2025年4月6日(日)
2025明治安田J1リーグ 第9節
ヴィッセル神戸 0 vs. 1 アルビレックス新潟
入場者数:36,407人(国立競技場)
今節は、国立競技場(神戸のホームゲーム扱い)での大一番、
ヴィッセル神戸と対戦します。
今季ここまで勝利なし。
国立では勝利なし。
神戸には直近で大きく負け越している、と
不利なデータばかりが並びますが、
いつかはそれらの記録は破られる日が来ます。
それが今節であると、切に願いしましょう。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは藤田選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、ゲリア選手、稲村選手、堀米選手。
ボランチは星選手、秋山選手。
サイドハーフは右に小見選手、左に谷口選手。
ツートップは長谷川選手と小野選手です。
稲村選手が負傷明けで戻ってきました。
序盤から神戸の圧力を前に苦しむ新潟。
放り込まれるロングボールを弾き返しては、
反撃の機会を伺います。
前半12分、星選手が中盤でボールを奪うと
前線の長谷川選手へパス。
ボールを受け取った長谷川選手は前線へ進むと
相手選手を一人かわしてシュート。
綺麗な弧を描いたシュートが
神戸のゴールに突き刺さり、
苦しい時間帯を耐え凌いだ新潟が先制に成功します。
その後、さらに攻勢を強める神戸に対して
新潟は守備の時間が長くなりますが、
それを耐えてはショートカウンターを狙う展開となります。
前半は耐え凌ぎ、1-0での折り返しとなりました。
今季、先制してもすべての試合で追いつかれている新潟。
後半も高い集中力で神戸の攻撃を防ぎます。
負傷明けの稲村選手に代えて舞行龍選手、
堀米選手に代えて早川選手と、
ディフェンスラインの選手を交代することによって
より守備の強度を高めます。
先制して守りに入ってしまうことで
失敗を繰り返してきた新潟。
今節は、終了間際に交代で入った笠井選手のクロスを
同じく途中出場の矢村選手がボレーで
強烈なシュートを放ちます。
これは相手キーパーのビッグセーブで防がれますが、
最後まで攻め続けるんだという
チームとしての姿勢が見えました。
選手たちは最後まで力を振り絞り、
そしてタイムアップ!
今節は0-1での勝利となりました。
ようやく今季初勝利、国立での初勝利、
そして樹森監督にとっても初勝利です。
新潟では、アルビの勝利を待っていたかのように
この日、桜の開花宣言が発表されました。
ようやく新潟にも春が訪れました。
しかし、順位は未だ最下位のまま。
まだ上位へ食い込むチャンスが
得られたというだけに過ぎません。
次のゲームでも勝利を掴めれば一気に浮上できますし、
逆にまた勝利から遠ざかってしまえば
再び地の底へ沈むことになるでしょう。
次節は4月13日(日)、ホームで横浜FCと対戦します。
その前には、4月9日(水)にルヴァンカップで
松本山雅FCとの対戦も控えています。
連戦が続きますが、
ようやく勝利を掴んで波に乗りたい新潟にとっては
むしろ好条件ではないかと思います。
今節の勝利を無駄にすることなく、
上へと進んでいきましょう。
翻って町田が首位に浮上しています。
消化試合が1試合少ない広島は得失点差で2位です。
鹿島のホーム連続無敗記録は27でストップしました。
唯一の未勝利だった新潟もようやく勝利を掴み取り、
11位から20位までの勝ち点差は3。
連勝することができれば、一気に上を伺うことができる一方で、
負けが重なるとどんなクラブもいつの間にか降格圏、
ということもあり得るような状況です。