2022年8月6日(土)
2022明治安田生命J2リーグ 第30節
アルビレックス新潟 2 vs. 2 徳島ヴォルティス
入場者数:15,094人(デンカビッグスワンスタジアム)
早朝や夕方になると虫の囁きが聞かれるようになりましたが、
まだ特に日中は厳しい暑さが続いています。
今節は、ホームで徳島ヴォルティスとの対戦です。
あれだけ連勝が続いていたホームで、
今度は未勝利が続いている新潟。
今節は子どもたちの夏休み中のホームで、
しっかり勝利を掴みたい一戦です。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、早川選手、堀米選手。
ボランチは高選手、星選手。
中盤は、右から松田選手、高木選手、伊藤選手。
ワントップは鈴木選手です。
試合は序盤、徳島は高い位置から激しいプレスをかけて
ボールを奪いにきます。
新潟はそれをうまくかわして前線に運びますが、
ラストパスがずれて
なかなかシュートまで結びつけることができません。
いつもは4バックの徳島ですが、
今節は5バック気味+高選手へのマンマーク戦術で
新潟の中盤のスペースを消してきました。
新潟は中盤でボールを失うことも多く、
前半17分、徳島のカウンターを受けて
あっさりと先制点を与えてしまいます。
その後も徳島の固い守備を攻めあぐねる新潟。
ボールをロストしてはカウンターを受ける展開です。
前半はそのまま、0-1での折り返しとなりました。
後半も流れは大きく変わらず。
ボールを保持しながら
シュートまで結びつけられない時間帯が続くと、
後半13分、新潟の左サイドを突破され、
クロスをヘディングで押し込まれて追加点を許します。
もう攻めるしかない新潟。
小見選手、シマブク選手を投入して、反撃に出ます。
すると後半33分、高木選手のフリーキックを
藤原選手が頭で合わせて1点を返します。
リードが1点になった徳島は、
疲労もあってか自陣で足が止まるようになり、
新潟が徳島陣内で一方的に攻め立てる展開となります。
そして後半40分、途中出場の秋山選手のクロスを
中央に走り込んだ堀米選手が
豪快に頭でゴールネットに突き刺して同点に追いつきます。
当然のように同点で大きく喜ぶことはなく、逆転を狙う新潟。
新潟が徳島を自陣に押し込んで攻めるも、
徳島はボールを奪うや
すぐさま前線へボールを運んでカウンターに転じる展開で、
どちらが勝ち越してもおかしくない流れとなります。
疲れと焦りからか新潟の選手たちの守備は軽くなり、
簡単にスライディングしてはファールになってしまったり
かわされてピンチを招いてしまったりします。
最後までお互いの執念がぶつかりあう状況の中、
どちらも相手にゴールを許さず。
試合は2-2のドローで痛み分けとなりました。
これで3試合勝利から遠ざかっている新潟。
あれだけ流動的だったスタメンも
選手の負傷や移籍などもあって最近はほぼ固定され、
相手にとって研究しやすい状況で正念場を迎えています。
これを上回って、
また勝利を積み重ねられるようにならなければ、
J1に行くことも、J1で勝つこともできないでしょう。
昨季の二の轍を踏まないよう、
1試合1試合しっかり戦い続ける必要があります。
次節は8月14日(日)、アウェイで栃木SCと戦います。
次こそサポーターに勝利を届けることができるよう、
一層の奮起を期待しましょう。
追記1)
8月2日〜3日にかけて
新潟・山形を中心に非常に激しい大雨が襲い、
各地で冠水や土砂崩れなどの災害を引き起こしました。
新潟は、特に新潟市東区や村上市などで
甚大な被害を受けてしまいました。
土砂に家屋が潰され、
今でもいつまで続くかわからない
避難生活を続けている方もいらっしゃいます。
今節は、選手入場の際にはサポーターから
被災された方々へのメッセージの横断幕が掲げられたり、
試合後のインタビューにおける松橋監督の第一声は
被災された方々に対する言葉でした。
選手たちも、自分たちが勝利することで
少しでも勇気や元気を
与えることができればと奮起し、
勝利を届けられなかったことは残念ですが、
最後まで勝利を目指した姿は届いたのではないでしょうか。
1日も早く、皆様が安心して生活できる日が戻ることを
願っています。
チアリーダーズスクールのみなさんも
応援に駆けつけました。
徳島サポーターは数こそ少なかったですが、
新潟に負けずに最後まで選手を鼓舞していました。
三位の仙台は金沢に勝利して、
上位3チームの勝ち点差が2以内となっています。
下位の方では、横浜FC相手に貴重な勝利を掴んだ大宮が残留圏内へ。
群馬と琉球が降格圏に沈んでいます。
今季のリーグ戦も残り10試合とわずか。
自動昇格争いも残留争いも、
最終戦までもつれる展開となりそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。