2018年8月27日月曜日

2018明治安田生命J2リーグ 第30節

2018年8月26日(日)
2018明治安田生命J2リーグ 第30節
アルビレックス新潟 0 vs.    3 アビスパ福岡

入場者数:10463人

本日は、ホームにアビスパ福岡を迎えての一戦です。
天気は、曇り。
時々、霧雨のような雨が降り注ぎます。

先日、新潟は片渕浩一郎前ヘッドコーチが
新監督に就任することを発表しました。
今の新潟を引き受けてくれる監督は
いなかった模様です。
片渕監督も、非常に苦しんでいると思います。
本日は、急遽試合開始前に片渕監督から
サポーターへのメッセージがありました。
最後に大声で、「残留しましょう!!」と叫びましたが、
拍手はまばら。
多くのサポーターが心の中に
もやもやしたものを抱いている状況と推測されます。

→片渕監督は、「残留しましょう!!!」ではなく、
「万歳しようぜ!!!」と叫んだみたいです。
うまく聞き取れず、誤った記載をしてしまいました。
お詫びして、訂正いたします。 2018.10.8 追記

新潟は、残留の切り札として大宮から
カウエ選手を期限付き移籍で獲得しました。
カウエ選手はボール奪取と足元の技術に優れた
ボランチを主戦場とする選手で、
「レオシルバ選手と似た選手」と評価されています。
カウエ選手のチームへの貢献度が、
残留に向けて大きなポイントになりそうです。

本日の新潟のメンバーは、
ゴールキーパーはアレックス・ムラーリャ選手。
センターバックは、ソン・ジュフン選手と富澤選手。
サイドバックは、右に川口尚紀選手、左に安田選手が入りました。
川口選手は今季リーグ戦初スタメン、
安田選手は久しぶりのスタメン復帰です。
ボランチに、戸嶋選手と新戦力のカウエ選手が入りました。
梶山選手とカウエ選手が組む予定だったようですが、
どうやら何かトラブルがあったようです。
梶山選手はベンチからも名前が外れました。
サイドハーフは、左に渡邉新太選手、右に渡邊凌麿選手。
前線は、矢野選手と田中達也選手のベテランコンビです。
片渕監督は、引き続き毎試合メンバーを入れ替えながら、
なんとかチームの形を作っていくようです。

最近、毎試合早い時間帯に先制点を許している新潟ですが、
本日も前半早々に失点する展開となりました。
これで、9試合連続での先制点献上です。
新潟は序盤から攻め続けますが、
いつも通り決定的なチャンスは訪れず、
ゴールを奪うことはできません。
前半のうちに福岡に追加点も奪われ、
試合は0-2で折り返しとなります。

内容からも、本日も無得点・複数失点での敗北が
近い状況です。
なんとか持ちこたえていた天気も、
ハーフタイムにはスコールのような激しい雨が
ビッグスワンのピッチを打ち付けて、
新潟の今のチーム状況を示しているような雰囲気です。

そんな激しい雨の中、
華麗に踊り応援する
アルビレックス・チアリーダーズの団員たち。
そして、ハーフタイム中も一切途絶えることなく
応援歌を歌い続けるNスタンドのサポーター。
選手たちは、応援を続けてくれる人たちに
少しでも報いるために、
後半は魅力的な試合を展開してほしいところです。

しかし、後半も同じような状況が続きます。
新潟はボールこそ保持するものの攻撃のアイデアに乏しく、
中途半端なクロスは相手にいとも簡単に跳ね返され、
危ないカウンターを受け続けます。
敵陣でボールを奪っても、決して前は向かず、
後ろにボールを渡してしまうため、
人数優位の状態で攻めることもできません。
今季の新潟は、「カウンターをしてはいけない」という規律が
チーム全体で統一されているのでしょうか。
良い位置でボールを奪っても、
チームとして前に行く姿勢がみられないため、
相手にとっては非常に守りやすい状況を作り出してしまっています。

後半は失点することなく耐えていた守備陣ですが、
後半ロスタイムについに3点目を献上することになりました。
そして、タイムアップ。
本日は0-3での敗戦となりました。
格上の福岡に、格の違いをまざまざと見せつけられる結果となりました。

