2025年9月1日月曜日

2025明治安田J1リーグ 第28節

025年8月31日(日

2025明治安田J1リーグ 第28節

浦和レッズ 1 vs.    0 アルビレックス新潟

入場者数:30,968人(埼玉スタジアム2◯◯2)

残留へ向けた死闘が続く新潟。
今節は、アウェイで浦和レッズと対戦します。
埼玉スタジアムは新潟にとって
Jリーグ創設以来一度も勝てていない、
鬼門中の鬼門です。
浦和との対戦成績自体も5勝8分30敗と大きく負け越しており、
不思議なほど相性が悪いチームです。
試合前、入江監督がコロナウイルスに感染して
今節の指揮は吉本コーチがとることが決まりました。
色々と予測外のことが起こる今季の新潟ですが、
全力で勝ち点3を目指すことに変わりはありません。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは田代選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、舩木選手、堀米選手。
ボランチは植村選手、白井選手。
サイドハーフは、右にモラエス選手、左に小原選手。
ツートップは長谷川選手とブーダ選手です。

試合展開は、いつもの浦和戦と同じ感じになりました。
序盤、小原選手を中心に攻め立てる新潟ですが
先制点を挙げたのは浦和。
前半30分、カウンターからでした。
その後、守りを固める浦和に新潟はなす術なし。
今の新潟に勝つには1点で十分なのです。
後半、ブーダ選手が
相手ゴール前でフリーになる
ビッグチャンスを迎えますが、
これを外してしまうところに新潟の深刻さが
象徴されているようです。
今節は、1-0での敗戦となりました。
試合を優勢に進めながらも失点して敗北し、
「内容は良かった」「善戦した」と言われるのは
いつもの浦和戦と同じです。いつも、こんな感じです。
勝たなければ意味がありません。

残り10試合。
いよいよ降格へのカウントダウンが迫ってきました。
次節は9月13日(土)、
ホームに清水エスパルスを迎えます。
プロとして、最後まで戦い抜きましょう。


2025明治安田J1リーグ順位表 (8月31日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1京都サンガF.C.54281666523022
2柏レイソル53281585422814
3ヴィッセル神戸53291658372611
4鹿島アントラーズ52281648412714
5FC町田ゼルビア50291559453114
6サンフレッチェ広島50291559342014
7浦和レッズ4728138739309
8川崎フロンターレ45281297503812
9ガンバ大阪4029124133844-6
10セレッソ大阪3928109942393
11ファジアーノ岡山3928116112628-2
12アビスパ福岡3728910928280
13清水エスパルス332889113136-5
14東京ヴェルディ322888121628-12
15FC東京312887133042-12
16名古屋グランパス292878133442-8
17横浜F・マリノス252867152635-9
18湘南ベルマーレ252867152647-21
19横浜FC232865171835-17
20アルビレックス新潟202848162748-21
首位の京都は今季初のJ1で躍進している岡山を5-0で粉砕。
「強すぎる」の一言です。
柏は福岡相手に逆転勝ち。逆転勝ちが多くなっています。
神戸は横浜FMに勝利。
快進撃を続けていた町田は川崎相手にまさかの5失点敗北。
首位京都と5位町田との差が少し開いてきました。
下位の方では、横浜FCは東京ヴェルディと対戦し、
お互い決め手を欠き0-0で引き分け。
湘南はガンバ相手に死闘を繰り広げました。
前半のうちに2点を先行し、1点返されたところで
退場者を出してしまいますが、
そこから更に1点を追加して3-1で前半を終えます。
しかし、後半はガンバの猛攻にさらされ、
あっという間に同点、逆転、さらに追加点を献上。
それでもアディショナルタイムに1点を返しますが
意地もそこまで。4-5での敗戦となりました。
非常に悔しい敗戦になったと思いますが、
1人少ない状況で2点取ったところに湘南の執念を感じます。
いよいよ今季も残り10試合。
最後までこのような執念を見せることが大事になってくるでしょう。

