2019年6月24日月曜日

2019明治安田生命J2リーグ 第19節

2019年6月22日(土)
2019明治安田生命J2リーグ 第19節
ツエーゲン金沢 2 vs.    1 アルビレックス新潟

入場者数:8,410人(石川県西部緑地公園陸上競技場)

6月18日午後10時22分、山形県沖を震源とする地震が発生しました。
新潟では特に村上市で大きな被害を被ったほか、
その他の地域でも損害を受けました。
今節の対戦相手となる金沢のサポーターからも、
非常に温かい言葉をいただきました。
日本全国に言えることかもしれませんが、
新潟は自然災害を避けて生活することが難しい地域です。
被害にあわれた方は、
今でも辛い毎日を送られているかもしれませんが、
1日でも早く安心して過ごせる日がくることを願っています。

今節の新潟のメンバーは、前節と同じとなりました。
今季は、このメンバーを軸に戦っていくことになりそうです。

試合は序盤から新潟がボールを保持し、
金沢は硬い守備網を構築してそれに対処する、という
戦前の予想通りの展開となります。
組織で守る金沢に対し、新潟は効果的な攻撃を繰り出すことができません。
金沢は、攻撃においても柳下監督のもと
しっかりした組織作りが行われており、
サイドチェンジを繰り返して新潟の守備陣を翻弄し、
新潟のゴールへと襲いかかります。
前半はお互い得点を奪えず、0-0での折り返しとなりました。

後半5分、またしても新潟の悪癖である
「後半開始早々の失点」が生まれてしまいます。
金沢の先制点は、コーナーキックからでした。
同点に追いつきたい新潟は、
引き続きボールを保持して金沢ゴールに向かいますが、
武器となるのはフランシス選手の個人技くらいで、
組織での攻撃というのはほとんど見受けられません。
そんな中でも、左サイドを突破したレオナルド選手から
中央の高木選手へクロスが渡り、後半19分、
これを高木選手がきっちり決めて同点に追いつきます。
一気に今季初となる逆転を狙いたいところですが、
やはり新潟の悪癖である「得点直後の失点」が出てしまいました。
後半29分、右サイドからのクロスを中央であわせられ、
大谷選手の飛び出しも間に合わず、金沢に勝ち越しを許します。
その後も新潟は攻め続けますが、
金沢の硬い守備を崩すことはできません。
試合は1-2で終了しました。

2連勝と勢いに乗っていた新潟ですが、
やはり金沢のような組織での攻撃・守備ができるチームには
まだ勝つことは難しい、といった印象です。
試合結果は1-2でしたが、内容は完敗であったと思います。
フランシス選手の突破は非常に脅威であるとは思いますが、
相手からすればそこさえ抑えればよく、
新潟の右サイドは攻撃を封じられていました。
結果的に新潟は左サイドからの攻撃が多くなり、
得点シーンも左サイドからの攻撃であり、
それはよいことではありますが、吉永監督も
「やりたいことができたのは唯一、点をとった場面くらい」
と仰っていたように、金沢の分析力・組織力の勝利と思います。

メンバーを固定すると、連携が高まることは予想される反面、
相手に研究されることも当然多くなります。
今後は、新潟の攻撃に対策をしてきた相手に対して、
いかに対処していくかということが課題になってくるでしょう。
次節は6月29日(土)、アウェイで鹿児島ユナイテッドFCとの対戦となります。
次のホーム戦は7月6日(土)、大宮アルディージャと対戦します。
もうすぐ今季も折り返し地点となります。
引き続き、新潟の選手には一戦一戦を大事にして、
少しでも順位を上にあげていけるように、頑張ってほしいと思います。

6月22日(土)、2018シーズンに新潟に在籍していたターレス選手が
ブラジルで交通事故により逝去されたという一報が入りました。
ターレス選手は、新潟が久しぶりのJ2での戦いとなった昨年、
前線で体を張り、攻撃の起点となりました。
強靭なフィジカル、そこから放たれる強烈なシュート、
そしてその体格に合わない華麗な足さばきやスピードは、
対戦相手にとって脅威であったものと思います。
新潟では、次節の鹿児島ユナイテッドFC戦、
および次々節の大宮アルディージャ戦で
喪章を着用してプレーすることが発表されました。
大宮アルディージャ戦では、試合直前に黙祷を行います。
ターレス選手の新潟での活躍に敬意を払うとともに、
謹んで故人のご冥福をお祈りします。

