26
首位の町田は、監督交代直後の横浜FMに敗北。
ガンバは湘南に競り負た一方、鹿島はFC東京に勝利し、
ガンバと鹿島の2クラブが勝ち点差5で町田を追走しています。
下位の方は、札幌が浦和相手に4-3で勝利。
ガンバに勝利した湘南とあわせて京都も磐田に勝利し、
湘南、京都が降格圏から脱出。
逆に磐田と、広島に1-4で完敗した鳥栖が降格圏に沈んでいます。
14位の川崎から18位の磐田まで勝ち点差4。
新潟はここから抜け出すべく、中断明けの連戦が非常に重要です。

2024年7月16日火曜日

2024明治安田J1リーグ 第23節

 2024年7月13日(土

2024明治安田J1リーグ 第23節

FC東京 2 vs.    0 アルビレックス新潟

入場者数:57, 885人(国立競技場

今節は国立競技場でのFC東京のホームゲームとなりました。
集まった観客はなんと5万7,000人。
昨季の名古屋vs.新潟の観客数を超えて、
歴代一位の観客動員となったようです。
観客動員数ランキングに
多くの新潟戦が含まれているのは嬉しい限りですが、
実は新潟はまだ新国立では勝利したことがありません。
それどころか、1分3敗と大きく負けが先行しています。
今節も苦手のFC東京が相手の苦しい試合ですが、
新国立での新潟の初勝利が見たいところです。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは阿部選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、遠藤選手、デン選手、堀米選手。
ボランチは秋山選手、島田選手。
中盤は、右から小見選手、長谷川元希選手、谷口選手。
ワントップは長倉選手です。
舞行龍選手がイエローカード累積で出場停止。
早川選手が負傷との情報が入っています。

開始早々の失点から大量失点を喰らうという
非常に悪い流れがある新潟。
今節こそ集中して無失点の時間を長くしたいところですが、
前半6分、またしてもカウンターから
いとも容易くゴール前でシュートを許してしまい、
今節も開始早々に失点してしまいます。
その後は、新潟もFC東京も精彩を欠いて
お互いにまともなシュートシーンもなく、見どころなし。
前半のハイライトはFC東京のゴールシーンだけという
解説者に「見どころがほとんどなかった前半戦」と
言われてしまうような展開で、前半が終わってしまいました。
前半は0-1での折り返しとなりました。

後半、新潟は攻撃のギアをあげて攻め上がります。
FC東京陣内でボールを回すことも多くなり、
何度も決定的なシーンを演出しますが
シュートはいくら打てども枠外かキーパー正面に飛ぶばかり。
そして後半33分、FC東京にカウンターを許して再び失点。
FC東京は枠内シュート2本で2点と、
効率よくゴールを重ねます。
その後、なんとか1点でも返したい新潟ですが、
スローイン時に集中が切れたりと
気持ちの部分でも精彩を欠いて、
これではまともにサッカーをすることすらできません。
力なく、そのまま終了。
今節は0-2での敗戦となりました。

これで2連敗。
公式戦3試合で12失点と、守備の崩壊が止まりません。
そして攻撃も無得点と、攻守ともに噛み合わず、
降格圏も本格的に迫ってきました。

次節は7月20日(土)、アウェイでセレッソ大阪と対戦します。
厳しい相手とのアウェイゲームが続きますが、
意地でも勝ち点3を掴み取らねば、
いつ降格圏に沈むかわかりません。
尻に火が付いた新潟。
例年通り、ここからの奮起に期待しましょう。


2024明治安田J1リーグ順位表 (7月13日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1FC町田ゼルビア49231544361719
2ガンバ大阪44231355281711
3ヴィッセル神戸41231256341816
4鹿島アントラーズ4123125637298
5サンフレッチェ広島37239104392415
6セレッソ大阪3723910431247
7FC東京3623106734304
8アビスパ福岡352398623212
9浦和レッズ332396836306
10東京ヴェルディ312371063136-5
11名古屋グランパス302393112426-2
12横浜F・マリノス292385103536-1
13柏レイソル29237882833-5
14川崎フロンターレ252351083233-1
15アルビレックス新潟252367103036-6
16ジュビロ磐田242366112938-9
17サガン鳥栖232372143040-10
18湘南ベルマーレ222357113338-5
19京都サンガF.C.222357112037-17
20北海道コンサドーレ札幌122326151744-27
首位の町田はヴェルディに勝利。
これで3連勝で優勝に向けて独走状態です。
ガンバは鳥栖に勝利。鹿島は横浜FMに1-4で完敗して一歩後退。
神戸は札幌と引き分け、連覇が厳しくなってきました。
残留の方は、横浜FMは鹿島に大勝したものの
その後にキューウェル監督の退任が発表されました。
今季、J1リーグで初のシーズン中の監督解任です。
京都は浦和相手にしぶとく引き分けて勝ち点1を獲得。
湘南は同じ残留争いのライバルである磐田に5-0の圧勝。
川崎はセレッソ相手に先制するも追いつかれ、引き分け。
14位の川崎から19位の京都まで
勝ち点3の中に5クラブがひしめき合っています。
そして、その中で新潟ももがいています。
残留に向けて次々と補強に乗り出している
磐田、鳥栖、京都、札幌に対し、
ここまで目立った動きがない川崎、新潟、湘南。
夏の移籍はまだ始まったばかりですが、
今のメンバーでやるか、それとも新たなメンバーに賭けるか。
非常に難しい選択ですが、そこにクラブの命運がかかっています。

