2021年3月29日月曜日

2021明治安田生命J2リーグ 第5節

021年3月27日(土)

2021明治安田生命J2リーグ 第5節

アルビレックス新潟 7 vs.    0 東京ヴェルディ

入場者数:10,968人(デンカビッグスワンスタジアム)

開幕4連勝で迎える3月のラストゲーム。
今節はホームで東京ヴェルディと対戦します。
何回も言われていることですが、
Jリーグの歴史の中で新潟はヴェルディに勝ったことが
一度もありません。
今節こそ、苦手意識を払拭する絶好のチャンス。
1万人が集まったスタジアムに、
歓喜の瞬間を届けてほしいところです。

今節の新潟のフォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは阿部選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは、高選手、島田選手。
中盤は、右からロメロ選手、高木選手、本間選手。
ワントップは、鈴木選手です。

試合は序盤、ヴェルディにボールを保持される展開となり、
今までの試合とは少し違う雰囲気となります。
しかし、新潟の選手たちは冷静にゲームを進めると、
前半17分、左サイド深くまで侵入した高木選手が放ったシュートが
相手選手にあたり、これがゴールに吸い込まれて
新潟が今節も早い時間帯での先制に成功します。
その後もパス回しを駆使するヴェルディですが、
新潟は激しいプレスと鋭い読みでパスコースを遮断。
ボールを奪っては素早い攻撃でヴェルディのゴールを襲います。
前半22分、堀米選手のクロスを高木選手が
ヘディングであわせて追加点。
圧倒的に試合を支配する新潟は、
ヴェルディにほとんどシュートすら打たせません。
前半は、2-0での折り返しとなりました。

後半、ヴェルディは今までの他チームと同様に
開始直後から猛然とプレスをかけて
新潟のボールを奪いにきます。
しかし、これを鮮やかなパス回しで切り抜けると、
新潟のゴールラッシュが始まります。
後半47分、本間選手のシュートは相手選手に当たるものの
ゴールネットに吸い込まれ、3点目。
後半52分、ペナルティエリア外でボールを拾った島田選手が
強烈なミドルシュートを叩き込み、4点目。
後半72分、自陣で後ろ向きにボールをもらった高木選手は
美しい反転からボールを素早く前線に運び、
ラストパスを受けた鈴木選手が落ち着いてシュートを決めて、
これが5点目。
後半82分、高木選手が相手ペナルティエリアで倒され、
PKを獲得。
これを自ら決めて、高木選手はハットトリック達成。
仕上げは後半ロスタイム、三戸選手の
左足の強烈なミドルシュートがゴールに突き刺さり、7点目。
最後まで攻め続けた新潟は、
ヴェルディに反撃を全く許さず、試合終了。
試合は7-0での大勝となりました。

苦手ヴェルディ相手に、今までのうっぷんをはらす大勝で、
これで開幕5連勝。
今の新潟は、手がつけられません。
とはいえ、まだ5試合が終わったばかり。
慢心せず、また次に来る試合に備えていきたいです。

次節は、アウェイでSC相模原と対戦します。
次のホーム戦は、4月17日(土)、ツエーゲン金沢と対戦します。
次節からアウェイでの連戦となりますが、
連勝を重ねてホームに戻ってきて欲しいと思います。

追記1)
今季絶好調の高木選手は、古巣相手にハットトリック達成。
これがプロ入りして初のハットトリックということです。
試合の流れを読む能力に長け、
ピッチ上で新潟の攻撃を指揮する高木選手。
ここまで5ゴール4アシストと、爆発的な攻撃力を発揮しています。
今季の得点王とアシスト王を同時に獲得することになっても
全く驚くことではない戦績です。
引き続き、怪我などには気をつけながら、
得点もアシストも積み重ねていってほしいと思います。

追記2)
圧倒的な攻撃力と守備力で今季のJ2リーグの首位に君臨する新潟。
5試合終わっての得失点差は+14。
J1リーグの絶対的王者である川崎フロンターレは
7試合で得失点差+15であり、
「新潟はJ2リーグの川崎フロンターレ」と褒め称える声もあります。
まだ5試合終わったところですが、
新潟が少しでも川崎のサッカーに近づけているのだとしたら
それは嬉しいことです。
今の新潟のサッカーが川崎相手にどの程度通用するのか…
見てみたい気がして、つい気が急いてしまいます。
まずは目の前の一戦一戦に集中あるのみ、です。

