2022年5月30日月曜日

2022明治安田生命J2リーグ 第19節

022年5月29日(日)

2022明治安田生命J2リーグ 第19節

アルビレックス新潟 3 vs.    0 モンテディオ山形

入場者数:19,008人(デンカビッグスワンスタジアム)

日差しは日に日に強くなり、
夏の訪れが近いことを感じさせる日々が続いています。
今節は、ホームにモンテディオ山形を迎えての一戦です。
J2リーグ発足時の「J2オリジナル10」の仲間であり、
共にJ1リーグも戦っていたこともあるクラブ同士の対戦。
昇格を狙うチーム同士の対戦であり、
今節も絶対勝利が求められる一戦です。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、田上選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは星選手、高選手。
中盤は、右から松田選手、高木選手、本間選手。
ワントップは鈴木選手です。

前節からの勢いそのままに、
開始直後からボールを保持して
優勢に攻撃を組み立てる新潟。
決定機を迎えつつもゴールが奪えない状況が続きましたが、
前半28分、本間選手のクロスを鈴木選手がヘディングシュート。
これはキーパーに弾かれますが、
そのこぼれ球を松田選手が押し込んで、
新潟が先制に成功します。
その後も攻撃の手を緩めず、攻め続ける新潟。
相手ゴールキーパーのビッグセーブの連発もあって
なかなか追加点を奪うことはできず。
前半は1-0での折り返しとなりました。

後半も勢いはそのまま。
ほとんど山形にボールを渡すことすら許さず、
新潟がテンポ良く山形ゴールに迫ります。
そして後半13分、本間選手が鈴木選手とのワンツーから
ペナルティエリア中央でシュートを放ち、
これがゴール隅に決まって待望の追加点を奪います。
その後も流れは変わらず、
山形を自陣に押し込んでほぼ一方的に攻め続ける新潟。
後半34分、伊藤選手のコーナーキックを
田上選手が頭で合わせてゴールに押し込み、3点目。
その後、山形のロングボールに対する処理が少し緩くなり、
山形にシュートチャンスを与えることも多くなりますが、
今節も最後まで無失点で守り切りました。
今節は3-0での勝利となりました。

これで今季初の3連勝。ホームではなんと9連勝です。
3-0での勝利が続いており、
まさにチームは好調の波に乗っています。
まもなく折り返しを迎えるJ2リーグ。
この勢いを保持して、勝ち点を積み上げていきましょう。

追記1)
コロナ禍による制限も少しずつ緩和されていることもあり、
また新潟の調子が良いこともあり、
少しずつ観客が戻ってきています。
今節は、1万9000人を超える観客が詰めかけました。
観客が多く集まるのはいいことですが、
スタジアムで食事を楽しめる店舗は
コロナ禍の影響で縮小化されたままであり、
結果として多くの観客が少ない飲食店の店舗に並ぶことになり、
大行列の発生や、売り切れが続出してしまいました。
グッズも用意していたものは売り切れたものが多く、
新規で来られたお客さんは
買いそびれてしまった方も多かったのではと思います。
なかなか人の流れを予測するのは難しいことですが、
今後、スタジアムでグルメやグッズ購入を楽しむためには、
店舗の拡充とグッズの増量は必須と思います。
せっかく戻ってきたお客さんを楽しませることができるように、
運営には引き続きできる限りの努力をしてほしいと思います。

追記2)
今節を最後に、
U-23アジアカップのために新潟を離れた三戸選手。
サポーターからも「三戸🇯🇵暴れてこい!」の横断幕が掲げられ、
三戸選手を送り出しました。
新潟でしっかり結果を出して代表の座を掴んだ三戸選手。
アジアの地で、暴れてもらいましょう!

追記3)
最近、ホームでの試合終了後の一つの楽しみになっているのが、
「勝利パフォーマンス」。
人間ボーリングが続いていましたが、
今節は高選手がコーナーフラッグを持ってきて、
何をするのかと思ってたら、「人間釣り」を始めました。
結局、最後は恐らく企画者である
千葉選手が一番目立つというのがお決まりですが、
サポーターが楽しめるイベントが増えて、嬉しい限りです。
パフォーマンス終了後は、
三戸選手がコーナーフラッグを返してくるように命じられ、
そのままサポーターに挨拶。
次はどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、
それも楽しみにしたいと思います。


