2024年3月18日月曜日

2024明治安田J1リーグ 第4節

024年3月16日(土)

2024明治安田J1リーグ 第4節

東京ヴェルディ 2 vs.    2 アルビレックス新潟

入場者数:17, 055人(味の素スタジアム

前節、ホーム開幕戦で辛くも勝利を掴み取り、
ここから勢いに乗りたい新潟。
今節は、アウェイで東京ヴェルディとの一戦です。
J2から悲願の昇格となった東京ヴェルディは、
終了間際にPKを献上してしまう試合が多く、
今季なかなか勝利を掴むことができず、
苦しんでいます。
ホームで今季初勝利を目指して
高いモチベーションで襲いかかってくることが予想されますが、
新潟も「てっぺん」目指して連勝が欲しいところ。
負けられない、絶対に勝たなければいけない試合です。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、デン選手、堀米選手。
ボランチは宮本選手、秋山選手。
中盤は、右から松田選手、高木選手、小見選手。
ワントップは谷口選手です。

お互いポゼッションサッカーを
真骨頂とするチーム同士の対決。
まずはどちらが優勢にボールを握れるかの
勝負になりますが、
新潟がなかなかリズムに乗れない中、
前半8分、宮本選手が新潟ペナルティエリア前で
ファールを犯してしまいます。
東京ヴェルディのフリーキッカーは
「左足のプレースキッカー」として
注目株であるパリ五輪世代の山田楓喜選手。
前節にフリーキックを直接沈めている山田選手の
左足には要注意でしたが、
山田選手の蹴ったボールは
見事に壁をすり抜けて外から入ってくる軌道を描き、
小島選手も手で触りますが弾き切ることはできず。
早い時間帯に先制を許します。
その後もヴェルディ優勢でゲームは進み、
小島選手との1対1となる状況も作り出されますが、
今日も新潟のゴール前には小島選手が立ち塞がり、
追加点は許しません。
なんとか前半のうちに追いつきたい新潟は、
前半32分、コーナーキックを獲得。
高木選手のキックはファーサイドで落ちるボールで、
これを谷口選手が高い打点で叩き落とすと
相手選手に当たりつつもボールはゴールに吸い込まれ、
新潟が同点に追いつきます。
その後、攻勢を強める新潟は勝ち越しを狙いますが、
ゴールを割ることはできず。
前半は1-1での折り返しとなりました。

後半、お互いに勝ち越しを狙うチーム同士の戦いは
より球際の競り合いが激しく、
ややオープンな展開となって
いずれもチャンスを演出できる状況になります。
攻撃に停滞感が漂う中、
後半22分、新潟は
太田選手、長谷川元希選手、長倉選手の3枚替えで
攻撃を活性化させます。
そして直後の後半24分、
小見選手が相手守備陣を追い回して
パスミスを誘発させると
ボールを回収した長倉選手が右足を一閃。
これがゴールに突き刺さり、
新潟が逆転に成功します。
その後、決定的な3点目を狙う新潟。
何度もそのチャンスは訪れますが、
なかなか仕留めることができません。
すると後半アディショナルタイム直前、
新潟陣内にあげられたクロスがファーサイドに流れ、
これを押し込まれて痛恨の同点弾を浴びます。
勝利を目指し続ける新潟は
アディショナルタイムに二度、
決定的なチャンスを作り出しますが、
最後の精度の問題でゴールを奪うことができず。
試合は2-2のドローとなりました。

早い時間帯に先制を許すも前半のうちに追いつき、
後半に逆転するという非常に良い流れでしたが、
勝ち切ることはできませんでした。
それは反省材料にしつつ、
逆転できたことはプラスに考えて、
また切り替えて戦っていきましょう。

次節は代表ウイークを挟んで3月30日(土)、
ホームに柏レイソルを迎えての一戦となります。
次節も多くのサポーターの後押しで、
「てっぺん」目指すチームを支えましょう。


2024明治安田J1リーグ順位表 (3月17日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1FC町田ゼルビア104310523
2サンフレッチェ広島84220716
3セレッソ大阪84220743
4鹿島アントラーズ74211633
5ガンバ大阪73210422
5ヴィッセル神戸74211422
7アルビレックス新潟74211541
8柏レイソル74211330
9横浜F・マリノス63201541
10FC東京54121761
11湘南ベルマーレ54121880
12浦和レッズ5412167-1
13アビスパ福岡5412134-1
14京都サンガF.C.4411256-1
15川崎フロンターレ3410379-2
16ジュビロ磐田3410369-3
17サガン鳥栖3410358-3
18名古屋グランパス3410325-3
19東京ヴェルディ2402257-2
20北海道コンサドーレ札幌1401317-6
J2からJ1に初昇格した町田が遂に首位に立ちました。
名古屋は好調の柏相手に今季初勝利。
一方、ヴェルディ、札幌は未だに勝利がありません。
そして、川崎はなんと今節でリーグ戦3連敗。
かつて絶対的なチャンピオンだった川崎も苦しんでいます。
J1リーグは過酷なリーグです。
どこがどこに勝つか等は全く予想できず、それが魅力の一つです。

2024年3月11日月曜日

2024明治安田J1リーグ 第3節

024年3月9日(土)

2024明治安田J1リーグ 第3節

アルビレックス新潟 1 vs.    0 名古屋グランパス

入場者数:22, 942人(デンカビッグスワンスタジアム

いよいよ新潟にも今季のJリーグがやってきました。
今節は待ちに待った新潟のホーム開幕戦。
名古屋グランパスを迎えての一戦となります。
名古屋は今季唯一の開幕2連敗&無得点のチームですが、
そのためよりこの一戦に賭けてきたところはあるでしょう。
上位を狙う新潟としては必勝が求められる試合です。

