2019明治安田生命J2リーグ 第15節
FC琉球 2 vs. 1 アルビレックス新潟
入場者数:5,107人
新潟県内はまだ梅雨入り前ではありますが、
夏を感じさせるような暑い日が続いております。
本日は、アウェイでFC琉球と対戦します。
FC琉球は今季J2初参戦となるものの、
一時は首位となる快進撃を見せています。
その原動力は、ホームでの圧倒的な強さ。
なんとFC琉球は今節まで28試合連続無敗を誇っています。
今日は、そんなFC琉球のホームでの試合。
連敗中の新潟は、意地を見せて欲しいところです。
今節の新潟のメンバーは、
ゴールキーパーは大谷選手。
ディフェンスラインは、
右から川口選手、新井選手、大武選手、渡邊泰基選手。
渡邊泰基選手は、久しぶりのスタメンとなりました。
ボランチは、加藤選手、カウエ選手。
右サイドハーフに渡邊凌麿選手が入り、
左サイドハーフに出場停止明けの高木選手が入りました。
トップ下は渡邉新太選手、
ワントップにはレオナルド選手に代わって矢野選手が入りました。
試合は序盤から琉球が組織立った攻撃で新潟のゴールを脅かします。
新潟は、なんとかボールを回収しては
前線の矢野選手めがけてロングボールを放り込むのが主体になりますが、
あまり前線でボールを収めることができません。
そして前半11分、新潟ゴール前で与えたフリーキックを
直接決められて、今節も追う展開となります。
新潟は、今季は逆転勝ちは一回もありません。
それでも、なんとか攻撃の糸口をみつけようとしますが、
単調な攻撃では琉球の守備を崩すことはできません。
前半は0-0での折り返しとなりました。
後半、足の止まり始めた琉球に対し、
新潟はようやくボールが回せるようになりますが、
どうしてもゴールを奪うことができません。
それでも、後半83分、川口選手の放ったシュートを
相手ゴールキーパーが弾いたところを
レオナルド選手が押し込み、同点とします。
ここから勢いに乗りたいところでしたが、
またしても新潟の失点癖である
「得点後の失点」が出てしまいました。
得点直後、琉球に再び勝ち越しとなるゴールを奪われ、
万事休す。
試合はそのまま、1-2でFC琉球の勝利となりました。
これで、新潟は3連敗。
是永社長が強く掲げる「今季でのJ1復帰」は
非常に難しくなったものと思ってよいでしょう。
「今季でのJ1復帰」のために片渕前監督を解任しておきながら、
その後吉永監督になってからの成績はむしろ悪化しています。
特に失点数は大幅に増加しており、複数失点が止まりません。
今の時点では是永社長からは何の説明もありませんが、
連敗が続くようなことがあれば説明を求められることは必至でしょう。
J2で監督を途中解任して昇格をつかんだチームが、
果たしてどれだけあるのでしょうか。
今季、J2リーグで上位に位置するチームは、
同じ監督のもと時間をかけて作り上げられたチームばかりです。
J1リーグでも、上位のチームは同じ監督のもと
時間をじっくりかけて、時には苦しい時期がありながらも、
チームの方針は変えずに粘り強く
戦い続けて乗り越えてきたチームばかりです。
毎年監督を交代しながら昇格を目標としている新潟については、
多くのチームから「Jリーグを甘く見るな」と
思われているのではないでしょうか。
今季でのJ1昇格が非常に厳しくなった現状、
吉永監督のもとしっかりした土台を作り、今季はJ2残留を目指し、
オフには吉永監督の望む選手の保留・獲得を行い、
チームを成熟させていくのが実はJ1復帰の一番の近道なのかもしれません。
先日、Jリーグ加盟チームの人件費(選手の合計年棒)が公表されました。
Yahoo!ニュース「ゲキサカ」2018年度Jリーグ経営情報
新潟は、Jリーグ全体で18位(11億800万円)と
J2では柏、大宮に次いで3位でした。
対して、今節新潟を打ち破った琉球は、9900万円で50位(最下位)です。
新潟は、今季で2年連続赤字経営となっており、
経営を立て直すためにも今季のJ1復帰が必須、としています。
しかし、お金がないならないなりに経営して、
チームを強化して結果を出しているチームもあります。
例えば、今季J1に復帰を果たし、
現時点でJ1リーグ4位と快進撃を続けている大分は、
4億8200万円で28位です。
大分は、後先を顧みないチーム強化が経営破綻へとつながってしまい、
結果としてJ3を体験することになりました。
その経験からか、今はしっかりと
限られた資産の中でチームを強化していくことが浸透しているようにみえます。
一方、今の新潟はかつての大分の失敗を繰り返そうとしているようにもみえます。
次節は6月1日(土)、ホームでヴァンフォーレ甲府と対戦します。
サポーターは、応援することしかできません。
サポーターがチームと同じ方向を目指して応援できるように、
チームにはしっかりとした指針を示してもらいたいと思います。
アルビレックス新潟公式サイト 第15節
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