追記3)
また「ジンクスネタ」を一つ。
J2リーグにおいて5試合終わって全勝および得失点差+10以上のチームは、
過去すべてJ1へ昇格しているそうです。
よくまあこういうデータを、と毎回感心します。
サポーターとしては励みになるデータではありますが、
引き続き油断せず戦っていきましょう。

天候にも恵まれ、今季初の1万人超えとなりました。

試合終了後は、東京ヴェルディのサポーターから
選手たちスタッフへ厳しい声が飛んでいました。
コロナ禍でもあり自粛すべき行為ではありますが…
気持ちはわかります。


順位チーム勝点試合得失
1アルビレックス新潟15550017314
2FC琉球1555001037
3ツエーゲン金沢105311963
4ブラウブリッツ秋田105311633
4ヴァンフォーレ甲府105311633
6水戸ホーリーホック953021165
7ファジアーノ岡山85221312
8FC町田ゼルビア85221770
9京都サンガF.C.75212761
10大宮アルディージャ65203871
11ジュビロ磐田65203911-2
12栃木SC6520357-2
13モンテディオ山形55122550
14レノファ山口FC5512245-1
15ギラヴァンツ北九州5512268-2
16ジェフユナイテッド千葉5512246-2
17SC相模原5512235-2
18ザスパクサツ群馬4511338-5
19V・ファーレン長崎45113410-6
20東京ヴェルディ45113715-8
21松本山雅FC3503215-4
22愛媛FC2502338-5
新潟も琉球も開幕5連勝。デッドヒートが続きます。
J2リーグ初参戦となる秋田は今節も勝利。
東京ヴェルディと同じく、J1経験のある長崎や松本も苦しんでします。
一つうまくいかなくなると降格圏すら見えてきてしまう今季のJ2リーグ。
引き続き、目の前の試合にのみ集中して戦い抜きましょう。

2021年3月22日月曜日

2021明治安田生命J2リーグ 第4節

021年3月20日(土)

2021明治安田生命J2リーグ 第4節

アルビレックス新潟 3 vs.    1 ザスパクサツ群馬

入場者数:9,329人(デンカビッグスワンスタジアム)

3連勝で迎えたホームゲーム。
今日の新潟は、晴天に恵まれました。
今節は、ザスパクサツ群馬との対戦となります。
今日も多く集まったサポーターに、
勝利を届けてほしいと思います。

今節の新潟のフォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは阿部選手。
ディフェンスラインは、
右から藤原選手、舞行龍選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは、高選手、島田選手。
中盤は、右からロメロ選手、高木選手、本間選手。
ワントップは、鈴木選手です。

開始からボールを保持して攻撃を展開する新潟。
勢いそのままに、前半12分、
高木選手のクロスを鈴木選手がヘッド。
このこぼれ球をロメロ選手が押し込み、
今節も早い時間帯に先制に成功します。
その後も攻撃を緩めず、
前半19分、高木選手のクロスを
今度は鈴木選手が直接ヘッドで押し込み、
新潟が追加点を奪います。
その後も相手を押し込み、圧倒する新潟。
試合を決定づける3点目が欲しいところでしたが、
前節と同様、なかなか3点目を奪うことはできず。
守備面では、群馬にほとんど攻撃を許さず、
前半は2-0での折り返しとなりました。

