2022年8月29日月曜日

2022明治安田生命J2リーグ 第33節

022年8月27日(土)

2022明治安田生命J2リーグ 第33節

いわてグルージャ盛岡 0 vs.    2 アルビレックス新潟

入場者数:2,476人(いわぎんスタジアム)

J2リーグも残り10節。
どうしても「あと何回勝ったら昇格できそうか」などと
星勘定してしまう状況ですが、
新潟の監督や選手の口からは
「引き続き目の前の最強の敵を倒していくだけ」という
心強い言葉が聞かれています。
先のことは考えず、目の前のことに集中していきましょう。
今節は、アウェイでいわてグルージャ盛岡と対戦します。
岩手は残留争い真っ只中で、連敗中でもあり
1つでも多くの勝ち点を得るために
死に物狂いで戦ってくるでしょう。
一方の新潟にとっては、昇格・優勝のために
引き続き勝ち点3が求められる重要な一戦です。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、デン選手、田上選手、堀米選手。
ボランチは秋山選手、島田選手。
中盤は、右から松田選手、高木選手、伊藤選手。
ワントップは谷口選手です。

試合は、戦前の予想通り、
新潟がボールを保持する時間が長くなる中で、
岩手はカウンターの隙を窺う展開となります。
最前線から圧力を強めて
襲いかかってくる岩手のプレスをうまくかわし、
また岩手陣内でボールを奪うなり素早く攻めて、
新潟は序盤から何本もシュートを放ちますが、
枠外に逸れるシュートも多くゴールネットを揺らせません。
そんな中で新潟のペナルティエリア付近でファールをとられ、
岩手に先制点のチャンスを与えてしまいますが、
このフリーキックはポストに当たってゴールとはならず。
前半の岩手のシュートをこの1本に抑えて、
ほぼ一方的に攻め続けた新潟ですが
前半のうちにゴールを奪うことはできず。
前半は0-0での折り返しとなりました。

ハーフタイムに気を引き締め直して迎える後半戦。
このようなゲームは後半開始早々に失点してしまうことが多く、
注意が必要な時間帯でしたが、
後半3分、岩手のカウンターから新潟のペナルティエリア内で
田上選手が相手選手を倒してしまい、PKを与えてしまいます。
絶体絶命のピンチでしたが、
これをなんと小島選手が横っ飛びでキャッチ。
すると、その勢いのまま逆に岩手陣内に攻め上がると、
後半5分、伊藤選手のペナルティエリア外から放った
シュートが綺麗な軌道を描いて岩手のゴールに突き刺さり、
新潟が先制に成功します。
その後もボールを保持しながら、追加点を狙う新潟。
後半16分、新潟はカウンターから
伊藤選手が自陣からボールを運ぶと、
これに連動して右から高木選手、
左から松田選手が猛然とスプリント。
伊藤選手は右の高木選手へのパスを選択し、
高木選手のスライディングシュートが
岩手のサイドネットに突き刺さり、
新潟が追加点を奪います。
その後、どんどんとボールを放り込んでくる岩手に
何度かシュートチャンスを与えますが、ゴールは許さず。
本日もクリーンシートで守り切りました。
今節は0-2での勝利となりました。

これで3連勝。
しかも3試合連続無失点であり、
強固な守備がチームを支えています。
この調子で最終盤を乗り切りましょう。

次節は9月3日(土)、ホームで大分トリニータと対戦します。
ホーム戦が多くなる終盤。
引き続き多くのサポーターの前で勝利を積み重ね、
最後に笑いたいと思います。

追記1)
声出し応援エリアが設置されるようになり、
全国各地でサポーターの声援が戻ってきています。
声出し応援エリアを設置するためには
全観客数上限を収容人数の半分にしなければいけない規則があり、
新潟は少しでも多くの観客に入ってもらいたいということもあり
声出し応援エリアの設置については慎重に検討していましたが、
9月10日の琉球戦から
声出し応援エリアを設置することになりました。
選手からも、サポーターからの声援を受けたいという気持ちが
強かったようです。
なお、8/29現時点ですでに
9/10の声出し応援エリアのチケットは完売となっています。
拍手での応援もいいですが、
8/14のアウェイでの栃木戦でのサポーターの声援を聞くと、
やはり声での応援に勝るものはないなというのが正直な感想です。
終盤に向けてより過酷さが増してくるリーグ戦において、
ホームでサポーターの声援を受けて戦うことができるのは
新潟の選手にとって
非常に大きなアドバンテージになることでしょう。
引き続き、感染対策をしっかり行い、決められたルールの中で
チームの後押しをしていきたいと思います。