アルビレックス新潟公式サイト 第19節

順位チーム勝点試合得失
1モンテディオ山形39191162241212
2大宮アルディージャ351998224159
3水戸ホーリーホック3419973201010
4ヴァンフォーレ甲府3319964311813
5京都サンガF.C.331996427189
6柏レイソル311987417125
7ツエーゲン金沢2919784241410
8V・ファーレン長崎281984726224
9ファジアーノ岡山281977523212
10徳島ヴォルティス271976621201
11FC琉球251967627270
12東京ヴェルディ25196762425-1
13アルビレックス新潟231965826242
14横浜FC23196582123-2
15ジェフユナイテッド千葉22195772028-8
16FC町田ゼルビア22195771826-8
17レノファ山口FC20195592731-4
18鹿児島ユナイテッドFC201962111822-4
19愛媛FC191954101623-7
20栃木SC17193881424-10
21アビスパ福岡171945101728-11
22FC岐阜121933131436-22

2019年6月17日月曜日

2019明治安田生命J2リーグ 第18節

2019年6月15日(土)
2019明治安田生命J2リーグ 第18節
アルビレックス新潟 2 vs.    0 栃木SC

入場者数:14,112人

新潟も梅雨入りし、
本日は風が強く吹き荒れて、
時々雨も激しく叩きつける一日となりました。
今節は、ホームで栃木SCと対戦します。
栃木SCとの昨年の成績は二戦二敗。
今節は、ホームでの勝利を掴み取り、
今季初の連勝を飾りたいところです。

今節の新潟のメンバーは、前節と同じとなりました。
今節もブラジル人4人がスタメンに名前を連ねました。

試合は序盤から新潟がボールを保持し、
攻める展開となります。
サイドから効果的な攻撃を繰り出しますが、
栃木の堅い守備網を崩すことができません。
一方、栃木にもこれといった決定機は生まれません。
前半は、ほぼ新潟が一方的に攻めながら、
0-0での折り返しとなりました。

圧倒的に攻めながら得点が入らない展開に、
スタジアムに不穏な空気が漂いますが、
後半7分、大きな潮目となる出来事が発生します。
すでに前半に1枚イエローカードをもらっていた
栃木の田代選手が2枚目のイエローカードをもらい、
退場処分となりました。
これで数的優位に立った新潟は更に攻撃の手を強めます。
そして、後半19分、ペナルティエリアに侵入した
堀米選手が栃木の選手に倒され、
新潟がPKを獲得します。
キッカーは、レオナルド選手。
ゆっくりとした助走から放ったシュートは
栃木のゴール隅に突き刺さり、
新潟が先制点を奪いました。
その後、10人の栃木もカウンターから
得点を狙いに来ますが、
新潟の守備陣が得点を許しません。
逆に、後半29分、レオナルド選手のシュートのこぼれ玉を
つめていたフランシス選手が押し込み、
新潟が追加点をもぎ取ります。
その後も、栃木に得点を許すことなく試合終了。
今節は2-0での勝利となりました。

これで新潟は二連勝。
無失点で終えたのは、久しぶりです(第12節以来)。
二連勝を達成できたのは、相手が岐阜と栃木という不調のチームで、
しかも今節は相手が退場者を出しただけだという意見もありますが、
下位チーム相手にしっかり勝利をあげることができたのも事実ですし、
相手選手が退場となったのも新潟が攻め続けたからです。
とはいえ、今の順位表を見ると、
上位のチームには一つも勝てていないのも事実です。
次節は、6月22日(土)、アウェイでツエーゲン金沢と対戦します。
次のホーム戦は、7月6日(土)、大宮アルディージャと対戦します。
ここから更に連勝を積み重ねていき、
一つでも順位を上げていけるようにしていってほしいです。

アルビレックス新潟公式サイト 第18節


今節より、新潟終了時はスタジアム照明を落として、
様々な色に発光するペンライト「プラネタスワン」で
スタジアムを彩る企画が行われました。


栃木からも多くのサポーターが駆けつけました。


スタジアムのモニターでは、初めての人にもわかるように
選手のチャント(応援歌)の歌詞が表示されています。
ぜひ、まだスタジアムに来たことがない方にも、
スタジアムにお越しいただき、雰囲気を味わってほしいです。

順位チーム勝点試合得失
1モンテディオ山形36181062221111
2大宮アルディージャ341897224159
3水戸ホーリーホック331896319910
4ヴァンフォーレ甲府3018864261610
5京都サンガF.C.301886425187
6V・ファーレン長崎281884625205
7柏レイソル281877415123
8ファジアーノ岡山271876522202
9ツエーゲン金沢261868422139
10FC琉球251867525223
11徳島ヴォルティス241866619190
12東京ヴェルディ24186662425-1
13アルビレックス新潟231865725223
14横浜FC22186482026-6
15ジェフユナイテッド千葉22185762026-6
16FC町田ゼルビア21185671725-8
17愛媛FC19185491621-5
18鹿児島ユナイテッドFC171852111622-6
19レノファ山口FC17184592331-8
20栃木SC17183871422-8
21アビスパ福岡17184591626-10
22FC岐阜121833121432-18