2022年7月9日(土)
2022明治安田生命J2リーグ 第27節
ツエーゲン金沢 0 vs. 3 アルビレックス新潟
入場者数:5,574人(石川県西部緑地公園陸上競技場)
夏も本番となり、
今年も厳しい暑さが日本列島を襲っています。
本日は、アウェイでツエーゲン金沢との一戦となります。
金沢には天皇杯も合わせて同一シーズンで
同じ対戦相手に全て勝利する
「シーズントリプル」を食らったこともある新潟。
前回の対戦では辛くも勝利することができましたが、
今までの借りを返すためにも
確実に勝利することが必要です。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、田上選手、堀米選手。
ボランチは高選手、島田選手。
中盤は、右から松田選手、高木選手、伊藤選手。
ワントップは鈴木選手です。
シーズン当初はあまりスタメンが
固定されなかった新潟ですが、
最近はメンバーの移籍や負傷などもあり、
ややスタメンが固定されてきた印象です。
試合は序盤から新潟がしっかりボールを保持して
金沢ゴールに迫ります。
新潟は前線での効率的なプレスから
金沢守備陣のミスを誘い、シュートチャンスを作ります。
前半29分、コーナーキックのこぼれ球を
高選手がグラウンダーのシュート。
これがポストの内側に当たってゴールに吸い込まれ、
早い時間帯に新潟が先制に成功します。
先制点を奪った新潟はいつものように
着実にボールを回しながら、
チャンスとみるや縦パスをいれて追加点を狙います。
前半の終盤までは
金沢に一本もシュートを打たせない展開でしたが、
終盤は少し押されて金沢に
シュートチャンスを与えてしまいます。
前半は0-1での折り返しとなりました。
後半開始直後、ゲームは動きます。
後半3分、松田選手が倒されてPKを獲得。
これを鈴木選手がきっちり決めて、
後半の早いうちに追加点を奪います。
2点をリードした新潟は、
少し金沢の攻撃を受ける形が多くなり、
新潟ゴール前への侵入を許すことも多くなります。
そんな中でも失点せずにゲームを進めていると、
後半37分、ピッチ中央でボールを受けた高選手から
左サイドに開いた小見選手へ絶妙な浮き球のパス。
小見選手は前線へボールを運ぶと、
相手ディフェンス陣の間を縫うようなクロス。
これを鈴木選手がゴールキーパーの動きを読んで
冷静にゴールに流し込み、3点目を獲得します。
その後は金沢の攻撃を受ける時間が多くなりますが、
最後まで金沢に得点を許しませんでした。
今節は、0-3での勝利となりました。
得点がなかなか奪えなかったり、
複数失点を喫するような試合も増えていましたが、
また複数得点かつ無失点で
試合を締めることができました。
この調子で一つずつ、勝利を重ねていきましょう。
次節は7月23日(土)、
ホームにファジアーノ岡山を迎えます。
新潟は、岡山相手にホームで勝利したことがありません。
今の勢いそのままに、上位に位置する岡山に勝って、
連勝を積み上げていきましょう。
追記1)
今節の先制点は、高選手の今季初ゴールでした。
危機察知能力とボール奪取能力に優れた高選手が
ボランチとして非常に優れた選手であるのは
間違いないですが、
得点への関与は更なる成長のために
監督や高選手自身が課題としているものです。
昨季より今季は
ミドルシュートの意識が高いと思われる高選手ですが、
なかなかシュートが枠内に飛ばず、
練習に練習を重ねていました。
今節も、ゴール前に1本、
ミドルシュートが枠外に飛ぶことがありました。
ゴールになったシュートは、それを受けて
浮かさない様に冷静にグラウンダーのシュートで
ゴールに叩き込みました。
高選手のゴール後には、
拳を突き上げて喜ぶ姿を見せた松橋監督。
あんな松橋監督の姿を見たのは、
今季初めてかもしれません。
高い守備能力を誇る高選手が攻撃力も増してくれば、
ボランチとして日本を代表する選手になることも
決して夢ではないと思います。
そして、高選手のミドルシュートが決まるようになれば、
ますます新潟の得点パターンが増えて
相手にとって脅威となることでしょう。
これからも、高選手の成長が楽しみです。
追記2)
今節は3得点・無失点の「3-0」で勝利した新潟。
今季の新潟は「3-0」で勝利することが多く、
これで5試合目です。
3得点をあげながら失点してしまった「3-0未遂」もあります。
一部では、3-0のスコアは「新潟スコア」と呼ばれ、
新潟の勝利を象徴するスコアとなっています。
J1連覇を達成した川崎フロンターレは、
圧倒的な攻撃力と守備力を売りにしていましたが、
「得点は3得点を目指せ」と鬼木監督は言っていました。
そして、失点は当然無失点を目指します。
つまり、「3-0」での勝利を目指す、ということになります。
実際、その頃の川崎は
3得点以上かつ無失点のゲームが多かった印象です。
追加点を奪うことで先制点をあげた試合の勝率が高くなり、
今季の新潟は先制した試合では13勝1分0敗で、
勝率92.9%と圧倒的な数字を残しています。
先制点をあげた試合が少ないのが課題ではありますが、
引き続き得点を奪い続けることで
勝利を近づけていきたいです。
三位の仙台は岩手相手に5-1で勝利し、
上位陣の三すくみの状態は変わりません。
下位の方では、琉球との大一番を引き分けた大宮ですが、
着実に勝ち点1を積むことでついに降格圏を脱出しました。
代わりに、5連敗と苦しんでいる群馬が降格圏に沈んでいます。
特に下位の方は一つの勝利で順位が変わることがあるリーグ戦。
まだまだ、とにかく目の前の試合での勝利を目指すのみです。
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