天候にも恵まれ、今季一の観客が集まり、
どこも大混雑でした。

2万人近い観客の拍手は、
やはり迫力が違いました。

隣県でもあり、仲間意識が強い山形。
山形からも多くのサポーターが駆けつけました。

三戸選手に対する横断幕。
「三戸、暴れてこい!」

2022明治安田生命J2リーグ順位表 (5月29日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1ベガルタ仙台39191234362313
2アルビレックス新潟38191153331617
3横浜FC3819115330228
4FC町田ゼルビア291985623167
5ファジアーノ岡山291978421174
6ロアッソ熊本28197752527-2
7モンテディオ山形271876526197
8ツエーゲン金沢271976625232
9ヴァンフォーレ甲府261968523230
10ジェフユナイテッド千葉261975717170
11大分トリニータ251967624222
12V・ファーレン長崎251974819190
13ブラウブリッツ秋田25197481824-6
14東京ヴェルディ241966733330
15徳島ヴォルティス2319411420146
16水戸ホーリーホック22196492425-1
17ザスパクサツ群馬22196491822-4
18レノファ山口FC21195682122-1
19栃木SC21195681219-7
20大宮アルディージャ18194692031-11
21FC琉球151936102335-12
22いわてグルージャ盛岡141842121133-22
新潟と同じく、首位の仙台と三位の横浜FCも勝利して、
勝ち点差は変わりません。
下位の方では、大宮と琉球は引き分けで勝ち点1を加えています。
勝ち点1の差で泣いたり笑ったりすることもあるリーグ戦。
とにかく次の試合での勝ち点獲得に全力を注ぐのみです。

2022年5月26日木曜日

2022明治安田生命J2リーグ 第18節

022年5月25日(水)

2022明治安田生命J2リーグ 第18節

水戸ホーリーホック 0 vs.    3 アルビレックス新潟

入場者数:2,464人(デンカビッグスワンスタジアム)

先日の横浜FCとの激闘から中3日で迎える
平日ナイターのアウェイゲーム。
今節は、水戸ホーリーホックとの一戦です。
アウェイでの水戸戦は、昨季は4-0で敗北しており、
新潟にとっては雪辱戦です。
新型コロナウイルスの影響で離脱していたメンバーも
全員が全体練習に参加できるようになった新潟。
ここから更に上昇気流に乗れるように、
引き続きチーム一丸で戦い抜きましょう。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、早川選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは星選手、高選手。
中盤は、右から三戸選手、伊藤選手、小見選手。
ワントップは谷口選手です。

前節、開始直後に先制点をあげて
試合を有利に進めた新潟。
今節も開始からギアをあげて攻めたいところですが、
水戸のプレスも激しく、
自陣でのボールロストやパスミス、
そしてスリップも多発し、
何度も自陣でボールを奪われてはピンチを招きます。
相手のシュートがポストを
直撃するシーンもありましたが、
なんとか水戸の攻撃を防ぎ続けます。
そんな新潟に、前半32分にアクシデント。
高選手が相手選手との接触から立ち上がれなくなり、
そのまま吉田選手と交代となります。
今まで自陣からの攻撃の組み立てや
ボールの刈り取り役として、
中盤に君臨していた高選手。
大事な役割が19歳の吉田選手に
託されることになりましたが、
吉田選手はその持ち前のパスセンスを活かして
相手に奪われることなく上手にボールを散らし、
サポーターの不安を払拭させます。
前半はそのまま、耐え切って0-0での折り返しとなりました。

後半開始直後から、本間選手を投入して反撃に出る新潟。
水戸の選手も疲労からかさすがに前半ほどのプレスはかからず、
新潟が少ないタッチで水戸ゴールに迫るシーンが増えます。
そして後半8分、自陣で水戸のパスをカットした三戸選手は、
そのまま猛烈なスピードで水戸ゴールめがけてドリブル。
途中、「チラッ」と横に顔を向けて
並走する谷口選手を見てスピードを緩めると、
それを確認した相手選手も少しスピードを緩めます。
そのタイミングで、さらにスピードをあげた水戸選手は
自身の右足でシュート。
ニアを狙いすました強烈なシュートが
相手ゴールキーパーの手を弾いて吸い込まれ、
新潟が三戸選手の見事なプレーで先制に成功します。
その後も攻撃の手を緩めない新潟。
水戸のプレスを鮮やかなパス回しでかわして、
何度も水戸ゴールに迫ります。
そして後半22分、伊藤選手の浮き球のクロスを
ファーで本間選手が足であわせて2点目。
後半40分には、水戸選手のワンツーから
本間選手が左サイドから中央へカットインし、
いわゆる「至恩ゾーン」からシュート。
これが途中出場の鈴木選手の背中にあたって3点目。
水戸も攻勢を強めますが、
最後まで集中した守りで1点も許しません。
そして、タイムアップ。
今節は0-3での勝利となりました。

