2021年3月8日月曜日

2021明治安田生命J2リーグ 第2節

021年3月6日(土)

2021明治安田生命J2リーグ 第2節

アルビレックス新潟 1 vs.    0 V・ファーレン長崎

入場者数:9,442人(デンカビッグスワンスタジアム)

待ちに待った今季のホーム開幕戦。
今節は、ホームでV・ファーレン長崎と対戦します。
今季の初戦となった北九州とのアウェイゲームを
みごと勝利で飾った新潟。
今節はホーム初戦にしてJ1昇格候補の長崎が相手となりました。
どの試合も大事なのは間違いありませんが、
昇格を目指すためには絶対に落とせない一戦です。

今節の新潟のフォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは、阿部選手。
ディフェンスラインは、
右から藤原選手、舞行龍選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは、高選手、島田選手。
中盤は、右からロメロ選手、高木選手、本間選手。
ワントップは、鈴木選手です。

試合はお互いボールを保持しながら相手のプレスをかわし、
相手ゴールへと迫っていくスタイル。
そのため、特に中盤でのボール奪いは激しく、
ボールを奪った瞬間に素早い攻撃を展開します。
新潟は高選手、島田選手が相手のチャンスを潰し、
逆に新潟の攻撃へと移します。
一方、長崎もカイオセザール選手が門番のように立ちはだかって
新潟のチャンスをことごとく潰し、
秋野選手がバランスよくボールを展開。
両チームのボランチはチャンスとみるや
前線まで駆け上がって攻撃に参加し、
「中盤を制するチームが試合を制す」といった流れです。
お互い良い流れは作るもシュートを打つまでにはなかなか至らず。
新潟は、本間選手の個人技からシュートを放ちますが、
相手ゴールキーパーに上手く弾き出されてゴールにはならず。
前半は0-0での折り返しとなりました。

後半、開始直後から新潟が攻勢に出ます。
いつも後半開始時に相手に押し込まれてしまうのが課題だった新潟。
今節の後半は明らかに、新潟の方が押し込んでいます。
そして後半7分、左サイド深くでフリーキックを獲得した新潟。
これを高木選手が強烈なシュートを打ち込み、
鋭いボールは相手選手に当たって長崎のゴールに吸い込まれ、
新潟が先制点を奪うことに成功します。
その後も長崎を押し込み、追加点も時間の問題と思われた中、
後半12分、本間選手が本日2枚目のイエローカードを受けて退場となります。
1点リードしている中、1人少なくなった新潟は
残り30分以上を「とにかく守り切る」ことに意思統一します。
時間がなくなるにつれて、長崎の攻撃は早いうちに
新潟ゴール前にボールを放り込むことが多くなり、
千葉選手、舞行龍選手がヘディングで返し続けて時計の針を進めます。
前線の鈴木選手は最後まで走り続け、
相手選手にフリーでボールをあげることを許しません。
そして、試合はそのままタイムアップ。
虎の子の1点を守り切った新潟が、1-0での勝利となりました。

これで開幕2連勝。難敵の長崎に勝利し、チーム状態は最高潮です。
とはいえ、まだまだシーズンは始まったばかり。
引き続き、目の前の試合一つ一つに集中するのみ、です。

次節は3月13日(土)、アウェイでレノファ山口FCと対戦します。
次のホーム戦は、3月20日(土)、ザスパクサツ群馬と対戦します。
過酷だった昨季と違い、主に一週間に一試合のペースとなる今季。
しっかり体を休めて、次の試合に向かって行ってほしいと思います。

追記1)
新潟市出身、ユース出身の阿部選手は、これがビッグスワンデビュー。
幼い頃からスタンドで応援していたチームに入り、
今度は選手として応援される側になったことは
感慨深いところがあるでしょう。
ウイルス禍で観客が声を出せない中、
誰よりも声が響いていたのは阿部選手の声でした。
阿部選手の掛け声には、仲間を鼓舞する意味もあれば、
自分の緊張を柔らげる意味もあるのでしょう。
前節に続いて、安定した守りを見せてくれた阿部選手。
阿部選手の今後の活躍に期待です。
そして、控えのキーパーには同じく
新潟市出身、ユース出身の藤田選手がいます。
昨季はピッチに立つことができた藤田選手。
今は悔しい思いをしているとは思いますが、
昨季は阿部選手がピッチに立つことができませんでした。
二人で切磋琢磨して成長していってほしいと思います。

追記2)
新潟のホーム開幕戦勝利は、久しぶりだなと思っていたら
なんと12年ぶりとのことです。
前回のホーム開幕戦勝利は、J1時代の2009年。
2009年といえば、伝説となっている
大島選手、ペドロジュニオール選手、矢野選手の
強力な3トップが躍動し、また守備陣も安定した守備を誇り、
一時は首位に立つことができたシーズンです。
ACLも射程圏内でした。
夏にペドロ選手が去って失速し、
結局は8位で終えることになりましたが、
やはりホーム開幕戦勝利は
チームに勢いをもたらすのではないでしょうか。
否が応でも、今シーズンも期待せずにはいられません。


今節は9,000人を超えるサポーターが駆けつけました。
長崎からご来場いただいた長崎サポーター。
遠路遥々、ありがとうございました。

順位チーム勝点試合得失
1アルビレックス新潟62200514
2FC琉球62200312
3FC町田ゼルビア42110422
4モンテディオ山形42110312
4ヴァンフォーレ甲府42110312
6京都サンガF.C.42110202
7ザスパクサツ群馬42110211
8東京ヴェルディ32101321
9ファジアーノ岡山32101211
10水戸ホーリーホック32101330
11ブラウブリッツ秋田32101220
11ツエーゲン金沢32101220
11V・ファーレン長崎32101220
14大宮アルディージャ3210123-1
15ジェフユナイテッド千葉22020220
16松本山雅FC22020000
17レノファ山口FC1201112-1
18SC相模原1201102-2
19愛媛FC1201114-3
20ジュビロ磐田0200214-3
21栃木SC0200203-3
22ギラヴァンツ北九州0200226-4
2節が終わっても首位!気持ちのいいものです。
2節終わって2連勝しているのは、新潟と琉球のみ。
J2リーグ初参戦となる秋田は勝利、相模原は引き分け、
初のJ2リーグでの勝ち点を取得しています。
逆に、昇格候補とされた磐田は2連敗と苦しんでいます。
群雄割拠のJ2リーグ。
昇格も降格もまったく先を読むことはできず。
とにかく目の前の一戦一戦を大事にしていきましょう。

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