2025年8月25日月曜日

2025明治安田J1リーグ 第27節

025年8月23日(土

2025明治安田J1リーグ 第27節

アルビレックス新潟 1 vs.    2 鹿島アントラーズ

入場者数:26,100人(デンカビッグスワンスタジアム)

連敗を引き分けで食い止めたとはいえ、
シーズン終盤にきて非常に苦しい状況となっている新潟。
今節は、ホームに鹿島アントラーズを迎えての一戦です。
鹿島は新潟にとって2010年以降リーグ戦で勝てていない、
非常に苦手とする相手です。
とはいえ、もはや相手が誰であれ
勝ち点3を全力で毎試合狙わなければなりません。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは田代選手。
ディフェンスラインは、右から
植村選手、舞行龍選手、舩木選手、橋本選手。
ボランチは白井選手、新井選手。
サイドハーフは、右にモラエス選手、左に小原選手。
ツートップは長谷川選手とブーダ選手です。
イエローカード累積により
出場停止となった藤原選手に代わって
右サイドバックには植村選手が入りました。

試合は序盤から動きます。
前半4分、自陣深く押し込まれた中での
田代選手のパスが舞行龍選手に渡らず、
これを鹿島の選手にカットされてあっという間に失点。
今季よくあるように、
今節も出鼻を挫かれるように早々に先制点を献上しました。
新メンバーが加わってから
とくに前半にエネルギーをかけて攻める新潟。
今節も前線のブーダ選手目掛けてボールを放り込み、
多くのチャンスを演出します。
そして前半17分、
左サイドへ侵入し、ボールは一旦鹿島に渡りますが、
鹿島の選手のキーパーへのバックパスが
短くなったところを見逃さず、
ブーダ選手がいち早く回収してシュート。
これはキーパーに防がれますが、
こぼれ球にいち早く駆け付けたのはモラエス選手。
これをきっちり流し込み、
新潟が相手のエラーを誘って
しっかり得点に結びつけ、同点に追いつきます。
その勢いのまま勝ち越したいところでしたが、
なかなか鹿島の強固な守備を崩すことはできず。
前半は1-1での折り返しとなりました。

後半も一進一退の攻防が続きます。
新潟も前半と同様にブーダ選手を中心に攻め立てて、
鹿島ゴールを脅かしますが
なかなかゴールを奪うことはできません。
すると後半21分、新潟はなぜか
攻撃の組み立て役だった両サイドの
モラエス選手、小原選手をどちらも下げて、
守備意識を高めるような形となります。
こうなると鹿島は黙っていません。
次々と選手交代を駆使しては攻勢を強めて
新潟ゴールに迫ります。
なんとか跳ね返し続けていた新潟ですが、
後半42分、相手シュートが
奮闘していた舩木選手の足にあたって
ゴールに吸い込まれるという、
これぞ調子を崩しているクラブの失点で、
終了間際に鹿島に勝ち越し点を与えてしまいます。
慌ててボランチに長谷川選手を残しながら
谷口選手を投入して攻撃に出る新潟ですが、
時すでに遅し。
今節は、1-2での敗戦となりました。

善戦しながらも勝利することができず、
非常に悔しい敗戦となりましたが、
これぞ鹿島といった印象です。
正直、鹿島の選手たちの動きは
あまり良くなかった印象ですが、
それでも勝ち切ることができるのが鹿島です。
一方で、良い流れを作りながらも、
選手交代で自らその流れを壊したり
手放したりするのが新潟です。
百戦錬磨の鹿島の鬼木監督の指示は明確で、
0勝の入江監督とは雲泥の差でした。
試合終了後には、入江監督の口からは
「(1-1の引き分けの際に)攻撃に出るか
守りに入るか躊躇した」との言葉が出ました。
翌日の新潟日報では、
「(残留のためには勝ち点3が絶対に必要な)この状況下で
引き分けを狙うというのは本当に選択肢として
あったのか」という、
明確な入江監督の采配批判の言葉が掲載されました。
アルビレックス新潟のユニフォームスポンサーでもある
新潟日報は、どのような敗戦でも
次につながるような言葉で締めくくられるのが通常で、
このような批判記事は異例です。
それほどスポンサーである新潟日報も
今のチーム状況には不満がたまっているということでしょう。
おそらく、あのスタジアムにいた
選手やサポーターの多くが、相手が鹿島とはいえ
最後まで勝利を目指していたと思いますが、
まさか肝心の監督が引き分け狙いも考えていたというのは
非常に残念です。
苦しいですが、
選手たちを信じて応援を続けるしかありません。