追記2)
新潟は、ホーム戦でもアウェイ戦でも勝利した際には
独自にマンオブザマッチとして
勝利に最も貢献した選手を選んで
その選手のスペシャルユニフォームを「神ユニ」として
期間限定で販売する、という企画があります。
どうしても得点者がクローズアップされがちなので、
前線や中盤の選手の神ユニが販売されることが多いですが、
8/14の栃木戦の際はセンターバックのデン選手が、
そして今節はゴールキーパーの小島選手が選ばれました。
8/14の栃木戦ではスタメンデビューとなったデン選手が
凄まじい活躍で久しぶりの無失点勝利をもたらしてくれましたし、
今節は小島選手のPKストップから先制点につながったので
文句なしの受賞ということでよいでしょう。
なお、小島選手の神ユニは販売直後に数秒で完売したそうです。
これからも、小島選手は多くの試合を無失点に抑えることで
新潟の勝利に貢献してくれることでしょう。


2022明治安田生命J2リーグ順位表 (8月28日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1横浜FC66331995513516
2アルビレックス新潟65331986593029
3ベガルタ仙台553316710624616
4ファジアーノ岡山543214126453213
5ロアッソ熊本51331312842384
6FC町田ゼルビア49331471244359
7大分トリニータ49331213847398
8V・ファーレン長崎47311381038335
9モンテディオ山形463112109453213
10ジェフユナイテッド千葉463312101135323
11徳島ヴォルティス4433820535269
12水戸ホーリーホック433211101138344
13ヴァンフォーレ甲府4233915940400
14東京ヴェルディ413210111148471
15栃木SC3832911122531-6
16ブラウブリッツ秋田363399152742-15
17ツエーゲン金沢363299143754-17
18レノファ山口FC353398163442-8
19大宮アルディージャ3132710153350-17
20ザスパクサツ群馬303386192441-17
21いわてグルージャ盛岡303386192859-31
22FC琉球2933611163756-19
首位の横浜FCは新潟と同じく三連勝で勝ち点を伸ばしています。
三位の仙台はここにきて三連敗。
四位の岡山が勝利を積み重ね、
消化試合数が1試合少ない中で仙台との勝ち点差を1としています。
下位の方は、岩手と琉球が依然として降格圏にいますが、
19位の大宮から22位の琉球までの勝ち点差はわずかに2。
昇格プレーオフ争いも含めて、
最終戦までどうなるか全くわかりません。

2022年8月22日月曜日

2022明治安田生命J2リーグ 第32節

022年8月20日(土)

2022明治安田生命J2リーグ 第32節

アルビレックス新潟 1 vs.    0 ロアッソ熊本

入場者数:14,141人(デンカビッグスワンスタジアム)

本日は、朝から雨が降り続く一日となりました。
朝晩はだいぶ冷え込みも強くなって、
秋が近づいているのを感じさせられます。
今節は、ホームでロアッソ熊本との対戦です。
熊本はアウェイ戦で圧倒的な勝率を誇っており、
新潟は熊本相手にホームで勝利したことがありません。
その苦手意識を払拭するためにも、
勝利が求められる一戦です。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、デン選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは高選手、星選手。
中盤は、右からシマブク選手、高木選手、小見選手。
ワントップは谷口選手です。
デン選手は前節に今季初スタメンでフル出場しましたが、
今節もスタメンとなりました。
千葉選手と谷口選手は久しぶりの出場です。

