2024年12月9日月曜日

2024明治安田J1リーグ 第38節

024年12月8日(日

2024明治安田J1リーグ 第38節

浦和レッズ 0 vs.    0 アルビレックス新潟

入場者数:55, 184人(埼玉スタジアム2◯◯2

いよいよ、今季の最終節です。
本日は、アウェイで浦和レッズと対戦します。
新潟は、最終節まで残留を決めることができず、
最後まで残留争いに巻き込まれることになってしまいました。
とはいえ、引き分け以上で自力で残留可能な状況です。
しっかり自力で残留を決めて、
来季へとつなげていきたい一戦です。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、早川選手、堀米選手。
ボランチは秋山選手、宮本選手。
中盤は、右から太田選手、長谷川元希選手、谷口選手。
ワントップは小野選手です。

いつも前線から果敢にプレスにいく新潟ですが、
今節は前線の選手があまりボールを取りに行かずに
じっくり構えて、
チーム全体として勝ち点1をもぎ取る戦術をとりました。
結果として、お互いシュートシーンが少ない展開となります。
前半は0-0での折り返しとなりました。

ハーフタイム、残留争いのライバルである磐田が
前半のうちに2失点しているという情報が入ります。
磐田が勝利さえしなければ、新潟は他力で残留できる状況。
磐田の途中経過を受けて、
後半は勝負に出て得点を奪いにいくという考えもよぎりますが、
選手たちは引き続きこのスタイルで勝ち点1を獲得して
自力で残留を目指すことを再確認して意思統一を図ります。

そして、無事ダイムアップ。
浦和にとっても消化試合であった最終節は
0-0で終了。
新潟は何とか最終節にして自力で残留を決めることができました。
なお、磐田は鳥栖に0-3で敗北となり、
土壇場で粘っていた磐田が最後に力尽きて降格することとなりました。

これで今季は終了。
「てっぺん」を目指した新潟の戦いは、
ルヴァンカップこそ史上初の決勝戦に臨むことができましたが、
ルヴァンカップは準優勝、リーグ戦は16位と
望まない形で終わることになりました。
残留を掴み取ることができたとはいえ、
このままでは来季も残留争いを演じてしまうことは必至です。
さっそく松橋監督に続投オファーを出したようですが、
変えなければいけない部分はしっかり変えて、
真に「てっぺん」を目指せるクラブになれるよう、
クラブ一丸で頑張って欲しいと思います。

ひとまず、選手のみなさま、スタッフのみなさま、
そしてサポーターのみなさま、
今年一年もお疲れさまでした。
秋春制への移行も進んでいくことで、
新潟にとってはより厳しい状況となっていくことも予想されますが、
みんなで力をあわせて乗り越えて、
逞しいクラブを作っていけたらいいなと思います。


2024明治安田J1リーグ順位表 (12月8日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1ヴィッセル神戸72382198613625
2サンフレッチェ広島683819118724329
3FC町田ゼルビア663819910543420
4ガンバ大阪663818128493514
5鹿島アントラーズ653818119604119
6東京ヴェルディ563814141051510
7FC東京54381591453512
8川崎フロンターレ523813131266579
9横浜F・マリノス5238157166162-1
10セレッソ大阪52381313124348-5
11名古屋グランパス5038155184447-3
12アビスパ福岡50381214123338-5
13浦和レッズ483812121449454
14京都サンガF.C.47381211154355-12
15湘南ベルマーレ4538129175358-5
16アルビレックス新潟42381012164459-15
17柏レイソル4138914153951-12
18ジュビロ磐田3838108204768-21
19北海道コンサドーレ札幌3738910194366-23
20サガン鳥栖3538105234868-20
首位の神戸が最終節も湘南相手にしっかり勝利して、
J1連覇を達成しました。
神戸は球際での争いに負けず、セカンドボールの回収も多く、
攻守の切り替えも早く、まさに「強い」といった印象です。
神戸に関わるみなさま、おめでとうございます!
ぜひアジアでもその強さを見せつけて、
Jリーグの強さを世界に知らしめて欲しいと思います。
昇格初年度であった町田は、一時は首位を走っていましたが
最後の方で伸び悩み、三位となりました。
それでも三位は素晴らしい成績だと思います。
来年の町田がどのような戦いをするのか、今から楽しみです。
下位の方は、最終節の結果を受けて
磐田、札幌、鳥栖がJ2へ降格することとなりました。
一方、J2からは清水、横浜FC、岡山がJ1へ昇格となりました。
岡山は初めてのJ1リーグとなり、感無量でしょう。
岡山の選手、スタッフ、そしてサポーターのみなさま、
本当におめでとうございました!
J1とJ2はレベルがかなり違い、試練もあるかとは思いますが、
J1でしか味わえないことも多いです。
ぜひ、J1での戦いを楽しんでもらいたいと思います。
新潟は、来年もなんとかJ1で戦うことができることになりました。
当然ですが、「残留できてよかった」ではなく、
「てっぺん」を目指すはずだった今季が
優勝争いにすら食い込めなかったことを深く反省し、
来年に向けて早急にクラブを立て直して欲しいと思います。

