2018明治安田生命J2リーグ 第29節
大宮アルディージャ 2 vs. 1 アルビレックス新潟
入場者数:11260人(NACK5スタジアム大宮)
本日は、アウェイで大宮アルディージャとの対戦となりました。
大宮は、一時は奮わない時期があったものの、
J2得点ランキングトップの大前選手の活躍等もあって持ち直し、
十分に自動昇格枠を狙えるような状況となっています。
一方の新潟については、
鈴木前監督との契約解除となってから2試合目。
ただいま4連敗中で、ここ4試合で4得点13失点と
得点力不足そして大量失点と、
攻守が全く噛み合わない状態が続いています。
本日の新潟は、
システムはおなじみの4-4-2で変わりませんが、
メンバーを入れ替えてきました。
ゴールキーパーは大谷選手、
センターバックはソン・ジュフン選手と富澤選手が入りました。
富澤選手は怪我明けでの出場です。
サイドバックは、左に渡邊泰基選手、右に広瀬選手が入りました。
広瀬選手は、サイドバックは
「栃木のときに1試合やったとき以来」だそうです。
前節でPKを外し、直後に相手にPKを献上した安田選手は、
今節はベンチスタートとなりました。
ボランチには戸嶋選手と梶山選手が入りました。
梶山選手は加入後初スタメンとなります。
サイドハーフには、左に高木善朗選手、右に矢野選手が入りました。
矢野選手はサイドバックからフォワードまで
幅広くこなせるユーティリティープレイヤーなのですが、
サイドハーフでの出場は今季今節が初めてとなります。
前線のツートップは、河田選手と渡邉新太選手となりました。
右に矢野選手と広瀬選手を配置したのは、
大宮の攻撃のスイッチとなるマテウス選手を警戒してのことだと思います。
最近は大宮、新潟ともに開始早々に相手に先制点を許している状況なので、
本節はお互い相手に先制点を取られないように必死です。
開始序盤は新潟が大宮ゴール前でプレイする時間が続きますが、
なかなか決定的なチャンスを作るまでには至りません。
そんな中、ソン・ジュフン選手が自陣ゴール前で
大宮にフリーキックを与えてしまいます。
大宮には大前選手、マテウス選手と素晴らしいキッカーがおり、
更に新潟は前回の大宮との戦いで大前選手に見事なフリーキックを決められて、
これが決勝点となって敗北したため、
嫌な予感がよぎります。
そして、審判の笛が鳴り響くのとほぼ同時くらいに
マテウス選手が左足を鋭く振り抜きます。
ボールは驚異的なスピードで大谷選手の頭上を越えていき、
新潟のゴールに突き刺さりました。
またしても、フリーキックで大宮に先行される展開となりました。
新潟は8試合連続での先制点献上です。
その後は圧倒的に新潟が攻め続ける時間帯となりますが、
大宮のゴール前での気迫のディフェンスもあって、
ゴールをこじ開けることはできません。
前半は1-0のまま終了となりました。
後半も、開始から新潟が圧力をかけ続ける展開が続きます。
しかし、やはりパスやシュートの精度、連携面、
そして攻撃のアイデアが不足しており、
どうしてもゴールを奪うことができません。
そんな中、新潟のディフェンス陣の足が止まり、
集中力を欠いていたところを見逃さず、
大宮が一本のクロスから追加点をあげます。
選手交代しながら攻め続ける新潟ですが、
全くゴールの匂いを感じません。
その後、大宮に何度か決定機を与えてしまいますが、
大谷選手のビッグセーブ等でなんとかしのいでいきます。
本日も無得点・複数失点で終わるのか。
そんなサポーターの落胆を打ち砕いたのは、
やはり渡邉新太選手でした。
梶山選手の見事なキープからボールを受け取り、
中央に走り込んでシュート。
これが大宮のゴールに突き刺さり、
後半ロスタイム、ようやく新潟が1点をもぎ取りました。
ゴールをたたえつつも、時計を見て顔をしかめる片渕ヘッドコーチ。
それでも何度も手を叩いて選手を鼓舞し、
同点に追いつくべく圧力をかけますが、
反撃が遅すぎました。
試合はそのまま2-1で終了。
新潟は5連敗となりました。
下位の京都が今節も勝利し3連勝と波に乗っているため、
いよいよJ3降格圏が間近に迫ってきました。
残留のためには、勝ち点1を積み重ねていくことが必要です。
勝ち点1の差で最後に歓喜したり、涙したりするものということは
我々がよくわかっていることだと思います。
当然、毎試合必死で戦うのは当然のことですが、
上位陣との戦いや苦手なホーム戦ではなんとか勝ち点1を掴み取り、
残留争いのライバルチームには死に物狂いで勝ち点3を取りに行く。
そのような姿勢が望まれます。
次節は、8月26日(日)、ホームでアビスパ福岡と対戦します。
長いトンネルもいつかは終わりがきます。
無限に続くと思われる連敗地獄も、いつかは終わるでしょう。
今はその日がくることを信じて、
1試合1試合戦っていくしかありません。
今シーズンは何とかJ2残留を果たし、
来季に向けて準備を進めていけるよう、
引き続き強い気持ちで戦っていきましょう。
アルビレックス新潟公式サイト 第29節
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