２０１９明治安田生命Ｊ２リーグ 第１２節

２０１９年５月４日（土）
２０１９明治安田生命Ｊ２リーグ　第１２節
アルビレックス新潟　２　vs.    ０　レノファ山口FC

入場者数：２０,１２１人

ゴールデンウィーク真っ只中の週末。
新潟の空は、雲ひとつない快晴となりました。
本日は、ホームでレノファ山口FCと対戦します。
本日は、久しぶりに2万人を超える観客が集まりました。
子供たちも多く試合を見に来たことでしょう。
4連続ドローとなっている中、
これ以上首位と引き離されないためにも、
またサポーターにホームでの勝利を届けるためにも、
本日は何としてでも勝利が欲しいところです。

本日の新潟のメンバーは、

試合前に何かトラブルがあったとのことで、

ディフェンスラインは左から

川口選手、新井選手、大武選手、戸嶋選手となりました。

右サイドを主戦場とする川口選手が

左サイドバックで出場するのは今季初めてですし、

新井選手は再びセンターバックでの出場となり、

長らくスタメンから遠ざかっていた戸嶋選手は

右サイドバックでの出場となりました。

是永社長曰く、「選手の特徴を掴むことに長けている」吉永監督が

自信をもって送り出したそうです。

このディフェンスラインがどのように働くか、注目です。

試合は、前半から新潟が猛攻を仕掛ける展開となりました。

新潟の前線からの激しいプレスを受けて、

山口は自陣でのボールロストも多く一方的な展開となります。

そして前半16分、カウエ選手が強烈なミドルシュートを放ち、

相手ゴールキーパーが前に弾いたところを

詰めていたレオナルド選手がゴールに突き刺し、

新潟が先制点をあげます。

その後も攻勢を強める新潟の前に、
山口は自陣でのパスミスが更に多くなり、
サッカーになっていません。
早いうちに追加点をあげたい新潟は、
何度か決定機を外し続けますが、
前半45分、渡邊凌麿選手が放ったシュートが相手選手に当たり、
ループ気味になって相手ゴールキーパーの頭上を越して、
ゴールに吸い込まれました。
ようやく待望の追加点です。
新潟サポーターで埋まるNスタンドからは「蹴っ散らせ！」のコール。
このコールは新潟のリードが3点差以上になったときの応援だった気がしますが、
新潟が一方的に攻めていたので気分が高揚したのか、
あるいは新潟が3点のリードを奪うことはなかなかないので、
ここぞとばかりに出してきたのでしょうか。
前半は2-0での折り返しとなりました。

山口は、後半開始直後から選手を2人入れ替え、攻勢に出ます。
すると、今度は山口のパスが回るようになり、
逆に新潟は前線の疲れもあってか前線でボールを収めることができず、
新潟の防戦一方となります。
それでも何とか山口の攻撃を跳ね返し続け、
交代で入った田中選手、矢野選手が前線での圧力を復活させ、
試合を締めにかかります。
そして、そのまま試合終了。
今節は2-0で新潟の勝利となりました。
これが吉永監督になって初勝利であり、吉永監督はJリーグ初勝利となります。

前半の山口は、こちらから見ても見るに耐えない状況でしたが、
その状況のうちに2点をあげて勝ち試合にすることができたのは
評価できるところでしょう。
高木選手が交代となってピッチから出るときは、
スタジアム全体から拍手が鳴り止みませんでした。
大谷選手のビッグセーブ連発に加え、
高木選手の献身的なプレーにより無失点勝利をつかみとることができました。
注目のディフェンスラインも、
サイドバックからのクロスはあまり見られませんでしたが、
奪ったボールをつなぐというところでは良かったのではないでしょうか。
後半は戸嶋選手のサイドでの山口の攻撃が強まり、
吉永監督はサイドバックのポジションを入れ替えて、
右サイドに川口選手、左サイドに戸嶋選手としました。
山口の攻撃を凌ぎきれたのは、この変更も大きかったと思います。
これからも吉永監督がどのように選手を使っていくのか、注目です。

次節は、5月11日（土）、アウェイで長崎と対戦します。
次のホーム戦は、5月18日（土）、愛媛FCと対戦します。
J1復帰のためには、ここから連勝するしかありません。
今節も、後半開始直後はかなり押し込まれる展開が続きました。
先制点を奪ったあと、攻勢を強めてきた相手に対してどう戦うか。
後半開始直後に選手を交代してきた相手に対してどう戦うか。
この課題は、次回以降も続きそうです。
連勝のためには、この時間帯をいかに凌ぐかが大事になるでしょう。
本日の勝利を無駄にしないよう、勝ち続けていきましょう。




選手入場時は「PRIDE of NIIGATA」のコレオ。
「アイシテル新潟」の合唱の中、試合が始まりました。


山口から自家用車でスタジアムに来られている方もいました。


ようやくホーム2勝目です。今季、2回目のホームでのバンザイです。

アルビレックス新潟公式サイト　第１２節

順位	チーム	勝点	試合	勝	分	負	得	失	得失
1	水戸ホーリーホック	26	12	7	5	0	16	4	12
2	モンテディオ山形	24	12	7	3	2	15	7	8
3	大宮アルディージャ	24	12	7	3	2	17	10	7
4	ヴァンフォーレ甲府	20	12	5	5	2	18	12	6
5	ツエーゲン金沢	19	12	5	4	3	19	10	9
6	京都サンガF.C.	19	12	5	4	3	15	10	5
7	柏レイソル	19	12	5	4	3	11	9	2
8	アルビレックス新潟	17	12	4	5	3	17	11	6
9	FC琉球	17	12	4	5	3	19	17	2
10	徳島ヴォルティス	16	12	4	4	4	18	17	1
11	ファジアーノ岡山	16	12	4	4	4	14	15	-1
12	V・ファーレン長崎	15	12	4	3	5	13	14	-1
13	東京ヴェルディ	14	12	3	5	4	15	14	1
14	横浜FC	14	12	4	2	6	13	17	-4
15	ジェフユナイテッド千葉	14	12	3	5	4	12	17	-5
16	FC町田ゼルビア	14	12	4	2	6	8	18	-10
17	愛媛FC	12	12	3	3	6	11	15	-4
18	アビスパ福岡	12	12	3	3	6	10	15	-5
19	FC岐阜	12	12	3	3	6	10	17	-7
20	レノファ山口FC	11	12	3	2	7	16	24	-8
21	鹿児島ユナイテッドFC	11	12	3	2	7	10	16	-6
22	栃木SC	10	12	2	4	6	12	20	-8

※得失点差が更新されていなかったため、修正しました（2019/5/13）。