2025年10月4日(土)
2025明治安田J1リーグ 第33節
アルビレックス新潟 1 vs. 1 ファジアーノ岡山
J2降格決定がカウントダウンとなっている新潟。
今節は、ホームでファジアーノ岡山と対戦します。
岡山には新潟を離れた田上選手、宮本選手が在籍しており、
J1初挑戦の岡山はここまで奮闘し
今季でのJ1残留に大きく近づいている状況にいます。
J2でしのぎを削っていた身としては悔しさで一杯ですが、
思えばJ2時代から岡山には
なかなか勝利することはできませんでした。
今節こそこの苦手な岡山相手に勝利を掴み取って、
少しでも残留確定を先延ばしにしたいところです。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは田代選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、早川選手、堀米選手。
ボランチは白井選手、新井選手。
サイドハーフは、右に島村選手、左に奥村選手。
ツートップは長谷川選手と小野選手です。
試合はお互い決定機を作り出せない中、
前半24分、動きました。
新潟側のゴールラインを割ろうかというボールを
新井選手が見送ると、
すかさず岡山の選手がそれをカットして中央へクロス。
舞行龍選手のカバーも間に合わずこれを決められて、
集中力を欠いていたとしか思えないようなプレーで
堅守の岡山相手に痛恨の先制点を献上します。
前半は0-1での折り返しとなりました。
後半、攻め続ける新潟ですが
なかなか得点の匂いを感じさせるプレーを
見せることができません。
それでも後半22分、
相手のペナルティエリア内深くから
奥村選手がクロスをあげると、
これを白井選手が蹴り込んで同点に追いつきます。
喜びを爆発させる入江監督。
しかし、新潟が狙うのは勝ち点1ではないはずです。
その後も攻め続ける新潟ですが、
アタッキングサードでのアイデア不足、
決定力不足はなかなかすぐ解決する問題ではありません。
今日も最後まで決め切ることができず、
それでもなんとか最後まで耐え切って終了。
今節は1-1での引き分けでした。
決して万全の状態ではなかった岡山に対して
軽いプレーで先制を許し、
なんとか同点に追いつくも
その後はゴールを脅かすことができなかった新潟。
残留を争うクラブがいずれも敗戦となったことで
降格決定は先延ばしになりましたが、
いつまでも延命できるわけではありません。
そして、ホーム戦はここまでわずか2勝。
6月15日を最後に、
また3ヶ月以上勝利から遠ざかる日々が続いています。
今節、観客数はついに2万人を割りました。
しかし、それでも2万人近いサポーターが
駆けつけてくれているということを
当たり前と思ってはいけません。
J1で上位にいながら、
新潟ほどサポーターが集まらず
集客に苦戦しているクラブもあります。
中野社長・寺川強化部長・入江監督らは
それを十分に心に刻んで、
最後まで戦い続けてほしいと思います。
次節は10月18日(土)、
アウェイで東京ヴェルディと対戦します。
残り5試合。
プロとして、見に来てくれる人がいる限り、
最後まで戦い続けましょう。
2025明治安田J1リーグ順位表 (10月5日終了時点) |
順位 | チーム | 勝点 | 試合 | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 | 得失 |
1 | 鹿島アントラーズ | 65 | 33 | 20 | 5 | 8 | 52 | 28 | 24 |
2 | 京都サンガF.C. | 60 | 33 | 17 | 9 | 7 | 57 | 35 | 22 |
3 | 柏レイソル | 60 | 33 | 16 | 12 | 5 | 48 | 33 | 15 |
4 | ヴィッセル神戸 | 60 | 33 | 18 | 6 | 9 | 43 | 28 | 15 |
5 | サンフレッチェ広島 | 58 | 33 | 17 | 7 | 9 | 39 | 23 | 16 |
6 | FC町田ゼルビア | 55 | 33 | 16 | 7 | 10 | 49 | 35 | 14 |
7 | 川崎フロンターレ | 53 | 33 | 14 | 11 | 8 | 60 | 45 | 15 |
8 | 浦和レッズ | 52 | 33 | 14 | 10 | 9 | 40 | 32 | 8 |
9 | ガンバ大阪 | 50 | 33 | 15 | 5 | 13 | 46 | 47 | -1 |
10 | セレッソ大阪 | 43 | 33 | 11 | 10 | 12 | 50 | 49 | 1 |
11 | 清水エスパルス | 41 | 33 | 10 | 11 | 12 | 35 | 39 | -4 |
12 | ファジアーノ岡山 | 41 | 33 | 11 | 8 | 14 | 29 | 35 | -6 |
13 | FC東京 | 41 | 33 | 11 | 8 | 14 | 36 | 46 | -10 |
14 | アビスパ福岡 | 40 | 33 | 10 | 10 | 13 | 32 | 37 | -5 |
15 | 名古屋グランパス | 39 | 33 | 10 | 9 | 14 | 40 | 48 | -8 |
16 | 東京ヴェルディ | 39 | 33 | 10 | 9 | 14 | 21 | 35 | -14 |
17 | 横浜F・マリノス | 31 | 33 | 8 | 7 | 18 | 32 | 44 | -12 |
18 | 横浜FC | 31 | 33 | 8 | 7 | 18 | 21 | 37 | -16 |
19 | 湘南ベルマーレ | 25 | 33 | 6 | 7 | 20 | 28 | 57 | -29 |
20 | アルビレックス新潟 | 22 | 33 | 4 | 10 | 19 | 30 | 55 | -25 |
首位の鹿島はガンバ相手に激戦の上、スコアレスドロー。追いかける京都は川崎相手に手痛い引き分け。
柏は残留に向けて死力を振り絞る横浜FM相手に勝利。
三連覇を狙う神戸は浦和相手に痛すぎる敗北。
優勝争いは鹿島が大きくリードしていますが、
まだまだ最後までわかりません。
下位の方は、横浜FM、横浜FC、湘南がいずれも敗戦した中、
最下位の新潟が辛くも勝ち点1を獲得。
しかし、今の新潟にとって勝ち点1はまさに「焼け石に水」です。
横浜FMと横浜FCのデッドヒートは、最後まで続きそうです。