2022年8月1日月曜日

2022明治安田生命J2リーグ 第29節

022年7月30日(土)

2022明治安田生命J2リーグ 第29節

V・ファーレン長崎 2 vs.    2 アルビレックス新潟

入場者数:4,991人(トランスコスモススタジアム長崎)

J2リーグも終盤戦となり、
ここから先は一試合一試合の結果がより重要性を増します。
今節は、アウェイでV・ファーレン長崎と対戦します。
前節の岡山に続いて、新潟にとって強敵との戦いが続きますが
連敗をするわけにはいきません。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、早川選手、田上選手、堀米選手。
ボランチは高選手、島田選手。
中盤は、右から松田選手、高木選手、伊藤選手。
ワントップは鈴木選手です。
舞行龍選手はイエローカードの累積で出場停止です。
ベンチメンバーには、
今季初めてトーマス デン選手が登録されました。

試合は、ボールを保持する新潟に対し、
ミドルゾーンからプレスを強める長崎。
新潟はそれをうまくかわしながら攻撃を組み立て、
ボールを奪われても素早い切り替えで、
ほとんど長崎にボールを保持させません。
良い時間帯が続いているうちに先制したい新潟でしたが、
前半14分、自陣でのパスミスからピンチを招き、
長崎のファーストシュートが新潟のゴールネットに突き刺さり、
優勢な中で相手に先制点を献上する痛い展開となります。
それでも、カウンターに注意しつつ長崎ゴールを攻め続け、
決定機を作り出す新潟。
なかなか長崎の硬い守備を崩すことができずに
前半が終了するかと思われた前半アディショナルタイム、
インナーラップした藤原選手が松田選手のパスを後ろから受けると
そのままダイレクトでシュート。
これが長崎ゴールに突き刺さり、
新潟が前半のうちに同点に追いつきます。
前半は1-1での折り返しとなりました。

後半の立ち上がりに失点することが多く、
後半の戦い方が課題となっている新潟ですが、
後半もテンポよくボールを回し、攻撃を組み立てる新潟。
そして後半6分、中盤でボールを奪った新潟は
素早く右サイドの松田選手へパス。
松田選手は相手陣内へ侵入すると、
中央の伊藤選手へパス。
これを伊藤選手が更に左でフリーになっていた鈴木選手へ渡すと、
鈴木選手は冷静にキーパーの動きをみて
パスのようなシュートをゴールに流し込み、
新潟が逆転に成功します。
前節は逆転しながらも3点目を奪うことができず、
岡山に再逆転を許してしまった新潟。
今節も果敢に3点目を狙いにいきますが、
追加点を奪うことができません。
そして後半14分、長崎のカウンターを許してしまい、
自陣ペナルティエリアで藤原選手が相手を倒してしまい、PK献上。
これをきっちり決められて、同点に追いつかれます。
その後はほぼ一方的に長崎の猛攻を受ける新潟。
岡山戦の二の舞は避けるべく、選手たちは必死に守り続けます。
後半アディショナルタイムには
立て続けに長崎にコーナーキックが与えられますが、
これも何度も何度も跳ね返し続けます。
そして、タイムアップ。
今節は2-2での引き分けとなりました。

ホームでの岡山戦、アウェイでの長崎戦は
いずれも新潟が勝利したことがない「鬼門」でしたが、
0勝1分1敗で終えることになりました。
いずれも一度はリードした状況を作りながら
勝ち点3を逃してしまった悔しさもありますが、
長崎戦を引き分けで耐え忍んだところは
一定の評価ができるでしょうか。

次節は8月6日(土)、ホームで徳島ヴォルティスと対戦します。
7月はアウェイゲームが多く、
苦手な対戦相手も多かった新潟ですが、
ここからはホームゲームの割合が多くなっています。
地の利を活かして、着実に勝ち点を積み上げていきたいです。

追記1)
前節の岡山とのホームゲームに続き、
長崎とのアウェイゲームでも勝利したことがない新潟。
今節の長崎でのアウェイゲームに先立って、
松橋監督から選手たちに向けて
「歴史を変えられるのは一度だけ」という
熱いメッセージが伝えられたようです。
確かに、初勝利を掴むことができるのは一度だけなので、
今まで勝利したことがないというのは、逆に言えば
自分たちが勝つことで新たな歴史を作ることができる、
そしてそれは今まで未勝利が続いていた中で
勝利を掴んだ者にしか成し得ることはできない、
ということになります。
クラブからは、選手たちだけでなくサポーターに対しても
新たな歴史を作るという気持ちを持って戦ってほしいという
メッセージが発信されました。
戦う前から、
「今まで勝ったことないし、今回も厳しいな」
という気持ちをもって試合に臨むのと、
「今回勝利して、我々が新たな歴史を作るんだ」
という気持ちでいるのとでは、雲泥の差があると思います。
そして、サポーターの弱気な気持ちは選手たちにも伝染します。
「今まで勝ったことがない」などの状況を知っていると
どうしても弱気になりがちですが、
今までのことは今までのこととして、
今のチームの力を信じて、
絶対に勝てない相手などいないのだという気持ちを強くもって、
この過酷なリーグ戦を戦い抜きたいと思います。

追記2)
今季、初ベンチメンバーとなったトーマス デン選手は、
今節は出番が回ってくることはありませんでした。
浦和レッズでの活躍が広く知られているデン選手は、
サポーターの強い期待を背負って練習に励んでいましたが、
なかなかコンディションが整わずに
ピッチ上で貢献することができない状況が続いています。
デン選手本人も、なかなか試合に出られない状況が続く中で
非常に焦りがあったものと思います。
それでも、今節は着実にピッチでの戦いに向けて
また一つ階段を登ることができました。
一つずつ前に進んでいき、
デン選手がピッチで躍動する日を心待ちにしています。


2022明治安田生命J2リーグ順位表 (7月31日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1横浜FC57291694463214
2アルビレックス新潟55291676522824
3ベガルタ仙台52291577563917
4V・ファーレン長崎4729138836297
5ファジアーノ岡山452811125382810
6ロアッソ熊本44291111737352
7FC町田ゼルビア42291261139327
8大分トリニータ41281011740346
9モンテディオ山形3928109938299
10水戸ホーリーホック38281081035323
11ジェフユナイテッド千葉3828108102930-1
12東京ヴェルディ3728910947452
13徳島ヴォルティス3528617528217
14ヴァンフォーレ甲府352881193134-3
15栃木SC3529811102227-5
16ツエーゲン金沢352998123344-11
17レノファ山口FC322988133036-6
18ブラウブリッツ秋田322988132537-12
19いわてグルージャ盛岡272976162750-23
20ザスパクサツ群馬272976162336-13
21大宮アルディージャ2529510142744-17
22FC琉球242959153047-17
首位の横浜FCは岩手相手に0-3での敗北。
三位の仙台は山口相手に引き分け。
今節の上位陣は引き分けが多く、上位の順位に大きな変動はありません。
下位の方では、琉球が熊本相手に勝利して
少し残留圏との差を縮めています。
いよいよ終盤に差し迫ったJ2リーグ。
最終節まで、目が離せません。

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