これで、新潟は6連敗。
下位の熊本、讃岐も敗戦したため、
なんとか残留圏には残っていますが、
降格圏の熊本との勝ち点差は3。
得失点差からも、1試合でひっくり返されることが
可能な状況となりました。
熊本は、残留圏が近づいたことから
モチベーションを高めて
目の前の1試合・1試合により集中して臨んでいくことでしょう。
新潟は、チーム状況としては最悪な状況が続きますが、
どんな形でも勝利を掴みとり、連敗を脱出して、
粉々に打ち砕かれた自信を少しずつでも回復させて
立ち向かっていきたいところです。




Nスタンドには、まだ「残留」の垂れ幕は掲げられていません。


激しく降り注ぐ雨の中、サポーターは歌い続けます。


アルビレックス・チアリーダーズも踊り続けます。

アルビレックス新潟公式サイト 第30節

順位チーム勝点試合得失
1FC町田ゼルビア56291685493415
2松本山雅FC56301686432914
3横浜FC522914105453312
4大分トリニータ51301569503614
5アビスパ福岡49281477402713
6東京ヴェルディ493013107423111
7大宮アルディージャ483014610513813
8徳島ヴォルティス44301351236297
9ファジアーノ岡山44301281031283
10レノファ山口FC44291111751501
11水戸ホーリーホック42301261235323
12モンテディオ山形4129118103536-1
13栃木SC4130118113033-3
14ツエーゲン金沢39301091138371
15ヴァンフォーレ甲府38301081246388
16ジェフユナイテッド千葉3530105155159-8
17愛媛FC343097142539-14
18FC岐阜323095163644-8
19アルビレックス新潟293085173048-18
20京都サンガF.C.262975172642-16
21ロアッソ熊本263075183756-19
22カマタマーレ讃岐242966172351-28

今節終了時点で、FC町田ゼルビアが首位に立ちました。
町田は非常に魅力的なサッカーで多くの人を魅了していますが、
J1ライセンスを持っていないため、
たとえ自動昇格圏に入ってもJ1に昇格することはできません。
そんな状況でも、目の前の試合に集中して
一つでも上の順位を目指していく姿勢には脱帽します。

2018年8月19日日曜日

2018明治安田生命J2リーグ 第29節

2018年8月18日(土)
2018明治安田生命J2リーグ 第29節
大宮アルディージャ 2 vs.    1 アルビレックス新潟

入場者数:11260人(NACK5スタジアム大宮)

本日は、アウェイで大宮アルディージャとの対戦となりました。
大宮は、一時は奮わない時期があったものの、
J2得点ランキングトップの大前選手の活躍等もあって持ち直し、
十分に自動昇格枠を狙えるような状況となっています。

一方の新潟については、
鈴木前監督との契約解除となってから2試合目。
ただいま4連敗中で、ここ4試合で4得点13失点と
得点力不足そして大量失点と、
攻守が全く噛み合わない状態が続いています。

本日の新潟は、
システムはおなじみの4-4-2で変わりませんが、
メンバーを入れ替えてきました。
ゴールキーパーは大谷選手、
センターバックはソン・ジュフン選手と富澤選手が入りました。
富澤選手は怪我明けでの出場です。
サイドバックは、左に渡邊泰基選手、右に広瀬選手が入りました。
広瀬選手は、サイドバックは
「栃木のときに1試合やったとき以来」だそうです。
前節でPKを外し、直後に相手にPKを献上した安田選手は、
今節はベンチスタートとなりました。
ボランチには戸嶋選手と梶山選手が入りました。
梶山選手は加入後初スタメンとなります。
サイドハーフには、左に高木善朗選手、右に矢野選手が入りました。
矢野選手はサイドバックからフォワードまで
幅広くこなせるユーティリティープレイヤーなのですが、
サイドハーフでの出場は今季今節が初めてとなります。
前線のツートップは、河田選手と渡邉新太選手となりました。
右に矢野選手と広瀬選手を配置したのは、
大宮の攻撃のスイッチとなるマテウス選手を警戒してのことだと思います。