2024年7月8日月曜日

2024明治安田J1リーグ 第22節

024年7月6日(土

2024明治安田J1リーグ 第22節

アルビレックス新潟 3 vs.    4 サガン鳥栖

入場者数:23, 217人(デンカビッグスワンスタジアム


今月、唯一のホームゲーム。
今節はサガン鳥栖との一戦です。
残留争い真っ只中の鳥栖ですが、
前節は勝利して勢いづいています。
しかし、それは新潟にも言えること。
なんとしてもここで連勝を掴んで、波に乗っていきましょう。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは阿部選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、デン選手、堀米選手。
ボランチは秋山選手、島田選手。
中盤は、右から松田選手、長谷川元希選手、小見選手。
ワントップは谷口選手です。

序盤から、新潟は鳥栖のプレスを前に
なかなかボールを相手陣内へ運べない時間が続きます。
ボールを跳ね返しても、セカンドボールは
ことごとく鳥栖に拾われ、なかなか起点を作ることができません。
そして前半13分、鳥栖のコーナーキックから
阿部選手が正面のボールをファンブルしてしまい、
残念ながらボールはそのまま新潟ゴールに流れて、
悪い流れのうちに早々に先制点を奪われます。
しかし、前半17分、新潟はすぐさま同点に追いつきます。
左サイドを駆け上がった小見選手のクロスに、
谷口選手が頭で綺麗に合わせました。
これで勢いに乗りたいところでしたが、
攻撃を組み立てられない新潟はボールの失い方も悪く、
切り替えも遅くカウンターを受け続けます。
そして前半32分、カウンターからいとも容易く失点。
前半は1-2での折り返しとなりました。

後半、盛り返すべくとにかく早く
同点に追いつきたいところですが、
今日はどうも出足が悪く、
中2日のアウェイ連戦が続く鳥栖よりも動きが悪い新潟。
後半6分、そして後半8分と、
寄せが甘く簡単にシュートを打たれ、立て続けに失点。
それでもサポーターはいつも以上に大きい歌声で
選手たちの背中を押します。
そして後半16分、コーナーキックを舞行龍選手が頭で押し込み、
2点差へ。
ここでようやく、選手交代に踏み切る松橋監督。
一気に4枚替えで、流れを変えにいきます。
交代で投入された高木選手、小野選手は起点となり、
ボールがよく動くようになります。
稲村選手は相変わらずの安定感で、
前線への素早いフィードからチャンスを作ります。
後半39分、鳥栖のゴール前がスクランブルとなり、
最後は藤原選手が押し込んでついに1点差。
円陣を組んで戦術を確認する鳥栖。
ここからは、新潟が圧倒的にボールを保持し、
意思を統一して守備に専念する鳥栖という構図となりました。
新潟は何度も鳥栖ゴール前へボールを運んで同点を狙いますが、
鳥栖の必死の守りを前になかなかゴールを奪えず。
後半アディショナルタイムには
古巣戦となる小野選手が決定的な
ヘディングシュートを放ちますが、
むなしくもゴール枠外へ。
今節は3-4での敗戦となりました。

またしても連勝を逃し、
そして逆に残留争いのライバルである鳥栖に
連勝を許してしまいました。
負傷者が次々と帰ってくる良いサイクルにはなっていますが、
それをどのように勝ち点につなげていくかが重要です。

次節は7月13日(土)、国立競技場でFC東京と対戦します。
ホームで勝てないのならば、アウェイで勝つしかありません。
7月10日(水)にはアウェイでの長崎との天皇杯も控えており、
ここからまた連戦が続きます。
6月と同様に、全員戦力で乗り切っていきましょう。

たまにはWスタンドから。
テレビで見ているような感覚です。

2階席にいると、サポーターの歌声が反響して
地鳴りのように聞こえます。

アウェイの連戦でも、
鳥栖から多くのサポーターが新潟に来てくれました。


2024明治安田J1リーグ順位表 (7月7日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1FC町田ゼルビア46221444351718
2鹿島アントラーズ41221255362511
3ガンバ大阪4122125526179
4ヴィッセル神戸40221246331716
5セレッソ大阪362299430237
6アビスパ福岡352298523203
7サンフレッチェ広島34228104382414
8FC東京332296732302
9浦和レッズ322295836306
10東京ヴェルディ312271053135-4
11柏レイソル29227872731-4
12名古屋グランパス272283112225-3
13横浜F・マリノス262275103135-4
14アルビレックス新潟25226793034-4
15川崎フロンターレ24225983132-1
16ジュビロ磐田242266102933-4
17サガン鳥栖232272133038-8
18京都サンガF.C.212256112037-17
19湘南ベルマーレ192247112838-10
20北海道コンサドーレ札幌112225151643-27
首位の町田は今節も名古屋に勝利し、優勝へ向けて一直線です。
鹿島は札幌に勝利、ガンバは横浜FMに勝利と、
この2チームも必死に町田に食らいついています。
神戸は広島との上位対決を制し、上位に踏みとどまりました。
下位の方では、湘南が浦和に勝てば京都も福岡に勝利。
川崎と磐田の対決は引き分けに終わり、
残留争いグループが拡大しつつあります。
そこには新潟も加わっています。
それでも、「札幌に負けていたら…」と思うと恐ろしいです。
一つ一つの勝利の積み重ねが、本当に重要です。