Jリーグに関わるみなさま、今年一年お疲れさまでした。
今年もJリーグを楽しむことができて、
一試合一試合の結果に一喜一憂することができて、
幸せだったと思います。
引き続き、Jリーグが世界に誇れるプロスポーツとなるよう、
全員で力をあわせて築き上げていきましょう。

2024年12月2日月曜日

2024明治安田J1リーグ 第37節

024年11月30日(日

2024明治安田J1リーグ 第37節

アルビレックス新潟 0 vs.    1 ガンバ大阪

入場者数:27, 628人(デンカビッグスワンスタジアム

今季のホーム最終戦。
本日の新潟の天気は非常に風が強く雲の流れが早く、
凍てつく雨が降り続いたと思ったら
一旦降り止んで時折晴れ間も見えるといったような、
今の新潟のチーム状況を反映するような不安定な天気でした。
対戦相手は、上位に位置するガンバ大阪です。
ガンバに対して、新潟は2009年以来ホームで勝てていません。
苦しい状況ですが、残留まで必要な勝ち点はわずか1。
今日も寒空の中集まってくれた多くのサポーターの前で、
しっかり残留を決めてほしいと思います。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、稲村選手、橋本選手。
ボランチは星選手、秋山選手。
中盤は、右からダニーロ選手、長谷川元希選手、小見選手。
ワントップは小野選手です。

いつものように自陣でボールを回して攻撃を組み立てる新潟。
そして、いつものようにシュートまで行けずに
中途半端な形でボールを失ってはカウンターを受ける展開です。
球際の競り合いも弱く、一度ボールを失ったら
なかなか取り返せないのもいつも通り。
前半18分、中盤で不用意にボールを失ってしまい、
舞行龍選手が不用意に飛び出してスライディング。
これをかわされサイドへ展開され、クロスを上げられると
中央の要である舞行龍選手を失っていた新潟の守備陣は
全く対応できず。
今節も早い時間帯での先制を許してしまいます。
その後、いつものようにようやく攻撃のスイッチが入って
前線へボールを運べることも多くなりますが、
ガンバの執念の守備を前にゴールを割ることができず。
前半は0-1での折り返しとなりました。

後半、反撃に出ると思われましたが
前半以上に自陣でのボール回しが多くなる新潟。
結局まともにシュートを打つことすらできず、
最後もゴールキーパーとセンターバックで
パス交換をしているうちに試合終了。
今節は0-1での敗戦でした。

今節も覇気のない試合をしてしまい、あっさり負けました。
試合終了後にはスタジアム全体にブーイングが響きました。
選手たちは全体的に自信を失っており、
現状を打開するのは困難という状況です。
早くなんとか今季はこのまま終わってほしいと
願っているような感じです。

今節、残留争いのライバルである磐田が劇的勝利をあげたため、
新潟に肉薄。
新潟は未だ残留圏に止まってはいますが、
最終節の結果によっては磐田と順位が入れ替わり、
新潟が降格となる可能性があります。

試合終了後、ホーム最終戦セレモニーがありました。
堀米キャプテンや松橋監督から
感謝の言葉および最終節で残留を勝ち取るという
発言がありましたが、拍手はまばら。
残留に向けて重要な時期であった10月、11月の戦績は、
0勝2分3敗で、総得点1、総失点8と散々な結果でした。
すでに今季で契約満了を発表されていた
デン選手、鈴木孝司選手、島田選手から挨拶がありましたが、
しっかり残留を決めて快く送り出せなかったことが
非常に残念です。

