2022年5月9日月曜日

2022明治安田生命J2リーグ 第15節

022年5月8日(日)

2022明治安田生命J2リーグ 第15節

アルビレックス新潟 4 vs.    3 東京ヴェルディ

入場者数:13,260人(デンカビッグスワンスタジアム)

ゴールデンウイーク最終日となった本日。
比較的、好天に恵まれた今年の大型連休。
本日も新潟の空は気持ち良く晴れ渡り、
風は少し強いものの日差しが強い日となりました。
今節は5連戦の最終戦、
ホームで東京ヴェルディと戦います。
連戦の中、ここまでメンバーを入れ替えながら
勝ち点を積み重ねている新潟。
今節もしっかりホームで勝利して、
勝ち点を伸ばしていきましょう。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、田上選手、堀米選手。
ボランチは秋山選手、島田選手。
中盤は、右から松田選手、高木選手、三戸選手。
ワントップは、谷口選手です。

両チームともボールを保持しながら
攻撃を組み立てる戦術同士の戦い。
攻撃のリズムを作るために、どちらが
ポゼッションで優位に立つのかが非常に重要です。
前線から人数をかけてボールを奪いにくるヴェルディ。
新潟はそれをうまくかわして、
序盤からテンポ良くパスを回して
ヴェルディゴールに迫ります。
シュートが枠外にいってしまうことが続きましたが、
前半27分、松田選手のパスを中央で受けた高木選手が
相手選手を反転してかわしながら左足でシュート。
これが見事にゴール隅に吸い込まれ、
新潟が先制に成功します。
勢いに乗る新潟は前半30分、
今度は松田選手が中央でボールを受けて、
右足でシュートフェイントをいれて相手をかわして
左足を一閃。
これがまた見事にゴール隅に押し込まれ、
新潟が早い時間帯での追加点を奪取します。
まだまだ勢いは止まらない新潟。
前半35分、ショートコーナーから
松田選手がファーサイドにクロス。
ここにフリーで待ち受けていた舞行龍選手は
ジャンプもせずに頭で冷静にゴールへ流し込み、
舞行龍選手の今季初ゴールで3点目をあげます。
その後、少しヴェルディに押し込まれる時間がありましたが
前半は無失点で切り抜けます。
前半は3-0での折り返しとなりました。

後半、開始直後から4人交代して反撃に出るヴェルディ。
とにかく早い時間帯での失点は防ぎたいところでしたが、
後半5分、サイドからの突破を許して、
シュートが新潟の選手の足に当たってコースが変わり、
これが新潟ゴールに吸い込まれて後半開始早々に失点します。
ボールの奪いどころがはっきりせず、
前線でのプレスも中途半端でボールが保持できない新潟。
ヴェルディに一方的に何度も決定機を作られます。
後半13分、クロスを中央で合わせられて2失点目。
その後も展開は変わらず、ヴェルディの勢いは止まらず。
後半20分、裏抜けを許してこれを冷静に決められて、
ついに同点に追いつかれてしまいます。
ここでメンバー全員が集まって戦い方を確認する新潟。
全員で意志統一されて、
前線から連動してボールを奪いにいきます。
高選手、本間選手、伊藤選手も投入され、
少し攻撃のリズムを取り戻した新潟。
ボールの奪い合いが激しくなり、
お互いなかなか決定機が作れない時間帯が続きましたが、
その流れを打ち破ったのは途中出場の矢村選手でした。
後半43分、矢村選手は島田選手からの縦パスを受けると、
敵陣めがけてドリブル。
そして相手の寄せが甘いところを見逃さず、
ペナルティエリア外で左足を一閃。
美しい弧を描いたボールがぶれながら相手ゴールに突き刺さり、
矢村選手のスーパーゴールで新潟が勝ち越しに成功します。
その後、しっかり全員でヴェルディの反撃を抑え込んで、終了。
今節は4-3での勝利となりました。