最近は大宮、新潟ともに開始早々に相手に先制点を許している状況なので、
本節はお互い相手に先制点を取られないように必死です。
開始序盤は新潟が大宮ゴール前でプレイする時間が続きますが、
なかなか決定的なチャンスを作るまでには至りません。
そんな中、ソン・ジュフン選手が自陣ゴール前で
大宮にフリーキックを与えてしまいます。
大宮には大前選手、マテウス選手と素晴らしいキッカーがおり、
更に新潟は前回の大宮との戦いで大前選手に見事なフリーキックを決められて、
これが決勝点となって敗北したため、
嫌な予感がよぎります。
そして、審判の笛が鳴り響くのとほぼ同時くらいに
マテウス選手が左足を鋭く振り抜きます。
ボールは驚異的なスピードで大谷選手の頭上を越えていき、
新潟のゴールに突き刺さりました。
またしても、フリーキックで大宮に先行される展開となりました。
新潟は8試合連続での先制点献上です。
その後は圧倒的に新潟が攻め続ける時間帯となりますが、
大宮のゴール前での気迫のディフェンスもあって、
ゴールをこじ開けることはできません。
前半は1-0のまま終了となりました。

後半も、開始から新潟が圧力をかけ続ける展開が続きます。
しかし、やはりパスやシュートの精度、連携面、
そして攻撃のアイデアが不足しており、
どうしてもゴールを奪うことができません。
そんな中、新潟のディフェンス陣の足が止まり、
集中力を欠いていたところを見逃さず、
大宮が一本のクロスから追加点をあげます。
選手交代しながら攻め続ける新潟ですが、
全くゴールの匂いを感じません。
その後、大宮に何度か決定機を与えてしまいますが、
大谷選手のビッグセーブ等でなんとかしのいでいきます。

本日も無得点・複数失点で終わるのか。
そんなサポーターの落胆を打ち砕いたのは、
やはり渡邉新太選手でした。
梶山選手の見事なキープからボールを受け取り、
中央に走り込んでシュート。
これが大宮のゴールに突き刺さり、
後半ロスタイム、ようやく新潟が1点をもぎ取りました。
ゴールをたたえつつも、時計を見て顔をしかめる片渕ヘッドコーチ。
それでも何度も手を叩いて選手を鼓舞し、
同点に追いつくべく圧力をかけますが、
反撃が遅すぎました。
試合はそのまま2-1で終了。
新潟は5連敗となりました。

下位の京都が今節も勝利し3連勝と波に乗っているため、
いよいよJ3降格圏が間近に迫ってきました。
残留のためには、勝ち点1を積み重ねていくことが必要です。
勝ち点1の差で最後に歓喜したり、涙したりするものということは
我々がよくわかっていることだと思います。
当然、毎試合必死で戦うのは当然のことですが、
上位陣との戦いや苦手なホーム戦ではなんとか勝ち点1を掴み取り、
残留争いのライバルチームには死に物狂いで勝ち点3を取りに行く。
そのような姿勢が望まれます。

次節は、8月26日(日)、ホームでアビスパ福岡と対戦します。
長いトンネルもいつかは終わりがきます。
無限に続くと思われる連敗地獄も、いつかは終わるでしょう。
今はその日がくることを信じて、
1試合1試合戦っていくしかありません。

今シーズンは何とかJ2残留を果たし、
来季に向けて準備を進めていけるよう、
引き続き強い気持ちで戦っていきましょう。

アルビレックス新潟公式サイト 第29節

順位チーム勝点試合得失
1松本山雅FC56291685422616
2FC町田ゼルビア53281585483414
3大分トリニータ51291568503515
4横浜FC492813105423210
5大宮アルディージャ472914510473413
6東京ヴェルディ462912107392910
7アビスパ福岡46271377372710
8レノファ山口FC43281110747461
9徳島ヴォルティス41281251134277
10ファジアーノ岡山4128118929263
11モンテディオ山形4028117103435-1
12水戸ホーリーホック39291161234322
13栃木SC3829108112933-4
14ヴァンフォーレ甲府37291071245378
15ツエーゲン金沢362999113637-1
16ジェフユナイテッド千葉3529105144956-7
17愛媛FC332996142438-14
18FC岐阜322995153643-7
19アルビレックス新潟292985163045-15
20ロアッソ熊本262975173755-18
21京都サンガF.C.252874172541-16
22カマタマーレ讃岐242866162349-26