次節、最終節は12月8日(日)、
アウェイで浦和レッズと対戦します。
埼玉スタジアムでの浦和戦は新潟が今まで一度も勝利していない、
まさに鬼門中の鬼門。
勝ち点1をあげることすら困難な状況です。
最終節、磐田が勝利して新潟が敗戦となった場合、
磐田が2点差以上で勝利もしくは新潟が2点差以上で敗戦したら
新潟が降格するという、
いよいよ降格という現実が目の前に迫ってきました。
選手、チームスタッフは最後まで魂を振り絞って、
みんなで勝ち取ったJ1の座を死守してほしいと切に願っています。

試合前には、小学1・2年生による
エキシビジョンマッチが開催されました。
イベントの際は晴れていて、よかったです。

雨のあとには虹が出る。
新潟のチームは非常に苦しい状況ですが、
いつか綺麗な虹が見れるといいなと思います。


2024明治安田J1リーグ順位表 (12月1日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1ヴィッセル神戸69372098583622
2サンフレッチェ広島683719117714031
3FC町田ゼルビア66371999533122
4ガンバ大阪633717128463412
5鹿島アントラーズ623717119574017
6東京ヴェルディ553714131051510
7横浜F・マリノス52371571561601
8セレッソ大阪52371313114345-2
9FC東京5137149145051-1
10アビスパ福岡50371214113235-3
11川崎フロンターレ493712131263567
12浦和レッズ473712111449454
13名古屋グランパス4737145184247-5
14京都サンガF.C.46371210154355-12
15湘南ベルマーレ4537129165355-2
16柏レイソル4137914143950-11
17アルビレックス新潟41371011164459-15
18ジュビロ磐田3837108194765-18
19北海道コンサドーレ札幌3437810194266-24
20サガン鳥栖323795234568-23
首位の神戸は残留を争う柏に1点リードを許すも、
後半アディショナルタイムに執念の同点ゴールでしぶとく
勝ち点1をもぎ取りました。
柏は5試合連続で後半アディショナルタイムに被弾して
勝ち点を失うという苦しい状況で、
まだ残留は確定できていませんが磐田との得失点差は7であり、
最終節はよっぽど大敗しない限りは残留できる可能性が高いです。
二位の広島は札幌相手に5-1で大勝。
三位の町田は京都に競り勝ち、ACLE出場圏内を維持しています。
下位の方は、札幌が残り1試合を残して残留圏内のチームとの
勝ち点差が3以上に広がったため、J2降格が確定。
磐田はFC東京に先制を許すも劇的な逆転を演じ、
最終節まで残留の可能性を残す展開となりました。
優勝争いは、神戸、広島、町田。
最終節の対戦相手は、神戸は湘南、広島はガンバ、町田は鹿島です。
神戸は勝利すれば問答無用で連覇達成。
広島は、神戸が敗北した場合は引き分け以上で優勝、
神戸が引き分けた場合は勝利すれば優勝です。
町田は勝利が絶対条件で、
得失点差の関係で神戸と広島が
ともに敗北した場合のみ優勝となりそうです。
残留争いは、柏、新潟、磐田の三つ巴です。
柏も新潟も、引き分け以上で自力残留可能。
磐田が残留するには勝利が絶対条件で、
柏もしくは新潟が敗北し、得失点差で上回る必要があります。
磐田と柏の得失点差は7ですが、新潟との得失点差は3であり、
現実的には新潟と磐田の一騎打ちの状況です。
優勝争いも残留争いも、最終節まで持ち越しました。
待っているのは天国か地獄か。すべては最終節で決着します。

2024年11月11日月曜日

2024明治安田J1リーグ 第36節

024年11月9日(土

2024明治安田J1リーグ 第36節

柏レイソル 1 vs.    1 アルビレックス新潟

入場者数:14, 472人(三協フロンテア柏スタジアム

先日、国立競技場で開催されたルヴァンカップ決勝戦。
当日は3万人を超える新潟のサポーターを含めて
6万人強の観客が集まった中、熱戦が繰り広げられました。
新潟は名古屋に2点のリードを許すも
後半アディショナルタイムに追いつき、試合は延長戦へ。
延長前半早々にまたしても名古屋に勝ち越しを許すも、
延長後半に起死回生の同点弾でPK戦までもつれました。
結果、試合巧者の名古屋に敗北し、
新潟の初タイトルをかけた戦いは準優勝で終わりました。
非常に悔しい結果でしたが、
普段はあまり新潟の試合を観ない人たちにも
新潟の魅力的なサッカーを楽しんでもらえたものと思います。
気持ちを切り替えて、次はリーグ戦の締めくくりです。
引き続き魅力的なサッカーを楽しんでもらうためにも、
是が非でもJ1に留まり続けなければなりません。
このリズムを大切にして、1日でも早く残留を決めましょう。
今節は、アウェイで柏レイソルと戦います。
柏レイソルは新潟と同じく
ギリギリ残留圏に踏みとどまっている状況で、
勝った方が残留に大きく前進し、
負けた方が降格に大きく近づくという、
生死をかけた大一番です。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、稲村選手、橋本選手。
ボランチは星選手、秋山選手。
中盤は、右からダニーロ選手、長谷川元希選手、谷口選手。
ワントップは小野選手です。

