2024年6月16日(日)
2024明治安田J1リーグ 第18節
鹿島アントラーズ 1 vs. 1 アルビレックス新潟
入場者数:15, 499人(カシマサッカースタジアム)
リーグ戦としてはしばらく間隔が空きましたが、
その間にルヴァンカップ、天皇杯が開催され、
中2-3日で回す連戦の最終日となる本日。
今節は、アウェイで鹿島アントラーズと戦います。
負傷者が続出している中での連戦を、
ルヴァンカップ、天皇杯ともに勝ち進み、
勢いに乗る新潟。
しかし、その天皇杯で毎試合スタメンが続いていた
長倉選手が負傷してしまい、まだ新潟の試練は続きます。
それでも、今節、長期離脱していた長谷川元希選手が
ベンチメンバーとして帰ってきました。
ダニーロ選手、デン選手も続々と復帰しており、
暗い話題ばかりでもありません。
とにかく、松橋監督の言う通り
今戦えるメンバーで戦うしかありません。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、デン選手、早川選手。
ボランチは秋山選手、島田選手。
サイドハーフは右に小見選手、左に谷口選手。
フォワードは奥村選手と鈴木選手です。
鹿島は前線からの効果的なプレスからボールを奪い、
素早い攻撃やセットプレーから得点を量産しているチーム。
今節も後方からパスを回してゲームを組み立てる新潟に対し、
果敢にボールを奪いにきます。
新潟はこのプレスをかわして
数的優位を作って攻めることができるかですが、
鹿島陣内でパスを引っ掛けては
ピンチを招くような展開が続きます。
しかし、決定的なシーンは小島選手がビッグセーブで弾くなど、
早々の得点を鹿島に許しません。
鹿島の波状攻撃から何本もシュートを放たれますが、
それも弾き続けて耐え凌ぐと、
前半43分、中盤でのパスカットから素早い攻撃。
右サイドでボールを受けた小見選手が中央へ切り込み、
左サイドの奥村選手へパス。
奥村選手はこれを逆サイドへ回すかと思わせるや
中央の谷口選手へ絶妙なパス。
谷口選手はワントラップから強烈なシュートを放つと、
キーパーが弾いたところに頭で詰めたのが小見選手。
新潟がボール奪取から鮮やかな流れで先制に成功します。
前半は0-1での折り返しとなりました。
後半、とにかく開始直後の失点は防ぎたいところでしたが、
後半5分、後半開始直後から投入された相手選手に
クロスを警戒するばかりにカットインされ、
ノーマークのままシュート。
これが見事にネットに突き刺さり、
後半開始早々に同点に追いつかれてしまいます。
立て続けの失点は避けなければならない新潟。
これで逆にスイッチが入ったか、
後半11分に谷口選手に代えてダニーロ選手が投入されたことも
分かりやすいメッセージとなり、
割り切って勝ち越しを狙うべく猛攻に出ます。
何度もダニーロ選手は左サイドを切り裂き、
クロスやシュートを放ちますが
なかなかゴールを割ることはできません。
お互いが球際の競り合いも激しく、
奪ってはすぐゴールを目指すスペクタクルな展開となりますが、
お互いに意地の見せ合いで最後のゴールは許しません。
試合はそのまま、1-1での引き分けとなりました。
負傷者続出中のアウェイの鹿島相手に、
勝てなくとも勝ち点1を掴み取ることはできました。
リーグ戦において、新潟は鹿島に7連敗中であったようです。
同じ勝ち点1でも、攻められ続けた中での勝ち点1ではなく、
攻め続けた中での勝ち点1というのは
ポジティブに考えて良いのではないでしょうか。
ただ、あとは決めるだけとはいいますが、
そこで決められるか決められないかは大きな違いです。
シュートを外しまくって批判の的となっていた小見選手は、
ここにきてゴール量産体制に入ってきました。
チームもたった1つの勝利で大きく変わることもあれば、
選手もたった1つのゴールで大きく変わることもあります。
特に若者は、何かをきっかけに大きく成長するものです。
これからも、小見選手に続いて新潟の若武者が
ゴールを量産できる日がくることに期待しましょう。
次節は6月22日(土)、ホームに川崎フロンターレを迎えます。
次節でJ1リーグは折り返し。
勢いをつけて後半に臨むためにも、
残留争いのライバルである川崎にホームでしっかり勝利し、
浮上のきっかけとしていきたいところです。
ガンバが4連勝で勝ち点を伸ばし、上位陣に肉薄してきました。
下位の方では、京都は札幌との裏天王山を制し、今季ホーム初勝利。
一方の札幌は引き続き苦しい状況が続いています。
次節でJ1リーグも折り返し。
ここからはより優勝争い、残留争いが加熱になってきます。
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