本日の新潟は非常に大気の状態が不安定であり、
強い風が吹き荒れて、
雪が激しく吹き荒ぶかと思っていたら
すぐ青空が広がって晴れ間が見えるといったような
移ろいやすい天候となりました。
(公式の天候では、「曇時々晴時々雪」という
なかなか見ない表示となっています。。)
試合開始時の気温は5.7℃。
選手やスタッフはもちろん、
サポーターも非常に苦しい中での観戦となりました。
それでも新潟の開幕戦を楽しみに、
2万人を超える人が集まりました。
選手たちも苦しいとは思いますが、
集まったサポーターのために
どちらも熱い戦いを繰り広げてほしいと思います。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、デン選手、堀米選手。
ボランチは宮本選手、秋山選手。
中盤は右から松田選手、高木選手、小見選手。
ワントップは小野裕二選手です。
新加入の宮本選手が開幕戦以来のスタメンということに加え、
同じく新加入の小野裕二選手がスタメンとなりました。
ベンチには新加入の長谷川元希選手もいます。

ポゼッションサッカーを主体とする新潟と、
カウンターを得意とする名古屋の対決。
自然の流れとして、新潟がボールを
保持する時間が長くなります。
名古屋は前線から激しくプレスをかけてくるというよりは
じっくり構えて取り所で一気に奪いにくるような印象で、
新潟はディフェンスラインでボールを回しつつ
出し所を探って縦パスを差し込んではチャンスを演出します。
名古屋陣内にはうまくボールを運びますが、
ゴール前を徹底して守る名古屋相手にシュートが打てない新潟。
いい流れを掴みつつもなかなかゴールが奪えない展開で、
だんだんと嫌な雰囲気が漂います。
名古屋はカウンターやセットプレーから1点を奪いにきますが、
新潟も得点は許しません。
前半は0-0での折り返しとなりました。

後半も流れはそのまま、
新潟がボールを保持して名古屋陣内に攻め込みますが、
決定機を作り出すまでには至りません。
一方、名古屋にボールを回収されても素早い切り替えで
すぐさまボールを奪い返し、名古屋に反撃の隙も与えません。
後半25分頃にはいつものように前線の選手を入れ替えて、
得点の糸口を探る新潟。
やはり名古屋の堅守を崩すのは難しいか…と思われた中、
後半33分、新加入の長谷川元希選手がやってくれました。
中央で秋山選手からボールを受けたら
一気に名古屋陣内へ侵入。
仲間の上がりを確認しつつ、いろんな選択肢がある中、
思い切り左足を振り切りました。
長谷川選手のシュートは相手選手に当たって、
程よい軌道でゴールキーパーの頭上を超えてゴールへと吸い込まれ、
終了間際に新潟がついに先制に成功しました。
その後、新潟ペナルティエリア内に長身選手を配置して
パワープレーに出る名古屋ですが、
これを完全にシャットアウトして試合終了。
今節は1-0での勝利となりました。

決めきれない中、新加入の長谷川元希選手の一振りで
勝ち点3を掴み取ることができました。
昨季に続いて、今季も
「ボールを保持しながら得点が奪えない」ような状況はあると思いますが、
その状況下を今節のように打開することができれば、
今季の新潟が目指す「てっぺん」が見えてくることでしょう。

次節は3月16日(土)、アウェイで東京ヴェルディと対戦します。
引き続き一試合一試合、勝利目指して突き進みましょう。

試合前に行われたエキシビジョンマッチでは、
サッカースクールのチームである
「アルビレックス新潟SS」の6年生が試合をしました。
中学校では全国的に部活廃止の流れがありますが、
まだ地域クラブが中学世代には完全に対応できておらず、
中学世代がどのようにサッカーを継続できるかは
一つの課題となっています。
「アルビレックス新潟SS」も6年生で卒団です。
子供たちに、どのようにスポーツを続けていける環境を提供できるかは
これからの社会の課題でしょう。

写真では晴れていますが、
このあと前も見えないような吹雪が襲います。。
今年は暖冬で雪も少なかった新潟ですが、
どうにも試合をする日は天候に恵まれないことが多いです。

名古屋からも多くのサポーターが訪れましたが、
新潟の寒さには驚かれたのではないでしょうか…。


2024明治安田J1リーグ順位表 (3月10日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1サンフレッチェ広島73210716
2柏レイソル73210312
2FC町田ゼルビア73210312
4ヴィッセル神戸63201422
5アルビレックス新潟63201321
6セレッソ大阪53120541
7アビスパ福岡53120211
8鹿島アントラーズ43111422
9ガンバ大阪42110211
10湘南ベルマーレ43111440
11京都サンガF.C.43111330
12浦和レッズ4311123-1
13横浜F・マリノス32101220
14川崎フロンターレ3310267-1
15サガン鳥栖3310256-1
16ジュビロ磐田3310257-2
17FC東京2302145-1
18東京ヴェルディ1301235-2
19北海道コンサドーレ札幌1301205-5
20名古屋グランパス0300305-5
町田と鹿島の注目試合は今季J1初挑戦の町田に軍配が上がりました。
柏も連勝で調子良いですが、得失点差で広島が首位になっています。
浦和は札幌相手に勝利し、今季初勝利となりました。
名古屋は開幕から3連敗。未だに無得点と苦しい状況です。
開幕から3連勝しているクラブもなければ、
開幕から3連続引き分けのクラブもありません。
この混戦から抜け出すクラブは、どこになるでしょうか。