2022年4月30日(土)
2022明治安田生命J2リーグ 第13節
FC琉球 1 vs. 1 アルビレックス新潟
入場者数:1,793人(タピック県総ひやごんスタジアム)
中2日で迎えるFC琉球とのアウェイ戦。
間違いなく5連戦の山場となる戦いです。
今節の戦いに合わせて、新潟は
前節のスタメンから7人を変更してきました。
まさに、総力戦で臨む大一番です。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
長谷川選手、舞行龍選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは高選手と秋山選手。
中盤は、右から松田選手、高木選手、イッペイ選手。
ワントップは谷口選手です。
開始直前に施設機器の不具合から
ピッチコンディションが不良となってしまい、
開始時刻が一時間遅くなって開始された本試合。
新潟はいつも通りパス回しを駆使して
攻撃を組み立てますが、
前線からの強力な琉球のプレスを前に、
自陣でボールを失ったり、
縦パスがひっかかってカウンターを受けたり、
何度も琉球にゴールを脅かされます。
そして前半10分、くさびのパスを前線に簡単に入れられ、
最後は小島選手との1対1の場面を作られてしまい、
これを決められて今節も先制点を献上する展開となります。
まだ時間はたっぷり残っているので、
今までのようにとにかく得点を狙って攻めたい新潟ですが、
思うように攻撃を組み立てることができません。
それでも前半のアディショナルタイム、
谷口選手が倒されて獲得したPKを高木選手がきっちり決めて、
前半のうちに同点に追いつきます。
前半は1-1での折り返しとなりました。
後半開始直後から、藤原選手と島田選手を投入して
ゲームを組み立てて逆転を狙う新潟。
しかし、連戦の疲労からか
選手たちにいつもの動きのキレはなく、
前半と同様に琉球に押し込まれる時間が長くなります。
チャンスになりそうなときも、
琉球のファール覚悟のプレーで寸断され、
決定機まで持ち込むことができません。
何本も放たれる琉球のシュートを弾き続けつつ、
新潟はセットプレーから何とか得点を狙いますが、
今節はほぼ全てを琉球の選手にクリアされてしまいます。
勝ち点1だけは持ち帰りたい流れの中で、
何とか最後までスコアを動かされずに試合終了。
今節は1-1でのドローとなりました。
「最下位の琉球に勝てないのか」と
憤慨されるかもしれませんが、
今節の琉球は動きも良く、何度も決定機を作っていました。
一方、中2日で迎えたアウェイゲームで、
新潟の選手は一様に体が重い印象でした。
先制点も奪われてしまい、完全に「負けゲーム」の
流れであったと思います。
それでもしぶとく勝ち点1を掴むことができたのは、
評価されてもいいのではないでしょうか。
次節は中3日で5月4日(水・祝)、
ホームでツエーゲン金沢と対戦します。
今節は過密日程のアウェイ戦で厳しい状況でしたが、
次節は必ず勝利が求められるホームゲームです。
ここで勝利を重ねて、勝ち点を積み重ねましょう。
追記1)
試合開始が一時間遅れたことで、
当然ですが試合終了も一時間遅れることになりました。
新潟から琉球に駆けつけたサポーターは約100人。
試合終了が遅れることで
公共交通機関の利用が間に合わなくなり、
急遽新潟側がバスを用意して対応したそうです。
新潟のスタジアムもそれほど
街の中心部に近いわけではなく、
特に地方のスタジアムは主要駅から遠く離れた地に
建設されていることが多く、
公共交通機関でスタジアムに向かうのに
難渋するケースも少なくありません。
駅近くにスタジアムがあって、
試合開催日でない日も仕事やグルメを楽しめるような、
そんな街づくりが日本の各地で進行中です。
自家用車やレンタカーにばかり頼らず、
車を運転しなくてもじっくり試合観戦を楽しめるような、
そんな風潮が広がってくれるといいなと思います。
追記2)
今節は苦戦した新潟ですが、
4月の戦績は4勝2分(0敗)となりました。
スタートダッシュに失敗した序盤のつまづきを考えれば、
よくここまで持ち直したといえるのではないでしょうか。
ここからが勝負です。
連戦のホームゲームでしっかりと勝利を積み重ねて、
迫る首位を独走する横浜FCとの戦いに臨んでほしいと思います。
開幕からの無敗はキープしつつも下位との差が迫ってきました。
二位の仙台との差は勝ち点差3。
それを首位との勝ち点差6で新潟が追う展開です。
下位の方は、調子をあげてきた大宮が今節も勝利して
ついに降格圏を脱出しました。
一方、J3から昇格してきた盛岡が降格圏に沈んでいます。
三分の一を消化したばかりのJ2リーグ。まだまだ、これからです。
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