2025年3月29日(土)
2025明治安田J1リーグ 第7節
アルビレックス新潟 3 vs. 3 ガンバ大阪
入場者数:20,497人(デンカビッグスワンスタジアム)
今季初勝利、そして樹森監督体制の初勝利が
喉から手が出るほど欲しい新潟。
今節は、ホームにガンバ大阪を迎えての一戦です。
今節こそ、サポーターの声援を背に
何としてでも勝利を掴み取りましょう。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは藤田選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、千葉選手、橋本選手。
ボランチは宮本選手、秋山選手。
サイドハーフは右に小見選手、左に谷口選手。
ツートップは長谷川選手と小野選手です。
負傷明けの小野選手が戦線に復帰しましたが、
今度は堀米選手、太田選手がベンチにも入っていません。
ボランチの新井選手も負傷したという情報があります。
相変わらず負傷者が多い新潟ですが、
今戦えるメンバーでやっていくしかありません。
序盤、ガンバの圧力の前になかなかボールを進められない新潟。
逃げるようなロングボールが多くなり、
セカンドボールを回収されてはピンチを招きます。
それでもその時間帯を耐え忍んでいると、
前半18分、小野選手のピンポイントクロスを
中央で長谷川選手が上手く頭で合わせて、
新潟が先制に成功します。
今季は先制してもなかなかリードが守れない新潟。
リードを守りつつ追加点を奪いたいところでしたが、
前半43分、新潟のペナルティエリア付近で
相手選手のパスミスしたボールが新潟の選手に当たって
フリーの相手選手に渡るという不運が起こり、
これをしっかり決められて前半のうちに同点に追いつかれます。
前半は1-1での折り返しとなりました。
後半、これもいつもどおりなのですが
相手の圧力に押されて開始直後から押し込まれる新潟。
勢いそのままに、後半22分、
新潟陣内でのパスミスから決定機を作られ、
最後はクロスを中央で沈められて逆転を許します。
これで終わりというムードもありましたが、
新潟の選手たちはあきらめてはいませんでした。
後半29分、前線に放り込まれたボールを
矢村選手が頑張って後ろへ逸らすと、
これを回収した橋本選手は中央へグラウンダーのクロス。
これを奥村選手が右足アウトサイドで軽く叩くと、
見事な軌道を描いたシュートがガンバのゴールに突き刺さり、
新潟が同点に追いつきます。
勢いが止まらない新潟。
ホームの大声援を受けて、後半37分、
相手ディフェンス陣のパスミスを誘い、
ボールを拾った小見選手は前線へ駆け上がるとファーへクロス。
これを受けた矢村選手は
華麗なシュートフェイントで対峙した相手選手をかわすと、
キーパーの逆をつく見事な
ファーサイドへのグラウンダーシュートを沈めて、
新潟が再逆転に成功します。
提示されたアディショナルタイムは5分。
リードを得た今日の新潟も、今までのように追加点を狙わずに
ガンバサイドでボールをキープして時間を稼ぎ、
自陣ではクリアを多用してとにかく時計の針を進めようとします。
なんとか耐え凌げるかと思っていたラストに、
落とし穴が待っていました。
引き気味となった新潟を相手に、
ガンバは新潟陣内でボールを回すことが多くなり、
ペナルティエリアにボールを放り込まれては何とか弾き返す新潟。
後半アディショナルタイム7分、
新潟陣内がスクランブル状態となり、
相手選手がトラップミスしたボールが
対峙した宮本選手の腕に当たってしまい、
これがPKの判定となってしまいます。
PKキッカーはPK職人、宇佐美選手。
コンディション不良からか途中出場だった宇佐美選手ですが、
これをきっちり決めて、今節も土壇場で同点に追いつかれます。
最後、矢村選手などは
最後まで勝ち越しをあきらめてはいませんでしたが、
奮闘むなしくタイムアップ。
今節は3-3の引き分けとなりました。
これで7試合連続勝ちなし。
昨季からの未勝利記録は16試合に伸びてしまいました。
そして、新潟と同じく今季未勝利だった名古屋が勝利し、
今季未勝利は新潟のみとなり、ついに最下位に転落しました。
非常に苦しい状況が続きますが、次もホームで戦えます。
次節は4月2日(水)、ホームでアビスパ福岡と対戦します。
いつか報われる時がくると信じて、
今まで自分たちが培ってきた戦術を信じて、
1試合1試合を精一杯戦っていくしかありません。
名古屋は横浜FCに勝利して、今季未勝利は新潟だけとなりました。
始まったばかりのような気もする今季も、気づけばもうすぐ10節。
あっという間に終わってしまうような感じもあります。