前半に3点を奪っておきながら一時は追いつかれたことは
大いに反省しなければいけませんが、
勝利できたということが本当に重要なことです。
さまざまな展開があるのがサッカーですが、
最終的に相手より1点多く得点をとっていればよいのです。
そして、勝って反省できるというのは嬉しいことです。
より勝利を積み重ねていくために、
まずはしっかり体を休めて連戦の疲れを癒して、
日々の練習に励んでほしいと思います。

次節は5月15日(日)、
アウェイでFC町田ゼルビアと対戦します。
アウェイの町田戦は、
昨季の新潟の開幕からの無敗を止められた、因縁の地です。
この地でしっかり勝利して屈辱を晴らし、
過去の思いを払拭しましょう。

子供たちに人気のふわふわドーム、「キングアルビくん」。
コロナ禍で利用できない日が続いていましたが、
再び利用できるようになり、
多くの子供たちの歓喜の声が響いていました。

今節は、選手・審判団入場時に手拍子で選手たちを迎えました。

ゴールデンウイーク最終日でしたが、
今節もアウェイから多くのヴェルディサポータが駆けつけました。


追記1)
今節、新潟の1点目を叩き出した高木善朗選手。
高木善朗選手はご存知の通り三兄弟の次男で、
長男の高木俊幸選手、三男の高木大輔選手も含めて
全員ヴェルディユース出身の選手です。
今季のヴェルディは、山口戦で高木大輔選手に、
千葉戦で高木俊幸選手にゴールを奪われていました。
今節、高木善朗選手がゴールを決めたことで、
三兄弟全員から「恩返し弾」を受けたことになりました。
それはあまり名誉なことではないかもしれませんが、
その育成力は有名で、
多くの有力選手を輩出している東京ヴェルディ。
今節も、才能を感じさせる多くの若手選手が躍動していました。
対して、最近は特に
ユースからトップチームで活躍する選手がいないと言われている新潟。
地域のサッカー熱を高めるためにも、
ユースから多くの有望な選手が誕生してほしいと思います。

追記2)
今節、舞行龍選手に今季初ゴールが生まれました。
昨季もそうでしたが、今季もいろんな選手がゴールを奪っている新潟。
ポゼッションサッカーが体現できている証といえるでしょう。
次節も誰が得点をとるのか、楽しみです。

2022明治安田生命J2リーグ順位表 (5月8日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1アルビレックス新潟291585223149
2ベガルタ仙台291592426197
3横浜FC291585224177
4ファジアーノ岡山241566320164
5モンテディオ山形231565424159
6東京ヴェルディ221564528244
7ヴァンフォーレ甲府221564519190
8徳島ヴォルティス21154921578
9大分トリニータ211556421183
10FC町田ゼルビア201555517143
11レノファ山口FC201555519172
12ツエーゲン金沢201555518162
13V・ファーレン長崎201562717161
14ロアッソ熊本20155551822-4
15ブラウブリッツ秋田20156271318-5
16ザスパクサツ群馬19155461516-1
17ジェフユナイテッド千葉19155461214-2
18水戸ホーリーホック16154471820-2
19栃木SC1515366916-7
20大宮アルディージャ13143471625-9
21いわてグルージャ盛岡1114329825-17
22FC琉球10152491830-12
首位だった横浜FCが秋田の地で敗北し、
ついに首位の座を明け渡しました。
翻って首位に立ったのは、新潟です。
そして仙台が二位に浮上しています。
とはいえ、この三チームはいずれも勝ち点は同じ。
「昇格を掴むためには試合数の2倍の勝ち点が必要」と言われますが、
15節終了時点で勝ち点30を獲得しているチームはありません。
昇格戦線は大混戦といえるでしょう。
5連戦を4勝1分で乗り切った新潟。まだまだ勝負は続きます。
下位の方では、大宮と盛岡の試合は、
盛岡のクラブで複数のコロナ陽性者が出てしまったため、
中止となりました。
以前より規制は緩くなっていますが、
まだまだ予断を許さない状況は変わりません。
サポーターもしっかりと感染対策しつつ、楽しみましょう。

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