2021年7月11日(日)
2021明治安田生命J2リーグ 第22節
アルビレックス新潟 3 vs. 0 栃木SC
入場者数:10,188人(デンカビッグスワンスタジアム)
今季もJ2リーグも今節からは後半戦に突入しました。
今節は、ホームで栃木SCを迎えての一戦となります。
前節は磐田相手に敗北を喫し、
4位に順位を下げて前半戦を終了した新潟。
再び勝利を重ねて上に上がっていくことができるか、
勝負の後半戦です。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは、高選手、福田選手。
中盤は、右からロメロ選手、高木選手、星選手。
ワントップは谷口選手です。
福田選手は復帰後初スタメンとなりました。
お互いはっきりしたプレースタイルを持つチーム同士、
新潟は後方からパスを回しながら、
栃木は前線へボールを大きく放り込んで、
シュートチャンスを窺う展開となります。
とはいえ、今節の新潟はあまりいつものように
自陣で多くのパスを回すことなく、
素早く縦パスをいれてシュートまで持ち込んでいきます。
そして12分、自陣でボールを奪ったロメロ選手が前へ運び、
サイドを駆け上がった谷口選手へパス。
谷口選手のクロスを中央へ走り込んだ高木選手がシュート。
一旦はキーパーに防がれますが、
跳ね返りをもう一度ダイレクトで蹴り込み、
これが栃木のゴールに吸い込まれて新潟が先制点を奪います。
前半の早い時間帯での先制に成功した新潟。
その後も自陣でボールを回収しては
素早い攻撃を繰り出します。
31分、左サイドでワイドに広がった星選手にボールが渡り、
中央にクロス。
1点目と同じように中央に走り込んだ高木選手が
これをダイレクトで合わせて、
新潟が追加点を奪います。
栃木に対しては、何度もゴール前にボールを放り込まれますが
ことごとく跳ね返し、決定的なシーンを作らせません。
前半は2-0での折り返しとなりました。
後半、開始直後から2枚替えで打開を謀る栃木。
しかし、流れは大きくは変わりません。
サイドを広く使って攻撃を展開する新潟。
65分、堀米選手の縦パスがペナルティエリアのロメロ選手に入り、
これをロメロ選手は叩いて隣の谷口選手にパス。
谷口選手は強烈なシュートをニア上に叩き込み、
新潟が3点目の奪取に成功します。
その後も栃木のロングボールに脅かされますが、
守備陣は集中した守りで決定機を与えません。
しかし、84分、自陣ペナルティエリア内で
相手を背負った千葉選手がボールコントロールミス。
相手に奪われかけたところを手を引っ張って倒してしまい、
これがファールの判定となってPKを与えてしまいます。
栃木のキッカーは新潟にも所属していた矢野貴章選手。
このPKはゴールポストを叩き、新潟は助かりました。
試合はそのまま終了。
今節は3-0での勝利となりました。
勝負の後半戦。
決して相性が良いとはいえない栃木相手に、
完勝することができました。
良いスタートを切れたと思います。
次節は7月17日(土)、アウェイで京都サンガF.C.と戦います。
前のホームでの戦いで苦杯を舐めている京都相手の一戦。
勝利すれば、再び昇格圏に浮上することができます。
この勢いそのままに、すべてをかけて戦いましょう。
追記1)
今節は複数得点、そして無失点と最高の結果となりましたが、
やはり福田選手の完全復帰は大きな力となったことでしょう。
ボールを奪う能力に長けているだけでなく、
パスセンスも抜群で中盤の要である福田選手。
今節は、復帰直後にも関わらず
最後までプレーすることになりました。
福田選手の復帰は、今季での昇格を目指す新潟にとって
大きな力になることが改めて再認識できました。
さらに、ロメロ選手もコンディションが戻ってきたようで、
圧倒的なボールキープ力、そして前への推進力を
存分に発揮してくれました。
難敵である京都との戦いに万全の体制で臨めそうです。
追記2)
今節はサブでの出場となった本間選手。
後半途中からの出場となりましたが、
得意の左サイドからのカットインシュートを
一本放つことができました。
最近は目に見える結果を出すことができていない本間選手。
今節のようにスタメンから外れることも多くなってきましたが、
相手のスタイルによってメンバーを変えることができるのが
今季の新潟の長所です。
本間選手の力が必要になる試合は、必ずあります。
総力戦でJ1昇格を掴み取るために、
本間選手が目に見える結果を出せる日がくることを
楽しみにしています。
二位の京都は北九州相手に勝利。
一方、三位だった琉球は相模原相手に敗北。
新潟の順位は一つ上がって三位になりました。
最下位に沈んでいる相模原にとっては貴重な白星。
降格圏付近のチームの勝ち点は僅差となっており、
一つの戦いで順位が入れ替わるような展開となっています。
いよいよリーグ後半戦。最後まで、目が離せません。
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