2023年10月28日(土)
2023明治安田生命J1リーグ 第31節
京都サンガF.C. 0 vs. 1 アルビレックス新潟
入場者数:14,673人(サンガスタジアム by KYOCERA)
本日の新潟は曇り空が広がり、
時折激しい雷雨が降り注ぐような天気となりました。
冬の訪れは確実に近づいています。
今節は、アウェイで京都サンガF.C.との一戦です。
京都の地は晴れ渡っていて、気温も20℃程度であり、
試合環境としては非常に良いのではないでしょうか。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-2。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、デン選手、渡邊選手、新井選手。
ボランチは秋山選手、高選手。
サイドハーフは右に松田選手、左に太田選手。
ツートップは鈴木選手と高木選手です。
J2時代も含め、京都との戦いでは
「自陣でパス回しを展開する新潟」vs.
「強靭なフィジカルと高さで激しく戦う京都」と
異なる戦術のチーム同士のぶつかり合いということで、
熱戦を繰り広げてきました。
勝敗については、最近は
京都の方に分があるような印象になっています。
今節も、自陣でパス交換する新潟に対し、
京都は人数をかけた激しいプレスで襲い掛かります。
新潟はこれをかわすというよりは、
京都陣内のサイドにできた大きなスペースにボールを放り込み、
ここへ松田選手や太田選手が走り込んでチャンスを作る、
といった形で攻め続けます。
それでも、やはり自陣で京都の圧力に屈して
ボールを失うことも多く、
京都優勢の状況でゲームが進みます。
京都のお得意の形であるセットプレーも何度も生まれますが、
新潟はこれを弾き返し続けて耐え凌ぎます。
すると前半34分、新潟が京都陣内でフリーキックを獲得し、
これを高木選手が蹴り込むと渡邊選手が
相手選手に捕まえられて体勢を崩しながらも左足で合わせ、
京都陣内にボールを押し込み、
新潟が渡邊選手の今季2ゴール目で先制に成功します。
前半は0-1での折り返しとなりました。
後半、リードを奪われた京都は更に前線での圧力を加えて
ボールを奪いにきます。
新潟はその勢いをかわして逆に追加点を奪いたいところですが、
なかなか追加点を奪うことはできません。
それでも京都の攻撃を何とか防ぎ、
時計の針を着実に進めていきます。
終盤、高選手に代えて舞行龍選手を投入し、
藤原選手、デン選手、舞行龍選手、渡邊選手、新井選手で
5バックを形成して守りに徹する新潟。
といっても、ただ守るだけではなくデン選手や新井選手は
サイド深くまで侵入して攻撃を組み立てたり、
隙あらば追加点を狙います。
京都は前線に高さのある選手を揃えて
新潟の弱点でもあるクロスを放り込んで1点を狙いにきますが、
新潟は何とかこれを跳ね返し続けてタイムアップ。
今節は0-1での勝利となりました。
新潟が弱点とする強靭なフィジカル・高さ・
クロスやセットプレーからの得点を得意とする京都に対し、
攻められながらも無失点で勝利することができました。
今の戦い方を続けていくにあたって、
大きな自信になったのではないでしょうか。
次節は11月11日(土)、ホームでFC東京と対戦します。
ホームゲームも残り2試合。
最後まで上を目指して、戦っていきましょう。
追記1)
J1リーグの優勝戦線・残留戦線と同様に、
J2リーグも昇格戦線・残留戦線が激しくなっています。
そんな中、今節で今季のJ2リーグの王者が決まりました。
J1初昇格となるFC町田ゼルビアです。
町田は、サイバーエージェントの強力なバックアップのもと、
監督に高校サッカーの絶対王者である
青森山田高校の黒田監督を招聘し、
積極的な補強でチームを作り上げました。
ロングスローから得点を狙う戦術や、
試合終盤での露骨な時間稼ぎのプレーなどが槍玉に挙げられ、
時に「アンチフットボール」などと揶揄されましたが、
決められたルールの範囲内で勝利を目指すということは
決して非難されるものでもないと思います。
まして、それでJ1初昇格を決めたのですから、
本当に素晴らしいことだと思います。
町田の選手やスタッフ、関係者の皆様、
そしてサポーターの皆様、おめでとうございました!
町田は新潟が苦手とするチームの一つですが、
J1の舞台で戦えることを嬉しく思います。
お互い異なる戦術の元、
切磋琢磨していければと思っています。
横浜FMは福岡相手に完勝し、その勝ち点差が2となっています。
残留争いの方は、神戸相手に引き分けた湘南に対し、
最下位の横浜FCは札幌相手に敗北。
勝ち点差が2に広がっていますが、
1試合でひっくり返る可能性がある勝ち点差ではあります。
残り3試合。どちらも最後まで目が離せません。
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