2021年7月12日月曜日

2021明治安田生命J2リーグ 第22節

021年7月11日(日)

2021明治安田生命J2リーグ 第22節

アルビレックス新潟 3 vs.    0 栃木SC

入場者数:10,188人(デンカビッグスワンスタジアム)

今季もJ2リーグも今節からは後半戦に突入しました。
今節は、ホームで栃木SCを迎えての一戦となります。
前節は磐田相手に敗北を喫し、
4位に順位を下げて前半戦を終了した新潟。
再び勝利を重ねて上に上がっていくことができるか、
勝負の後半戦です。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは、高選手、福田選手。
中盤は、右からロメロ選手、高木選手、星選手。
ワントップは谷口選手です。
福田選手は復帰後初スタメンとなりました。

お互いはっきりしたプレースタイルを持つチーム同士、
新潟は後方からパスを回しながら、
栃木は前線へボールを大きく放り込んで、
シュートチャンスを窺う展開となります。
とはいえ、今節の新潟はあまりいつものように
自陣で多くのパスを回すことなく、
素早く縦パスをいれてシュートまで持ち込んでいきます。
そして12分、自陣でボールを奪ったロメロ選手が前へ運び、
サイドを駆け上がった谷口選手へパス。
谷口選手のクロスを中央へ走り込んだ高木選手がシュート。
一旦はキーパーに防がれますが、
跳ね返りをもう一度ダイレクトで蹴り込み、
これが栃木のゴールに吸い込まれて新潟が先制点を奪います。
前半の早い時間帯での先制に成功した新潟。
その後も自陣でボールを回収しては
素早い攻撃を繰り出します。
31分、左サイドでワイドに広がった星選手にボールが渡り、
中央にクロス。
1点目と同じように中央に走り込んだ高木選手が
これをダイレクトで合わせて、
新潟が追加点を奪います。
栃木に対しては、何度もゴール前にボールを放り込まれますが
ことごとく跳ね返し、決定的なシーンを作らせません。
前半は2-0での折り返しとなりました。

後半、開始直後から2枚替えで打開を謀る栃木。
しかし、流れは大きくは変わりません。
サイドを広く使って攻撃を展開する新潟。
65分、堀米選手の縦パスがペナルティエリアのロメロ選手に入り、
これをロメロ選手は叩いて隣の谷口選手にパス。
谷口選手は強烈なシュートをニア上に叩き込み、
新潟が3点目の奪取に成功します。
その後も栃木のロングボールに脅かされますが、
守備陣は集中した守りで決定機を与えません。
しかし、84分、自陣ペナルティエリア内で
相手を背負った千葉選手がボールコントロールミス。
相手に奪われかけたところを手を引っ張って倒してしまい、
これがファールの判定となってPKを与えてしまいます。
栃木のキッカーは新潟にも所属していた矢野貴章選手。
このPKはゴールポストを叩き、新潟は助かりました。
試合はそのまま終了。
今節は3-0での勝利となりました。

勝負の後半戦。
決して相性が良いとはいえない栃木相手に、
完勝することができました。
良いスタートを切れたと思います。
次節は7月17日(土)、アウェイで京都サンガF.C.と戦います。
前のホームでの戦いで苦杯を舐めている京都相手の一戦。
勝利すれば、再び昇格圏に浮上することができます。
この勢いそのままに、すべてをかけて戦いましょう。

追記1)
今節は複数得点、そして無失点と最高の結果となりましたが、
やはり福田選手の完全復帰は大きな力となったことでしょう。
ボールを奪う能力に長けているだけでなく、
パスセンスも抜群で中盤の要である福田選手。
今節は、復帰直後にも関わらず
最後までプレーすることになりました。
福田選手の復帰は、今季での昇格を目指す新潟にとって
大きな力になることが改めて再認識できました。
さらに、ロメロ選手もコンディションが戻ってきたようで、
圧倒的なボールキープ力、そして前への推進力を
存分に発揮してくれました。
難敵である京都との戦いに万全の体制で臨めそうです。

追記2)
今節はサブでの出場となった本間選手。
後半途中からの出場となりましたが、
得意の左サイドからのカットインシュートを
一本放つことができました。
最近は目に見える結果を出すことができていない本間選手。
今節のようにスタメンから外れることも多くなってきましたが、
相手のスタイルによってメンバーを変えることができるのが
今季の新潟の長所です。
本間選手の力が必要になる試合は、必ずあります。
総力戦でJ1昇格を掴み取るために、
本間選手が目に見える結果を出せる日がくることを
楽しみにしています。


順位チーム勝点試合得失
1ジュビロ磐田48221534372314
2京都サンガF.C.47221453341519
3アルビレックス新潟44221354431924
4FC琉球43221345362016
5ヴァンフォーレ甲府40221174352015
6モンテディオ山形39221165281711
7FC町田ゼルビア38221156342113
8V・ファーレン長崎3722114727243
9東京ヴェルディ342210483134-3
10ジェフユナイテッド千葉292278721201
11ブラウブリッツ秋田292278722220
12水戸ホーリーホック2722831128235
13ファジアーノ岡山262275101921-2
14ツエーゲン金沢262275102327-4
15レノファ山口FC23225891725-8
16松本山雅FC222257101836-18
17栃木SC21224992129-8
18ギラヴァンツ北九州192247111532-17
19ザスパクサツ群馬182246121935-16
20愛媛FC182246122039-19
21大宮アルディージャ172238111928-9
22SC相模原162237121229-17
首位の磐田は山口相手に引き分け。連勝が8で止まりました。
二位の京都は北九州相手に勝利。
一方、三位だった琉球は相模原相手に敗北。
新潟の順位は一つ上がって三位になりました。
最下位に沈んでいる相模原にとっては貴重な白星。
降格圏付近のチームの勝ち点は僅差となっており、
一つの戦いで順位が入れ替わるような展開となっています。
いよいよリーグ後半戦。最後まで、目が離せません。

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