2022年7月6日(水)
2022明治安田生命J2リーグ 第25節
アルビレックス新潟 1 vs. 2 ジェフユナイテッド千葉
入場者数:9,985人(デンカビッグスワンスタジアム)
夏の三連戦、平日のナイターゲーム。
今節はホームでジェフユナイテッド千葉との戦いです。
千葉は安定して勝ち点を積み上げることはできてないものの
今季のJ2上位陣に負けたことはなく、
新潟にとっても前回の対戦では敗北を喫している相手です。
暑さもあり苦しい戦いになることは間違いありませんが、
是が非でも勝利が欲しい一戦です。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、田上選手、堀米選手。
ボランチは高選手、島田選手。
中盤は、右から松田選手、高木選手、本間選手。
ワントップは鈴木選手です。
開始序盤は、千葉は前線からあまりプレスを強めず、
ある程度新潟がボールを運んできたところで
取りにいくスタイルとなります。
新潟はディフェンスラインでボールを回すことが多く、
ポゼッション率も高くなりますが
なかなか前線にボールを運ぶことができません。
そんな中、前半13分、
自陣で与えたフリーキックの流れからこぼれ球を押し込まれ、
警戒していたセットプレーで痛い先制点を献上します。
その後も圧倒的にボールを保持しつつも
攻め切ることができず、
ボールを奪われてはファールで止めてしまい、
セットプレーからピンチを招く新潟。
しかし前半22分、
千葉のペナルティエリア横で獲得したフリーキックを
島田選手が左足で直接ゴールに叩き込み、
新潟がセットプレーから同点に追いつきます。
その後も流れは変わらず。
時間が過ぎる中で新潟も縦パスを入れる回数が少なくなり、
両チームとも「後半勝負」といった雰囲気で、
前半は1-1での折り返しとなりました。
後半、開始直後からメンバーを入れ替えて、
前半とは異なり前線から激しくプレスをかけてくる千葉。
そのプレスを前に新潟のパス回しが寸断され、
自陣でボールをロストしてはピンチを招きます。
そのプレスを掻い潜って素早く前線にボールを送り、
シュートチャンスを作りますが千葉の選手の戻りも早く、
なかなか決定機を作り出すことができません。
そして後半15分、コーナーキックのこぼれ球を押しこれて、
再び千葉に勝ち越しを許してしまいます。
その後も左サイドを中心に攻撃を組み立てるも、
最後のパスのズレや連携ミスなどで決定機を作ることができず。
5バックで守りを固める千葉の守備を最後まで崩すことができず。
試合は1-2での敗戦となりました。
前線へのボール運びはある程度うまくできたものの、
そこから決定機へつなげることができなかった新潟。
そしてそれは、まさに千葉の思い通りであったことでしょう。
新潟のような戦術のチームに勝つためには、
①がっちり守ってカウンターを狙うか、
②前線から激しいプレスをかけてショートカウンターを狙うか、
③セットプレーを活かして得点を狙うか、
これらのいずれかを狙ってくると思うのですが、
千葉はこれら3つを流れや時間帯等にあわせて上手に使い分ける、
まさに「新潟キラー」のようなチームであると思います。
このようなチームに、
自分たちの戦いでいかに勝利を掴めるかは
新潟がJ1でも通用するチームを作るためにも必須事項でしょう。
次節は7月10日(日)、アウェイでレノファ山口FCと対戦します。
苦しい戦いが続きますが、
この連戦でどれだけ勝ち点を積み重ねられるかが
終盤の順位に大きく影響してきそうです。
チームが苦しいときこそ、サポーターはより一層強い気持ちで
選手たちの背中を押していきましょう。
追記1)
シーズン中盤は両サイド攻撃が上手くハマっていた新潟ですが、
最近は左サイドの本間選手はしっかりマークされ、
右サイドの松田選手はなかなかチャンスを演出することができず、
新潟が誇るサイド攻撃が機能できなくなっている印象です。
特に中盤は分厚い選手層を誇っていた新潟ですが、
左サイドではイッペイ選手が、
右サイドでは三戸選手が負傷離脱中。
小見選手、シマブク選手により一層の奮起が求められますが、
まだスタメンを脅かす存在には至っていないようです。
シーズン後半戦開始直後から非常に厳しい台所事情の新潟ですが、
強いチームはこのような状況も乗り切るもの。
松橋監督のもと、何とか苦手なシーズン後半戦を
勝ち切ってほしいと思います。
追記2)
今季、島田選手が直接フリーキックを叩き込みました。
最近の新潟は直接フリーキックが
ゴールに決まることがあまりなく、
一昨年は高木選手の一本のみで、昨季はゼロでした。
だいたい一年に一本決まるか決まらないかという状況です。
直接フリーキックをゴールに決めることができれば、
被ファール数が多い新潟にとって非常に有効な武器となります。
今節、守備を固めた千葉を相手に
流れから得点を奪うことができなかった新潟。
セットプレーからの得点も増やしていきたいです。
昇格圏と三位の仙台との勝ち点差が縮まりました。
下位の方では、岩手と琉球の直接対決を制したのは琉球。
10試合ぶりの勝利で勝ち点3を積み重ねています。
上位陣も下位も、最後まで全く目が離せません。
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