2022年7月24日(日)
2022明治安田生命J2リーグ 第28節
アルビレックス新潟 2 vs. 3 ファジアーノ岡山
入場者数:12,722人(デンカビッグスワンスタジアム)
長丁場のJ2リーグも本日で3分の2を消化することになります。
今節は、ホームにファジアーノ岡山を迎えての一戦です。
岡山との対戦成績は、これまで1勝4分4敗。
岡山は新潟が現時点でJ2リーグに存在するチームの中で
最も苦手な相手と言えます。
特に今節の戦いの場であるホームで、
新潟は岡山に勝ったことがありません。
J1の舞台へ上がるためには、
このようなチームにも勝利することが求められます。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、田上選手、堀米選手。
ボランチは高選手、島田選手。
中盤は、右から松田選手、高木選手、伊藤選手。
ワントップは鈴木選手です。
序盤は、ディフェンスラインからボールを回す新潟に対して
アタッキングゾーンからプレスをかけることはなく、
ミドルゾーンからプレスをかけてくる岡山。
空中戦に圧倒的な勝率を誇る岡山は、
少しでもボールが浮けばすぐさま回収して
自分たちのボールにしてしまうこともあり、
いつものホームゲームのようにボールを回すことができません。
そして前半13分、新潟のペナルティエリア前で
少しプレスが弱くなったところを
見逃さずにミドルシュートを放たれ、
これがゴール隅に決まってしまい、痛い先制点を献上します。
このままズルズルと敗戦モードになりそうな中、
前半21分、岡山のペナルティエリア横で獲得したフリーキックを
島田選手が直接ゴールに突き刺し、
島田選手の今季2点目となる直接フリーキックからのゴールで
新潟が同点に追いつきます。
その後、ボールを浮かさずに
グラウンダーのパスを多用することで
岡山の武器を封じて優勢に攻め立てる新潟。
そして前半32分、相手ペナルティエリア前で
ボールを受けた伊藤選手がノンステップで左足を振り抜き、
これが見事に相手ゴールに突き刺さって、
新潟が前半のうちに逆転に成功します。
その後も一方的にボールを保持して岡山ゴールに迫る新潟。
何度も岡山ゴール前でスクランブル状態となりますが、
岡山の粘り強い守備の前に追加点を奪うことができません。
前半はそのまま、2-1での折り返しとなりました。
後半、システムを3バックに変えて反撃に出る岡山。
すると後半2分、岡山は
新潟のディフェンスを振り切らないうちにクロスをあげて、
新潟ゴール前で岡山の長身のミッチェル デューク選手と
新潟の小柄な堀米選手のマッチアップとなってしまい、
これをデューク選手にきっちり決められて
後半開始早々、非常に痛い同点弾を受けてしまいます。
その後もシステム変更後の岡山の攻撃に対応することができず、
修正の糸口が掴めない新潟。
焦りからか攻撃も再び前線へのロングフィードなど
浮き球が多くなり、
これを岡山に弾き返されてはピンチを招いてしまいます。
一進一退の攻防が続きましたが、
後半43分、新潟ゴール前にボールが放り込まれ、
これをヘディングで合わせられ、
一旦は小島選手が弾きますが、
こぼれ球を押し込まれて終了間際に
痛すぎる勝ち越し点を与えてしまいます。
その後、再びテンポよくボールを回して
攻撃を組み立てますが、
必死にゴールを守る岡山を前にして
ゴール前での冷静さを欠いてしまったためか
決定的なシュートが枠外へ飛んでしまったり、
シュートが打てる場面でパスを選択してしまったり、
ゴールにボールをねじ込むことができません。
そして、試合終了。
今節は2-3での敗戦となりました。
苦手な岡山相手に先制を許しながら、一度は逆転しながらも
再び逆転されてしまった非常に悔しい敗戦です。
それでも、切り替えて次の試合に向かっていかねばなりません。
次節は7月30日(土)、
アウェイでV・ファーレン長崎と戦います。
今節の岡山とのホームゲームと同様に、
新潟は長崎とのアウェイゲームで勝利したことがありません。
勝利できなかったとき、いつまでも
「苦手な相手だから仕方ない」「苦手な場所だから仕方ない」
と言っているわけにはいきません。
対戦相手がどこでも、対戦場所がどこでも勝利を掴めるべく、
一つずつこのような「悪い歴史」とは決別していって、
新たな歴史を築いていってほしいと思います。
追記1)
新型コロナウイルスが今までの中で一番猛威を奮っており、
Jリーグでも感染拡大が治らず、
活動停止となるクラブも出てきてしまっています。
新潟も、陽性者や濃厚接触者が出てしまい、
自宅待機となる選手が出てしまいました。
新潟は、横浜FCとベガルタ仙台との3チームで
自動昇格2枠をかけたデッドヒートを続けていますが、
横浜FCも仙台も自宅待機者がいる中での
非常に苦しい戦いとなっています。
とにかく、早く新型コロナウイルスに心配することなく、
お互い万全の状態で戦える時が
1日も早く来てほしいことを願ってやみません。
追記2)
後半戦に突入後、新潟はすでに3敗目を喫してしまいました。
前半戦の21試合での敗戦が3であることを考えると、
後半戦の7試合ですでに3敗という状況は、
非常に今後の展開に不安を残す結果となっています。
最近は、毎年のように後半戦で失速している新潟。
今季、大きく失速しないでいられるのは
「敗戦後の試合で必ず勝利している」ことがあげられます。
次節も非常にプレッシャーがかかる試合となりますが、
ここで自動昇格戦線に踏みとどまるためにも
勝利を掴むのが必須となります。
暫定での順位となっています。
三位の仙台は長崎相手に敗北。
横浜FCが東京V相手に勝利し、新潟をかわして首位に立ちました。
長崎はこれでリーグ戦10試合負けなし。
虎視眈々と、自動昇格圏に近づいています。
これ以上差を縮められないためにも、
強敵ですが次節の新潟は長崎相手に勝利することが求められます。
一方、下位の方では前節降格圏を脱出した大宮ですが、
今節は秋田相手に引き分け、群馬が山形に勝利したことで
再び降格圏で沈むことになりました。
リーグ戦は残り3分の1。
残留争いも最後までデッドヒートが続きそうです。
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