2019年10月14日月曜日

2019明治安田生命J2リーグ 第36節

2019年10月13日(土)
2019明治安田生命J2リーグ 第36節
愛媛FC 0 vs.    1 アルビレックス新潟

入場者数:4,420人(ニンジニアスタジアム)

今週末は大きな勢力をもつ台風19号が東日本を襲いました。
特に雨の量がすさまじく、
関東・甲信を中心に河川の氾濫が頻発しました。
新潟も、上越地区や信濃川・阿賀野川の氾濫が発生し、
多くの方が避難生活を余儀なくされています。
Jリーグも関東地方での開催試合は中止となったり
開始時刻が変更されたりする試合もありましたが、
今節の新潟の愛媛での試合は予定通り開催されました。
「こんなときにサッカーなど」という意見もありますが、
被災地の方々に少しでも希望を与えられるような試合が
できればいいと思います。
新潟の選手たちも、本来は試合前日の10月12日に
愛媛へ移動する予定でしたが、
台風の影響を考慮して10月11日のうちに陸路で
10時間かけて愛媛へ向かうことになりました。

今節の新潟のスタメンは、前節と同じ。
右サイドバックには早川選手が入りました。
本間至恩選手は左サイドハーフでの出場です。
右サイドハーフには渡邉新太選手が入りました。

試合はポゼッションを志向する愛媛と、
カウンターを売りにする新潟の戦いとあって、
戦前の予想通り愛媛がボールを持つ時間が長くなります。
ここまでは想定内なので、新潟はボールを奪って
素早くカウンター攻撃を仕掛けたいところですが、
愛媛の攻守の切り替えが早く、前線にボールが届きません。
J2リーグ得点ランキングトップとなったレオナルド選手には
相手選手の執拗なマークがつき、ボールを収めることができません。
愛媛のサイド攻撃も鋭く、何度か「あわや」のシーンをつくられますが、
シュートは枠外にそれたりして愛媛も得点をあげることができません。
新潟は、苦しい時間帯を耐え忍びながら得点の機会が訪れることを待ちます。
そして前半42分、この男がやってくれました。
左サイドでボールを受けた本間選手は、
またぎフェイントで相手選手を一人かわし、
中に切り込んでシュート。
得意の形から放ったシュートは、まるでリプレイを見ているかのように
美しい軌道を描いて愛媛ゴール隅に突き刺さり、
守りの時間が長かった新潟が先制点を奪います。
前半は0-1での折り返しとなりました。

後半も、新潟が先制点を奪ったこともあってか、
愛媛がほとんどボールを保持して攻撃を繰り出す中、
新潟はひたすらボールを跳ね返し続けます。
前線でボールを収めて少しは新潟の時間帯も作りたいところですが、
愛媛の激しい守備もあり、なかなかそれも許されません。
選手交代も駆使しながら、時計の針を進めていきます。
危ない場面も大谷選手のビッグセーブではじき返し、
なんとか試合終了まで虎の子の1点を守り切ることができました。
今節は、0-1で新潟の勝利となりました。
対愛媛戦は初勝利、これでリーグ戦3連勝です。

遅ればせながら今季初の3連勝、
そして3試合連続無失点と、チームは最高の状態を迎えています。
吉永監督も常に仰っていますが、我々はもう勝ち続けるしかないので、
とにかく「一戦必勝」あるのみ。引き分けも負けと同じです。
より多くの勝ち点を積み重ねていけるよう、
次も遠距離のアウェイ戦ですが、乗り越えていきましょう。

次節は、10月19日(土)、アウェイでアビスパ福岡と対戦します。
次のホーム戦は、10月27日(日)、京都サンガF.C.と対戦します。
一試合一試合が絶対に落とせない試合という状況が続きます。
引き続き、少しでも上位の順位にいけるよう、頑張っていきましょう。

追伸1)
本間至恩選手は「左サイドから中に切り込んでファーサイドの
ゴールネットに突き刺す」という形を得意としていますが、
ここはもはや「デルピエロゾーン」ではなく「至恩ゾーン」だという
サポーターもいます。
本当にこの形からよく決めていますが、相手にとっては
わかっていても止められないのだろうと思います。
今後も、本間至恩選手の活躍が楽しみです。

追伸2)
10月14日現在も、台風19号の影響で多くの方が避難生活を送っています。
そして、また全国的に雨が降り注ぎ、
洪水や土砂崩れが発生しやすい状況となっています。
皆様が、一刻も早く日常の生活に戻れるよう、祈っています。

アルビレックス新潟公式サイト 第36節

順位チーム勝点試合得失
1柏レイソル69352096562729
2大宮アルディージャ633517126503218
3横浜FC613517108553421
4モンテディオ山形613517108482919
5京都サンガF.C.593616119503911
6ヴァンフォーレ甲府5836161010543618
7徳島ヴォルティス5836161010504010
8水戸ホーリーホック573515128453015
9ファジアーノ岡山57361691145432
10V・ファーレン長崎53361651550491
11アルビレックス新潟5236141012614516
12ツエーゲン金沢50351214946379
13東京ヴェルディ48361212125051-1
14レノファ山口FC4336127174859-11
15FC琉球40361010164970-21
16愛媛FC3936116194351-8
17ジェフユナイテッド千葉3936912154255-13
18アビスパ福岡353598183349-16
19FC町田ゼルビア3536714153252-20
20鹿児島ユナイテッドFC313594223767-30
21栃木SC3036515162949-20
22FC岐阜263468202958-29
台風の影響で中止・延期となった試合も多く、
また10月14日(月・祝)に開催される試合も多いため、
試合数があまり一致していない状況での順位表です。
新潟はプレーオフ争いに参戦できるかどうか、
今の時点では微妙なところですが、
この時期にまだプレーオフを目指して戦えるのは嬉しいことです。

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