後半、前半よりも前線からのプレスを強めて
ボールを奪いにくる新潟。
新潟の対戦相手がよく使ってくる戦法です。
いつもは後半にパスミスが多くなり、
ピンチを招くことが多くなる新潟ですが、
今節は後半も相手のプレスを綺麗に切り抜けて
決定的なシーンを演出し続けます。
しかし、なかなか3点目が奪えない新潟。
すると後半55分、相手の強いクロスが千葉選手に当たり、
これがそのままゴールに吸い込まれ、
新潟がオウンゴールで1点差に迫られます。
その後、攻勢を強めてくる群馬でしたが、
新潟の選手たちは落ち着いていました。
引き続き、ボールを支配して
群馬にほとんど攻撃の時間を与えません。
新潟がボールを保持して時計の針を進めていく中、
後半アディショナルタイム、
左サイド深くでボールを保持した堀米選手は
相手の隙をついて中央にグラウンダーのクロス。
中央では鈴木選手が待ち構えており、
鈴木選手はこれをダイレクトで打つと思うや
相手キーパーが飛びかかってくるのを見て
冷静にトラップしてキーパーが倒れるのを見てから
ボールをゴールに押し込みます。
試合を決定づける3点目。
そして、試合終了。
今節は3-1での勝利となりました。

これで開幕4連勝。
内容も相手を圧倒する時間帯も多く、この強さは本物です。
しかし、コントロールを失う時間がまだ多いのも現実。
また、決定機の数からすればまだ得点が少ない印象です。
勝ちながらこれらを修正していければ、
おのずと良い結果がついてくるのではないでしょうか。

次節もホームゲーム。
3月27日(土)、東京ヴェルディと対戦します。
新潟が今まで一度も勝利したことがないヴェルディ。
今回こそそのジンクスを破る絶好の機会です。
ぜひ、難敵を倒して開幕5連勝を達成しましょう。

追記1)
新潟の1点目はロメロ選手がこぼれ球を押し込む形でした。
アジリティに優れるロメロ選手は、
ボールのこぼれ球を押し込む形を得意としており、
何度もこれでゴールを奪っています。
今まで、こぼれ球を押し込む形がほとんどなかった新潟。
いつも綺麗なゴールばかりでなく、
このようなゴールを奪えれば得点はどんどん増えるでしょう。
こぼれ球につめる意識が強すぎて、
本間選手からの決定的なパスを決めきれなかったロメロ選手ですが、
今後もミドルシュートを打つなどロメロ選手の特徴を活かして
得点を量産してほしいと思います。

追記2)
今季、ここまで3失点。
そのうち2失点はオウンゴールであり、
残りの1失点はセットプレーで一瞬動きが止まってしまったもの。
守備網を崩された失点はなく、
崩されるようなシーンもほとんど見受けられません。
ここまでリーグ1位の得点力を誇っている新潟ですが、
この守備があってこその攻撃だと思います。
ここまで絶好調の高木選手も、
後ろが安定しているから自分が攻撃に専念できる、と
語っています。
今季も圧倒的な強さをみせている川崎フロンターレも、
安定した守備があるから爆発的な得点力が発揮できています。
新潟も一歩ずつ、確実にそんなサッカーに
近づいているのではないでしょうか。


天候にも恵まれ、ホーム開幕戦と
同じくらいの観客が集まりました。

群馬からも多くの方が訪れました。
やはり、ビジター席があると戦いの雰囲気がグッと高まります。

順位チーム勝点試合得失
1アルビレックス新潟1244001037
2FC琉球124400826
3ヴァンフォーレ甲府104310624
4ツエーゲン金沢74211752
5ブラウブリッツ秋田63201532
6水戸ホーリーホック64202862
7ジュビロ磐田6420289-1
8モンテディオ山形54121541
9ファジアーノ岡山54121211
10FC町田ゼルビア5412167-1
11ジェフユナイテッド千葉5412134-1
12SC相模原5412123-1
13京都サンガF.C.43111541
14東京ヴェルディ4411278-1
15V・ファーレン長崎4411246-2
16ザスパクサツ群馬4411236-3
17松本山雅FC3403112-1
18大宮アルディージャ3310235-2
19栃木SC3410336-3
20レノファ山口FC2402224-2
21ギラヴァンツ北九州2402248-4
22愛媛FC2402226-4
新潟と同様に、琉球も開幕4連勝。
得失点差で、新潟が首位をキープしています。
まだ気が早いと思いつつも、
琉球との得失点差を気にしてしまいます☺️
J3リーグから昇格してきた秋田は連勝。
同じく昇格組の相模原も初勝利を飾っています。
J2リーグには格上も格下も存在しません。
とにかく目の前の一戦一戦に集中して戦い抜いていくだけです。