熊本はボールを上手く保持しながら
攻撃を組み立ててくるチーム。
新潟は、今季今までにないほどに
ボールを保持することができず、
熊本優勢の時間帯が続きます。
それでも、小島選手のセーブもあって何とか耐え凌ぐと、
前半18分、中盤でボールを奪うと素早く前線の谷口選手へ。
谷口選手は前進して相手選手を数人引きつけてから
左サイドへスルーパス。
これを走り込んできた小見選手がダイレクトで左足で流し込み、
押し込まれていた新潟が先制に成功します。
その後も一進一退の攻防が続きますが、
スコアは動かず。
前半は1-0での折り返しとなりました。

後半も流れは変わらず。
新潟は熊本の攻撃を防ぎながら追加点を狙いますが、
なかなか決定機を作り出すことができません。
降りしきる雨でぬかるんだピッチで戦い続けていたからか、
途中からは足をつる選手が続出し、
高選手に代えて秋山選手、千葉選手に代えて田上選手と
5人の交代枠をフル活用して総力戦で戦います。
新潟も熊本もボールを保持しながらも
お互い守備陣が粘り強いディフェンスで
シュートは打てない状況が多い展開となります。
最後まで1秒たりとも気が抜けない状況でしたが、
何とかそのまま踏ん張ってタイムアップ。
今節は1-0での勝利となりました。

強敵の熊本相手に、二ヶ月ぶりのホームでの勝利です。
J2リーグは残り10節。
ゴールが見えつつありますが、
引き続き目の前の試合での勝利のみを目指しましょう。

次節は8月27日(土)、アウェイで
いわてグルージャ盛岡と対戦します。
岩手はJ3降格圏で苦しむチームであり、
死に物狂いで1つでも多くの勝ち点を狙ってくるでしょう。
新潟は、引き続き勝ち点3が求められる試合です。
アウェイで厳しい戦いになることが予想されますが、
最後まで後押ししていきましょう。

追記1)
前節より出場が続いているデン選手ですが、
圧巻のパフォーマンスで新潟の守備陣を支えています。
その他の要因も大いに影響しているものと思いますが、
複数失点が続いていた新潟において、
デン選手が出場してから無失点が続いているのは事実です。
そして、今節は千葉選手も久しぶりの出場となりましたが、
千葉選手が不在の状況で失点を重ねていたのも事実です。
守備だけでなくビルドアップや前線へのロングフィードなど、
多くのタスクが求められるセンターバックですが、
この2人が復帰してきたのは本当に大きいと思います。
この2人に舞行龍選手、田上選手、早川選手も加わって、
豊富なセンターバック陣でリーグ戦を乗り切ってほしいと思います。


2022明治安田生命J2リーグ順位表 (8月21日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1横浜FC63321895503515
2アルビレックス新潟62321886573027
3ベガルタ仙台55321679624418
4ファジアーノ岡山513113126443212
5FC町田ゼルビア493214711443410
6ロアッソ熊本48321212841383
7V・ファーレン長崎47311381038335
8モンテディオ山形463112109453213
9大分トリニータ46311113746379
10ジェフユナイテッド千葉433211101133321
11東京ヴェルディ41301011948453
12ヴァンフォーレ甲府4132914938380
13水戸ホーリーホック39301091136342
14徳島ヴォルティス3831620532257
15栃木SC3832911122531-6
16ブラウブリッツ秋田363299142741-14
17レノファ山口FC353298153340-7
18ツエーゲン金沢353198143552-17
19大宮アルディージャ3132710153350-17
20ザスパクサツ群馬303286182440-16
21いわてグルージャ盛岡303286182857-29
22FC琉球2832610163756-19
首位の横浜FCも連勝して順調に勝ち点を積み上げています。
三位の仙台は前節の大宮に続いて今節も群馬相手に敗北し、
二位の新潟との勝ち点差が7に広がっています。
下位の方は、仙台に競り勝った群馬が降格圏を脱出。
岩手が降格圏に沈んでいます。
しかし、19位の大宮から22位の琉球まで勝ち点差は3。
一試合で降格圏のチームが入れ替わる可能性があります。
残り10試合。最後まで本当に分かりません。