次節は8月31日(日)、
アウェイで浦和レッズと対戦します。
新潟にとって埼玉スタジアムは
Jリーグ創設以来一度も勝利したことがない
鬼門中の鬼門のスタジアム。
今節に続いて苦しい試合が続きますが、
もうやるしかありません。
むしろここから新たな歴史を作るくらいの勢いで、
選手たちには奮闘してもらいたいと思います。

今節も、試合開始前には
スクール生によるエキシビジョンマッチが
開催されました。
このようなチーム状況であっても、
選手たちは子どもたちにとって憧れの存在であり、
目標でもあります。
最後まで、それを忘れずに
戦い抜いてほしいと思います。


2025明治安田J1リーグ順位表 (8月24日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1京都サンガF.C.51271566473017
2鹿島アントラーズ51271638402614
3FC町田ゼルビア50281558422616
4柏レイソル50271485402713
5ヴィッセル神戸50281558362610
6サンフレッチェ広島49281549331914
7浦和レッズ4427128738308
8川崎フロンターレ42271197453510
9ファジアーノ岡山39271161026233
10セレッソ大阪3827108941383
11アビスパ福岡3727910827261
12ガンバ大阪3728114133340-7
13清水エスパルス322788113035-5
14東京ヴェルディ312787121628-12
15FC東京302786132941-12
16名古屋グランパス282777133341-8
17横浜F・マリノス252767142634-8
18湘南ベルマーレ252767142242-20
19横浜FC222764171835-17
20アルビレックス新潟202748152747-20
快進撃を続ける町田は横浜FM相手に引き分け。
京都はFC東京に快勝し、勝ち点は鹿島と並んでいますが
得失点差で首位を維持しています。
一方で、町田と引き分けた横浜FMはついに残留圏へ浮上しました。
一時は最下位に沈んでいた横浜FMですが、
目玉だった前線の3人のブラジル選手も全員新天地へ移籍となり、
新チームとなって順調に勝ち点を伸ばしています。
湘南はなかなか勝利を掴むことができず、
今節も岡山に競り負けてついに降格圏に転落しました。
もうすぐ残り10試合。
勝ち点5の差は2試合でひっくり返ることもあるので、
最後まであきらめなければ
勝利の女神様は微笑んでくれるかもしれません。

2025年8月18日月曜日

2025明治安田J1リーグ 第26節

025年8月16日(土

2025明治安田J1リーグ 第26節

アルビレックス新潟 1 vs.    1 川崎フロンターレ

入場者数:26,493人(デンカビッグスワンスタジアム)

リーグ戦6連敗で迎えるホームゲーム。
今節は、川崎フロンターレとの対戦です。
ようやく新加入選手を中心としてスタメンを組んだ新潟。
これで流れが変えられることを期待するしかありません。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは田代選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、舩木選手、橋本選手。
ボランチは白井選手、植村洋斗選手。
サイドハーフは、右にマテウス モラエス選手、
左に小原基樹選手。
ツートップは長谷川選手とブーダ選手です。
開幕時から比べれば、
藤原選手、舞行龍選手、長谷川選手以外が
そっくり入れ替わったような形です。
新加入選手がどのような活躍を見せてくれるか、
楽しみです。

