2024年11月9日(土)
2024明治安田J1リーグ 第36節
柏レイソル 1 vs. 1 アルビレックス新潟
入場者数:14, 472人(三協フロンテア柏スタジアム)
先日、国立競技場で開催されたルヴァンカップ決勝戦。
当日は3万人を超える新潟のサポーターを含めて
6万人強の観客が集まった中、熱戦が繰り広げられました。
新潟は名古屋に2点のリードを許すも
後半アディショナルタイムに追いつき、試合は延長戦へ。
延長前半早々にまたしても名古屋に勝ち越しを許すも、
延長後半に起死回生の同点弾でPK戦までもつれました。
結果、試合巧者の名古屋に敗北し、
新潟の初タイトルをかけた戦いは準優勝で終わりました。
非常に悔しい結果でしたが、
普段はあまり新潟の試合を観ない人たちにも
新潟の魅力的なサッカーを楽しんでもらえたものと思います。
気持ちを切り替えて、次はリーグ戦の締めくくりです。
引き続き魅力的なサッカーを楽しんでもらうためにも、
是が非でもJ1に留まり続けなければなりません。
このリズムを大切にして、1日でも早く残留を決めましょう。
今節は、アウェイで柏レイソルと戦います。
柏レイソルは新潟と同じく
ギリギリ残留圏に踏みとどまっている状況で、
勝った方が残留に大きく前進し、
負けた方が降格に大きく近づくという、
生死をかけた大一番です。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、稲村選手、橋本選手。
ボランチは星選手、秋山選手。
中盤は、右からダニーロ選手、長谷川元希選手、谷口選手。
ワントップは小野選手です。
試合は、新潟がいつも以上にボールを保持する中、
柏はじっくり構えて失点を防ぎ、
場合によっては得点を奪うという展開となります。
どちらも敗北だけは避けたい中、手堅い試合となります。
新潟はいつも通りボールを保持しながらも
なかなかシュートチャンスを作ることができず。
それでも前半は柏のカウンターを抑えて、
0-0での折り返しとなりました。
後半も同じような展開が続く中、
待望の先制点を奪取したのは柏でした。
後半29分、コーナーキックから新潟は痛い失点。
最近は先制点を奪われることが多くなっています。
それでも、追いつける力を持っているのが新潟。
更に守りを固める柏を攻め立てると、
後半アディショナルタイム。
橋本選手のクロスを小見選手が頭で落とし、
これに中央へ走り込んできた藤原選手が反応。
鋭いシュートが柏ゴールに突き刺さり、
新潟がルヴァンカップ決勝戦を彷彿させるような粘りで
土壇場で同点に追いつきます。
そして、タイムアップ。
今節は1-1の痛み分けでした。
勝ちたい試合でしたが、それは柏にとっても同じこと。
先制点を奪われながらもしぶとく勝ち点1を奪い、
残留争いのライバルである柏に勝ち点3を与えなかったのは
残留に向けて大きなことです。
いよいよ、今季も残り2試合。
次節は11月30日(土)、ホームでガンバ大阪と対戦します。
次が新潟の今季ホーム最終戦となります。
ここでしっかり勝って残留を決めて、
来季に向けた準備を進めていきましょう。
この試合は両チームともに最後まで勝利を目指して
戦いぬく様子が見れて、非常にスペクタクルな試合でした。
二位の広島はここにきて悪夢の三連敗。
三位の町田は久しぶりに勝利を飾り、
まだ優勝の可能性を残しています。
下位の方は、札幌は引き分けて今節での降格決定は免れましたが、
残留のためには残り2試合を連勝しつつ柏が連敗し、
さらに得失点差9を埋めなければならないという
非常に厳しい状況となっています。
磐田はガンバとの戦いで、後半アディショナルタイムに追いつくも
その直後にガンバに勝ち越されるという死闘の結果、敗北。
残留圏の柏との勝ち点差は5ですが、磐田は残り3試合あります。
11/16(土)に先延ばしされていた磐田と横浜FMとの戦いがあり、
これが残留争いに向けて大きな影響を及ぼすでしょう。
磐田が勝利すれば磐田は逆転残留に向けて大きな一歩となり、
新潟と柏にとっては大きなプレッシャーとなります。
一方で、磐田が負ければ、
磐田は2試合残して残留圏との勝ち点差5と、
残留に向けてかなり厳しい状況となります。
ただ、2試合残して勝ち点差5をひっくり返し、
奇跡の残留を達成したことがあるのは、他でもない新潟です。
どのような状況であれ、残留が決まるまでは一切油断せず、
とにかく死に物狂いで残留を掴み取るのみです。