2019明治安田生命J2リーグ 第16節
アルビレックス新潟 0 vs. 2 ヴァンフォーレ甲府
入場者数:12,018人
暑い日が続いたと思ったら、
朝晩は冷え込みが強いような、
そんな日々が続いています。
新潟はまだ梅雨入り前。
本格的な夏の訪れは、もう少し先になりそうです。
本日は、青空の中、
雲も適度に広がり、過ごしやすい日となりました。
今節は、ホームでヴァンフォーレ甲府と対戦します。
甲府は、新潟と共にJ1から降格してきたチームで、
今年は4位と自動昇格を狙える位置にいます。
今節の新潟のフォーメーションは4-2-3-1のままですが、
メンバーを前節から変更してきました。
ボランチにはカウエ選手と高木選手が入りました。
左サイドハーフを主戦場としてきた高木選手は、
ボランチとしては今季初出場となります。
トップ下にはレオナルド選手が入りました。
左サイドハーフに渡邉新太選手が入り、
ワントップは矢野選手です。
試合は、戦前の予想通り、
新潟がボールを保持しながら
カウンター攻撃を得意とする甲府が
隙を狙う展開となります。
前半12分、新潟のフリーキックが相手選手に弾かれ、
甲府は素早く新潟のゴールへと襲いかかります。
ボールは一旦外に出ますが、新潟の選手の帰陣が鈍く、
素早くボールをピッチに入れた甲府の攻撃に
ついていくことができず、
あっさりと甲府に先制点を与えます。
その後も、守りを固めてカウンターに備える甲府相手に、
全く有効な攻撃を繰り出すことができません。
必然的に、自陣でのボール回しや
ゴールキーパーへのバックパスが多くなり、
新潟のサポーターからはブーイングが浴びせられます。
前半はそのまま、0-1での折り返しとなりました。
後半も、新潟は早めの選手交代で攻撃を強めようとしますが、
展開は変わりません。
逆に、新潟のペナルティエリア内に
6人も新潟の選手がいる中で、
左サイドで1対2の状況を作り出されてしまい、
中央に流されたクロスを綺麗にあわされて、
追加点を献上してしまいます。
新潟の選手は全員ボールのゆくえを見ているだけで、
誰も甲府の選手の動きを見ていませんでした。
数的不利となったサイドでの攻防に
ヘルプに行く選手もおらず、
ただペナルティエリア内で傍観しているだけでした。
柳下監督時代、柳下監督が声を荒げて
「ゴールを決めるのは人なんだから、しっかり人につけ」
と言っていたことを思い出しました。
精神的にも苦しい2点のビハインドを背負った新潟は、
その後も甲府の守備を崩すことはできません。
何回か甲府のカウンターから決定的な場面を作り出されますが、
大谷選手のビッグセーブもあり3失点目は何とか防ぎました。
しかし、そのまま試合終了。
今節は0-2で、新潟の敗戦となりました。
またしてもホームで勝てなかったばかりか、
これでリーグ戦は4連敗です。
今季こそJ1復帰を本気で目指したはずですが、
J3降格圏とは勝ち点差3となり、
昨季と同様、J2の残留争いに巻き込まれてしまいました。
前のホーム戦である愛媛戦では試合終了後に
サポーターのブーイングが鳴り響きましたが、
本日はブーイングは起きず、まばらな拍手が起きただけでした。
試合結果も内容も完敗で、
カテゴリーの違う相手との戦いを見ているようでした。
サポーターも、格上相手の敗北は必然の結果ということで、
ブーイングを起こす気にもならなかった、ということだと思います。
4連敗というのは監督交代の声も出てくる状況であり、
最近ではJ1の浦和レッズがリーグ戦4連敗後、
監督交代を決断しました。
(ちなみに、浦和はこれで3季連続でのシーズン途中での
監督交代となります。新潟は今季で4季連続です。)
これについては、是永社長は広報を通して
「強化部に聞いてほしい」と伝えたそうです。
神田強化部長は、「監督交代したばかりなので、
今は静観するときかな、と思う。」と言っていたそうです。
J1復帰の期待を胸にシーズンが始まり、
一進一退を繰り返してなかなか連勝することができずに、
連敗地獄へと突入する流れは、昨季と全く同じ展開です。
昨季と違うのは、昨季は連敗後に監督交代となりましたが、
今季は監督交代後の連敗となっています。
監督は、交代したらチームが強くなるわけではなく、
今季J1で好調なFC東京、川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、
名古屋グランパス、鹿島アントラーズ、大分トリニータ、
北海道コンサドーレ札幌・・・
いずれも苦しい状況を乗り越えて、今があるチームばかりです。
「連敗したから監督交代」を繰り返すばかりでは、
J1復帰はおろか、J3降格を近づけるだけのような気がします。
「片渕監督の交代が正しかったか間違っていたか」の議論もありますが、
そうはいっても監督交代の舵を切ってしまったのだから、
今は吉永監督の戦術がチーム・選手に染み込むまで、
我慢しなければいけない期間なのかもしれません。
シーズン途中就任となった監督は、
キャンプもなく一週間に一回リーグ戦が行われる中で、
チームを立て直していかなければなりません。
J1復帰が昨季に続いて再び絶望的となった今季は、
吉永監督のもとチームの土台作りとJ2残留を目指し、
一試合一試合を戦っていくしかないのかもしれません。
次節は、6月8日(土)、アウェイでFC岐阜と対戦します。
次のホーム戦は、6月15日(土)、栃木SCと対戦します。
岐阜も栃木も今季は非常に苦しんでおり、
J2残留を果たすためには勝利が求められる連戦です。
悪い状況を変えるのは難しいとは思いますが、
チームには応援を続けてくれるサポーターに
恩返しとなる連勝を成し遂げてほしいと思います。
アルビレックス新潟公式サイト 第16節
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