前節に引き続いて、3得点、そして無失点。
前節の舞行龍選手に続いて
今節も高選手の負傷交代となったことは心配ですが、
メンバーが変わっても十分に戦えることは証明しました。
あとは戻ってきたメンバーも再びコンディションをあげて、
より激しくなったスタメン争いを通じて
チーム力をあげていきましょう。

次節は5月29日(日)、
ホームでモンテディオ山形と戦います。
ここまで8連勝中のホームに、
9試合負けなしの山形を迎える一戦。
再び中3日で死闘を迎えることになりますが、
今の新潟なら誰が出ても勝利する力があると思います。
サポーターも精一杯、後押ししていきましょう。

追記1)
今節、先制点をあげた三戸選手。
先日のU-23代表合宿は追加招集という形での招集でしたが、
その合宿での活躍およびチームでの活躍が評価され、
U23アジアカップの代表に選出されました。
ここにきて結果を出し続けている三戸選手が抜けるのは
チームにとって痛手ですが、
代表に選ばれたことには本当に嬉しく思います。
昨季は途中出場から
退場してしまうこともあった三戸選手ですが、
今年は攻撃と守備の切り替えも早く、
今節の先制点はまさにその成長の証と言えると思います。
代表で躍動する三戸選手を見られるのが、今から楽しみです。

追記2)
古巣対戦となった伊藤選手。
前半は連携ミスなどからパスミスも目立ちましたが、
後半はドリブルで相手をかわしたり、
まさに攻撃の起点となっていました。
試合終了後には、松橋監督から名指しで
「涼太郎のクオリティーがゲームの様相をガラッと変えてくれた」と
褒めていました。
2点目のアシストとなったコーナーキックも、
高く上がったところから一気に落ちてくる、
素晴らしいボールでした。
しばらく高木選手はお休みしていましたが、
これからも伊藤選手と高木選手のスタメン争いが楽しみです。

追記3)
シーズン当初からボランチは高選手と島田選手しか出場せず、
ボランチが駒不足なのは新潟の弱点と揶揄されていました。
しかし、今節は高選手と交代した吉田選手が
持ち前のボールを奪われないパス回しで躍動し、
最近はボランチでの出場が続く星選手は
今節も前節に続いて何度も相手陣内に侵入して脅威となっていました。
そして、今節の終了間際には藤原選手がボランチの位置に入り、
吉田選手とダブルボランチを組みました。
タイプが同じ選手はおらず、
みなそれぞれが自身の特徴を活かして
ボランチというポジションで活躍しています。
これからも、松橋監督のもと誰が出ても勝利を目指せるサッカーが
展開できることを確信しています。


2022明治安田生命J2リーグ順位表 (5月25日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1ベガルタ仙台36181134342212
2アルビレックス新潟35181053301614
3横浜FC3518105329227
4ファジアーノ岡山281877421174
5モンテディオ山形2717764261610
6ロアッソ熊本27187652426-2
7FC町田ゼルビア261875621165
8ヴァンフォーレ甲府251867522220
9ブラウブリッツ秋田25187471822-4
10ツエーゲン金沢241866623221
11V・ファーレン長崎241873819190
12東京ヴェルディ231865732320
13ジェフユナイテッド千葉23186571516-1
14徳島ヴォルティス2218410417116
15大分トリニータ221857623221
16水戸ホーリーホック221864823230
17ザスパクサツ群馬22186481821-3
18レノファ山口FC211856721210
19栃木SC21185671117-6
20大宮アルディージャ17184591930-11
21FC琉球141835102032-12
22いわてグルージャ盛岡141742111031-21
首位の仙台は岡山相手に引き分け。
三位の横浜FCは岩手相手に勝利。
新潟と横浜FCの勝ち点は35で、首位の仙台とは1差です。
三位と四位の間は、また少し開きました。
下位の方では、琉球に勝利して降格圏を脱出した大宮ですが、
本日(5/26)、霜田監督の解任が発表されました。
琉球、岩手は依然として苦しい状況が続いていますが、
まだまだ最後までわかりません。
引き続き、目の前の試合の勝利を目指すのみ、です。