2022年5月25日(水)
2022明治安田生命J2リーグ 第18節
水戸ホーリーホック 0 vs. 3 アルビレックス新潟
入場者数:2,464人(デンカビッグスワンスタジアム)
先日の横浜FCとの激闘から中3日で迎える
平日ナイターのアウェイゲーム。
今節は、水戸ホーリーホックとの一戦です。
アウェイでの水戸戦は、昨季は4-0で敗北しており、
新潟にとっては雪辱戦です。
新型コロナウイルスの影響で離脱していたメンバーも
全員が全体練習に参加できるようになった新潟。
ここから更に上昇気流に乗れるように、
引き続きチーム一丸で戦い抜きましょう。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、早川選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは星選手、高選手。
中盤は、右から三戸選手、伊藤選手、小見選手。
ワントップは谷口選手です。
前節、開始直後に先制点をあげて
試合を有利に進めた新潟。
今節も開始からギアをあげて攻めたいところですが、
水戸のプレスも激しく、
自陣でのボールロストやパスミス、
そしてスリップも多発し、
何度も自陣でボールを奪われてはピンチを招きます。
相手のシュートがポストを
直撃するシーンもありましたが、
なんとか水戸の攻撃を防ぎ続けます。
そんな新潟に、前半32分にアクシデント。
高選手が相手選手との接触から立ち上がれなくなり、
そのまま吉田選手と交代となります。
今まで自陣からの攻撃の組み立てや
ボールの刈り取り役として、
中盤に君臨していた高選手。
大事な役割が19歳の吉田選手に
託されることになりましたが、
吉田選手はその持ち前のパスセンスを活かして
相手に奪われることなく上手にボールを散らし、
サポーターの不安を払拭させます。
前半はそのまま、耐え切って0-0での折り返しとなりました。
後半開始直後から、本間選手を投入して反撃に出る新潟。
水戸の選手も疲労からかさすがに前半ほどのプレスはかからず、
新潟が少ないタッチで水戸ゴールに迫るシーンが増えます。
そして後半8分、自陣で水戸のパスをカットした三戸選手は、
そのまま猛烈なスピードで水戸ゴールめがけてドリブル。
途中、「チラッ」と横に顔を向けて
並走する谷口選手を見てスピードを緩めると、
それを確認した相手選手も少しスピードを緩めます。
そのタイミングで、さらにスピードをあげた水戸選手は
自身の右足でシュート。
ニアを狙いすました強烈なシュートが
相手ゴールキーパーの手を弾いて吸い込まれ、
新潟が三戸選手の見事なプレーで先制に成功します。
その後も攻撃の手を緩めない新潟。
水戸のプレスを鮮やかなパス回しでかわして、
何度も水戸ゴールに迫ります。
そして後半22分、伊藤選手の浮き球のクロスを
ファーで本間選手が足であわせて2点目。
後半40分には、水戸選手のワンツーから
本間選手が左サイドから中央へカットインし、
いわゆる「至恩ゾーン」からシュート。
これが途中出場の鈴木選手の背中にあたって3点目。
水戸も攻勢を強めますが、
最後まで集中した守りで1点も許しません。
そして、タイムアップ。
今節は0-3での勝利となりました。
前節に引き続いて、3得点、そして無失点。
前節の舞行龍選手に続いて
今節も高選手の負傷交代となったことは心配ですが、
メンバーが変わっても十分に戦えることは証明しました。
あとは戻ってきたメンバーも再びコンディションをあげて、
より激しくなったスタメン争いを通じて
チーム力をあげていきましょう。
次節は5月29日(日)、
ホームでモンテディオ山形と戦います。
ここまで8連勝中のホームに、
9試合負けなしの山形を迎える一戦。
再び中3日で死闘を迎えることになりますが、
今の新潟なら誰が出ても勝利する力があると思います。
サポーターも精一杯、後押ししていきましょう。
追記1)
今節、先制点をあげた三戸選手。
先日のU-23代表合宿は追加招集という形での招集でしたが、
その合宿での活躍およびチームでの活躍が評価され、
U23アジアカップの代表に選出されました。
ここにきて結果を出し続けている三戸選手が抜けるのは
チームにとって痛手ですが、
代表に選ばれたことには本当に嬉しく思います。
昨季は途中出場から
退場してしまうこともあった三戸選手ですが、
今年は攻撃と守備の切り替えも早く、
今節の先制点はまさにその成長の証と言えると思います。
代表で躍動する三戸選手を見られるのが、今から楽しみです。
追記2)
古巣対戦となった伊藤選手。
前半は連携ミスなどからパスミスも目立ちましたが、
後半はドリブルで相手をかわしたり、
まさに攻撃の起点となっていました。
試合終了後には、松橋監督から名指しで
「涼太郎のクオリティーがゲームの様相をガラッと変えてくれた」と
褒めていました。
2点目のアシストとなったコーナーキックも、
高く上がったところから一気に落ちてくる、
素晴らしいボールでした。
しばらく高木選手はお休みしていましたが、
これからも伊藤選手と高木選手のスタメン争いが楽しみです。
追記3)
シーズン当初からボランチは高選手と島田選手しか出場せず、
ボランチが駒不足なのは新潟の弱点と揶揄されていました。
しかし、今節は高選手と交代した吉田選手が
持ち前のボールを奪われないパス回しで躍動し、
最近はボランチでの出場が続く星選手は
今節も前節に続いて何度も相手陣内に侵入して脅威となっていました。
そして、今節の終了間際には藤原選手がボランチの位置に入り、
吉田選手とダブルボランチを組みました。
タイプが同じ選手はおらず、
みなそれぞれが自身の特徴を活かして
ボランチというポジションで活躍しています。
これからも、松橋監督のもと誰が出ても勝利を目指せるサッカーが
展開できることを確信しています。
三位の横浜FCは岩手相手に勝利。
新潟と横浜FCの勝ち点は35で、首位の仙台とは1差です。
三位と四位の間は、また少し開きました。
下位の方では、琉球に勝利して降格圏を脱出した大宮ですが、
本日(5/26)、霜田監督の解任が発表されました。
琉球、岩手は依然として苦しい状況が続いていますが、
まだまだ最後までわかりません。
引き続き、目の前の試合の勝利を目指すのみ、です。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。