試合は前節に続いて今節も序盤から動きます。
前半7分、舩木選手が小原選手へパスを渡すと
小原選手は巧みなステップとワンツーで
左サイド奥への侵入に成功します。
中央へ走り込んできたモラエス選手へパスすると、
モラエス選手はしっかり後ろを見ながらこれをフリック。
そこへ走り込んだ白井選手が
キーパーの動きも見ながらの冷静なシュートを沈めて、
新潟が前節に続いて開始早々の先制に成功します。
今季、多くの試合で先制点をあげながら
ことごとく追加点が奪えず、
早々に失点してリードを保つことができない新潟。
先制点をあげた際の勝率は30%を切っており、
これはJ1史上初めてとのことです。
その不名誉な記録に対し、今節こそ失点を防ぎつつ
追加点を奪いたいところでしたが、
前半アディショナルタイム、
自陣ペナルティエリア内へボールを運ばれると
寄せが甘くなったところでシュートを打たれ、失点。
今節も前半のうちに追いつかれてしまいました。
前半は1-1での折り返しとなりました。

後半、前半は猛攻をみせていた新潟でしたが
川崎の対策もあり、
疲労もあり新潟の選手の動きが少なくなったこともあり、
ほぼ一方的に川崎にボールを握られる展開となります。
ボールを奪っても1つ目のパスが相手にカットされる状況で、
自陣に押し込まれる形で防戦一方となる新潟。
選手交代でなんとか勢いを取り戻したいところでしたが、
新潟の場合は選手交代のたびに力が落ちていくような感じで、
なかなか川崎ゴールに迫ることができません。
それでも、川崎の最後のところの選択や精度に
助けられたこともあり、
今節は1-1のまま試合終了。
入江監督体制初めての勝ち点を獲得しました。

引き分けで連敗を食い止めることができましたが、
依然として降格が決定的な状況は変わっていません。
それでも、今節特に前半戦は
何度も川崎ゴールに迫ることができて、
希望の光が見えたことはポジティブです。
新戦力の選手に期待して、
なんとかここから這い上がれることを期待しましょう。

次節は8月23日(土)、ホームでの連戦になります。
相手は鹿島アントラーズ。
新潟にとってはもう何年もリーグ戦で
勝利したことがない相手となります。
とはいえ、もう相手がどうのこうの言っている
状況ではありません。
次節も勝ち点3を掴むべく全力で臨むのみ、です。

試合開始前のエキシビジョンマッチ。
ビッグスワンで戦える、スクール生の特権です。

試合前のイベントでは、
Jリーグウォッチャーの平畠啓史さんが来場し、
盛り上げてくれました。
逆転残留のためには、まずあきらめないこと。
そして、周りの人におかしいんじゃないかと思われるくらい
明るく振る舞うこと。
大事なメッセージを与えて力づけてくれました。


2025明治安田J1リーグ順位表 (8月17日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1京都サンガF.C.48261466433013
2鹿島アントラーズ48261538382513
3柏レイソル47261385362511
4FC町田ゼルビア46261448392514
5サンフレッチェ広島46261448301812
6ヴィッセル神戸4626144834259
7浦和レッズ44261286362610
8川崎フロンターレ3926109741329
9セレッソ大阪3726107940373
10ファジアーノ岡山36261061025232
11アビスパ福岡362699827261
12ガンバ大阪3426104122935-6
13清水エスパルス312687113035-5
14東京ヴェルディ312687111625-9
15FC東京302686122937-8
16名古屋グランパス282677123037-7
17湘南ベルマーレ252667132241-19
18横浜F・マリノス242666142634-8
19横浜FC222664161632-16
20アルビレックス新潟202648142645-19
首位の鹿島が福岡に引き分け。
ヴェルディに競り勝った京都が首位に浮上しています。
柏は岡山に1-2で敗北。
町田はここにきて7連勝をあげ、上位に食らいついています。
下位の方では、FC東京と湘南の直接対決は2-2のドロー。
名古屋は浦和に敗北を喫した中で、
横浜FMと横浜FCはともに勝利を飾り、勝ち点を伸ばしました。
新潟も1つですがようやく勝ち点を積み上げています。
最後までしぶとく喰らいつく姿を見せてほしいです。