試合は、新潟がいつも以上にボールを保持する中、
柏はじっくり構えて失点を防ぎ、
場合によっては得点を奪うという展開となります。
どちらも敗北だけは避けたい中、手堅い試合となります。
新潟はいつも通りボールを保持しながらも
なかなかシュートチャンスを作ることができず。
それでも前半は柏のカウンターを抑えて、
0-0での折り返しとなりました。

後半も同じような展開が続く中、
待望の先制点を奪取したのは柏でした。
後半29分、コーナーキックから新潟は痛い失点。
最近は先制点を奪われることが多くなっています。
それでも、追いつける力を持っているのが新潟。
更に守りを固める柏を攻め立てると、
後半アディショナルタイム。
橋本選手のクロスを小見選手が頭で落とし、
これに中央へ走り込んできた藤原選手が反応。
鋭いシュートが柏ゴールに突き刺さり、
新潟がルヴァンカップ決勝戦を彷彿させるような粘りで
土壇場で同点に追いつきます。
そして、タイムアップ。
今節は1-1の痛み分けでした。

勝ちたい試合でしたが、それは柏にとっても同じこと。
先制点を奪われながらもしぶとく勝ち点1を奪い、
残留争いのライバルである柏に勝ち点3を与えなかったのは
残留に向けて大きなことです。
いよいよ、今季も残り2試合。
次節は11月30日(土)、ホームでガンバ大阪と対戦します。
次が新潟の今季ホーム最終戦となります。
ここでしっかり勝って残留を決めて、
来季に向けた準備を進めていきましょう。


2024明治安田J1リーグ順位表 (11月10日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1ヴィッセル神戸68362088573522
2サンフレッチェ広島653618117663927
3FC町田ゼルビア63361899523121
4ガンバ大阪603616128453411
5鹿島アントラーズ583516109554015
6東京ヴェルディ55361413947461
7セレッソ大阪523613131043430
8FC東京51361491349490
9名古屋グランパス4736145174244-2
10アビスパ福岡47361114113135-4
11浦和レッズ463512101348435
12横浜F・マリノス4635137155455-1
13川崎フロンターレ453511121257516
14湘南ベルマーレ4536129155152-1
15京都サンガF.C.4535129144354-11
16アルビレックス新潟41361011154458-14
17柏レイソル4036913143849-11
18ジュビロ磐田353598184260-18
19北海道コンサドーレ札幌3436810184161-20
20サガン鳥栖293685234268-26
首位の神戸はヴェルディ相手に先制するも追いつかれ、引き分け。
この試合は両チームともに最後まで勝利を目指して
戦いぬく様子が見れて、非常にスペクタクルな試合でした。
二位の広島はここにきて悪夢の三連敗。
三位の町田は久しぶりに勝利を飾り、
まだ優勝の可能性を残しています。
下位の方は、札幌は引き分けて今節での降格決定は免れましたが、
残留のためには残り2試合を連勝しつつ柏が連敗し、
さらに得失点差9を埋めなければならないという
非常に厳しい状況となっています。
磐田はガンバとの戦いで、後半アディショナルタイムに追いつくも
その直後にガンバに勝ち越されるという死闘の結果、敗北。
残留圏の柏との勝ち点差は5ですが、磐田は残り3試合あります。
11/16(土)に先延ばしされていた磐田と横浜FMとの戦いがあり、
これが残留争いに向けて大きな影響を及ぼすでしょう。
磐田が勝利すれば磐田は逆転残留に向けて大きな一歩となり、
新潟と柏にとっては大きなプレッシャーとなります。
一方で、磐田が負ければ、
磐田は2試合残して残留圏との勝ち点差5と、
残留に向けてかなり厳しい状況となります。
ただ、2試合残して勝ち点差5をひっくり返し、
奇跡の残留を達成したことがあるのは、他でもない新潟です。
どのような状況であれ、残留が決まるまでは一切油断せず、
とにかく死に物狂いで残留を掴み取るのみです。