2025年3月3日月曜日

2025明治安田J1リーグ 第4節

025年3月2日(日

2025明治安田J1リーグ 第4節

アルビレックス新潟 2 vs.    2 セレッソ大阪

入場者数:22,933人(デンカビッグスワンスタジアム)

ようやく新潟のホーム開幕戦です。
対戦相手はセレッソ大阪です。
1節は内容のいい戦いをしながらもPK献上で引き分け、
2節は前半早々に退場者を出して敗北、
3節は鹿島相手に善戦するも終盤のオウンゴールで敗北。
ここまでなかなか波に乗れない新潟ですが、
とにかく1勝すれば流れが変わる気がします。
その1勝が遠いという現実がありますが、
今節こそサポーターの声援を力にして
今季初勝利を飾ってほしいと思います。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは藤田選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、稲村選手、堀米選手。
ボランチは新井選手、星選手。
サイドハーフは、右に太田選手、左に谷口選手。
ツートップは長谷川選手と矢村選手です。
正式発表はありませんが、
前節に負傷退場した宮本選手がベンチ外。
第1節、第2節で左サイドバックで躍動した橋本選手は
第3節からベンチにも入っていません。
小野選手も負傷なのかベンチにすら入れない状況であり、
今季も開幕から満身創痍のチーム状況の新潟です。

試合は序盤、セレッソの圧力に押される展開となりますが、
新潟はサイドを上手に利用して攻撃を組み立てます。
そして前半17分、なんと稲村選手が前線へインナーラップし
パスを受けてシュート。
このこぼれ球を矢村選手が押し込んで、
新潟が先制に成功します。
その後も、セレッソにほとんど攻撃を許しませんでしたが、
唯一、新潟の左サイドを破られることが多く、
クロスをあげられることも多くなります。
そして前半28分、新潟の左サイドからのクロスを
中央で古巣対戦となった中島選手に頭で合わせられて、
前半のうちに同点に追いつかれます。
前半は1-1での折り返しとなりました。

後半も流れはそのまま。
新潟がサイドをうまく利用し、
中途半端なセレッソの前線からのプレスを
舞行龍選手、稲村選手からのロングフィードで回避しては
チャンスを演出します。
そして後半17分、左サイドへ駆け上がった堀米選手の
アーリークロスを長谷川選手が頭で合わせて、
新潟が勝ち越しに成功します。
その後もセレッソの攻撃を封じつつ
追加点のチャンスを演出する新潟。
後半39分、樹森選手は守備固めとして5バックに変更して
守りに入ります。
これが勝利から長らく遠ざかっているチームの脆さでしょう。
慎重策は裏目に出て、新潟が前線でボールを保持することができず、
新潟陣内でのプレーが多くなります。
ペナルティエリアに侵入されることも多く、防戦一方の展開。
なんとか凌ぎたい新潟でしたが、
後半アディショナルタイム、
ペナルティエリア内に侵入した相手選手のクロスを
藤田選手が中途半端に弾くと、
ここへ詰めていたのは
中島選手と同じく古巣対戦のラファエル ハットン選手。
新潟の選手と重なりながらボールをゴールに捩じ込み、
記録としてはオウンゴールで土壇場に同点に追いつかれます。
その後、再び奮起してセレッソゴール前で決定機を作りますが、
フリーのダニーロ選手のシュートは
まさかのループシュートで相手キーパーへのパスのような形となり、
心が折れました。
逆転されなかったことが何より。
今節は2-2での引き分けとなりました。

内容としては勝利に匹敵する戦いでしたが、
今節もオウンゴールで勝ち点を逃してしまいました。
このような戦いを続けているうちに、
ズルズルと降格圏で彷徨い続けることになりそうです。
そして、負傷者が続出している新潟ですが、
今節も星選手が負傷退場となってしまいました。
新潟サッカーの核であるボランチが手薄になっています。
開幕から追い打ちをかけるように苦しい状況が続いていますが、
何とか光となる初勝利が欲しい。

次節は3月8日(土)、ホームで東京ヴェルディと対戦します。
ここでホームで連戦を迎えることができることをプラスにとらえて、
浮上のきっかけにしていきましょう。


2025明治安田J1リーグ順位表 (3月2日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1柏レイソル104310624
2湘南ベルマーレ104310633
3サンフレッチェ広島104310523
4鹿島アントラーズ94301826
5清水エスパルス84220523
6川崎フロンターレ74211734
7ファジアーノ岡山74211523
8FC東京64202440
8FC町田ゼルビア64202440
10ガンバ大阪6420258-3
11京都サンガF.C.5412134-1
12セレッソ大阪44112981
13横浜FC4411212-1
14ヴィッセル神戸3403134-1
15横浜F・マリノス3403123-1
16アビスパ福岡3410335-2
17東京ヴェルディ3410316-5
18アルビレックス新潟2402247-3
19浦和レッズ2402225-3
20名古屋グランパス14013411-7
湘南がマリノスに引き分け、全勝チームがなくなりました。
神戸、マリノス、新潟、浦和、名古屋が未だ未勝利です。
開幕したばかりかと思っていたら、
すでにあっという間に上位と下位の差が開いてきました。
焦っても仕方ないのはわかりますが、とにかく初勝利が欲しい。