2024年12月2日月曜日

2024明治安田J1リーグ 第37節

024年11月30日(日

2024明治安田J1リーグ 第37節

アルビレックス新潟 0 vs.    1 ガンバ大阪

入場者数:27, 628人(デンカビッグスワンスタジアム

今季のホーム最終戦。
本日の新潟の天気は非常に風が強く雲の流れが早く、
凍てつく雨が降り続いたと思ったら
一旦降り止んで時折晴れ間も見えるといったような、
今の新潟のチーム状況を反映するような不安定な天気でした。
対戦相手は、上位に位置するガンバ大阪です。
ガンバに対して、新潟は2009年以来ホームで勝てていません。
苦しい状況ですが、残留まで必要な勝ち点はわずか1。
今日も寒空の中集まってくれた多くのサポーターの前で、
しっかり残留を決めてほしいと思います。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、稲村選手、橋本選手。
ボランチは星選手、秋山選手。
中盤は、右からダニーロ選手、長谷川元希選手、小見選手。
ワントップは小野選手です。

いつものように自陣でボールを回して攻撃を組み立てる新潟。
そして、いつものようにシュートまで行けずに
中途半端な形でボールを失ってはカウンターを受ける展開です。
球際の競り合いも弱く、一度ボールを失ったら
なかなか取り返せないのもいつも通り。
前半18分、中盤で不用意にボールを失ってしまい、
舞行龍選手が不用意に飛び出してスライディング。
これをかわされサイドへ展開され、クロスを上げられると
中央の要である舞行龍選手を失っていた新潟の守備陣は
全く対応できず。
今節も早い時間帯での先制を許してしまいます。
その後、いつものようにようやく攻撃のスイッチが入って
前線へボールを運べることも多くなりますが、
ガンバの執念の守備を前にゴールを割ることができず。
前半は0-1での折り返しとなりました。

後半、反撃に出ると思われましたが
前半以上に自陣でのボール回しが多くなる新潟。
結局まともにシュートを打つことすらできず、
最後もゴールキーパーとセンターバックで
パス交換をしているうちに試合終了。
今節は0-1での敗戦でした。

今節も覇気のない試合をしてしまい、あっさり負けました。
試合終了後にはスタジアム全体にブーイングが響きました。
選手たちは全体的に自信を失っており、
現状を打開するのは困難という状況です。
早くなんとか今季はこのまま終わってほしいと
願っているような感じです。

今節、残留争いのライバルである磐田が劇的勝利をあげたため、
新潟に肉薄。
新潟は未だ残留圏に止まってはいますが、
最終節の結果によっては磐田と順位が入れ替わり、
新潟が降格となる可能性があります。

試合終了後、ホーム最終戦セレモニーがありました。
堀米キャプテンや松橋監督から
感謝の言葉および最終節で残留を勝ち取るという
発言がありましたが、拍手はまばら。
残留に向けて重要な時期であった10月、11月の戦績は、
0勝2分3敗で、総得点1、総失点8と散々な結果でした。
すでに今季で契約満了を発表されていた
デン選手、鈴木孝司選手、島田選手から挨拶がありましたが、
しっかり残留を決めて快く送り出せなかったことが
非常に残念です。

次節、最終節は12月8日(日)、
アウェイで浦和レッズと対戦します。
埼玉スタジアムでの浦和戦は新潟が今まで一度も勝利していない、
まさに鬼門中の鬼門。
勝ち点1をあげることすら困難な状況です。
最終節、磐田が勝利して新潟が敗戦となった場合、
磐田が2点差以上で勝利もしくは新潟が2点差以上で敗戦したら
新潟が降格するという、
いよいよ降格という現実が目の前に迫ってきました。
選手、チームスタッフは最後まで魂を振り絞って、
みんなで勝ち取ったJ1の座を死守してほしいと切に願っています。

試合前には、小学1・2年生による
エキシビジョンマッチが開催されました。
イベントの際は晴れていて、よかったです。

雨のあとには虹が出る。
新潟のチームは非常に苦しい状況ですが、
いつか綺麗な虹が見れるといいなと思います。


2024明治安田J1リーグ順位表 (12月1日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1ヴィッセル神戸69372098583622
2サンフレッチェ広島683719117714031
3FC町田ゼルビア66371999533122
4ガンバ大阪633717128463412
5鹿島アントラーズ623717119574017
6東京ヴェルディ553714131051510
7横浜F・マリノス52371571561601
8セレッソ大阪52371313114345-2
9FC東京5137149145051-1
10アビスパ福岡50371214113235-3
11川崎フロンターレ493712131263567
12浦和レッズ473712111449454
13名古屋グランパス4737145184247-5
14京都サンガF.C.46371210154355-12
15湘南ベルマーレ4537129165355-2
16柏レイソル4137914143950-11
17アルビレックス新潟41371011164459-15
18ジュビロ磐田3837108194765-18
19北海道コンサドーレ札幌3437810194266-24
20サガン鳥栖323795234568-23
首位の神戸は残留を争う柏に1点リードを許すも、
後半アディショナルタイムに執念の同点ゴールでしぶとく
勝ち点1をもぎ取りました。
柏は5試合連続で後半アディショナルタイムに被弾して
勝ち点を失うという苦しい状況で、
まだ残留は確定できていませんが磐田との得失点差は7であり、
最終節はよっぽど大敗しない限りは残留できる可能性が高いです。
二位の広島は札幌相手に5-1で大勝。
三位の町田は京都に競り勝ち、ACLE出場圏内を維持しています。
下位の方は、札幌が残り1試合を残して残留圏内のチームとの
勝ち点差が3以上に広がったため、J2降格が確定。
磐田はFC東京に先制を許すも劇的な逆転を演じ、
最終節まで残留の可能性を残す展開となりました。
優勝争いは、神戸、広島、町田。
最終節の対戦相手は、神戸は湘南、広島はガンバ、町田は鹿島です。
神戸は勝利すれば問答無用で連覇達成。
広島は、神戸が敗北した場合は引き分け以上で優勝、
神戸が引き分けた場合は勝利すれば優勝です。
町田は勝利が絶対条件で、
得失点差の関係で神戸と広島が
ともに敗北した場合のみ優勝となりそうです。
残留争いは、柏、新潟、磐田の三つ巴です。
柏も新潟も、引き分け以上で自力残留可能。
磐田が残留するには勝利が絶対条件で、
柏もしくは新潟が敗北し、得失点差で上回る必要があります。
磐田と柏の得失点差は7ですが、新潟との得失点差は3であり、
現実的には新潟と磐田の一騎打ちの状況です。
優勝争いも残留争いも、最終節まで持ち越しました。
待っているのは天国か地獄か。すべては最終節で決着します。