2025年9月22日月曜日

2025明治安田J1リーグ 第30節

025年9月20日(土

2025明治安田J1リーグ 第30節

横浜FC 1 vs.    0 アルビレックス新潟 

入場者数:9,462人(デンカビッグスワンスタジアム)

残留を争う大一番。
今節は、アウェイで横浜FCと対戦します。
横浜FCもここまで順位は新潟の一つ上の19位と
非常に苦しいシーズンを送っています。
新潟と横浜FCの勝ち点差は4。
新潟が勝てばこれをわずか1に減らすことができるのに対し、
横浜FCが勝てば7に広がる、
まさに6ポイントマッチです。
大一番のために、
新潟から3500人程度のサポーターが
現地に駆けつけたそうです。
総観客数が9,000人程度なので、
3分の1は新潟サポーターであったということになります。
大勢のサポーターが、選手たちを後押しします。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは田代選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、ゲリア選手、舞行龍選手、橋本選手。
ボランチは白井選手、新井選手。
サイドハーフは、右にモラエス選手、左に谷口選手。
ツートップは長谷川選手とブーダ選手です。
ゲリア選手が久しぶりの試合出場となった中、
新加入後にスタメン出場を続けていた舩木選手が
ベンチからも外れることになりました。
その理由については、今のところ不明です。

序盤の失点が続いている新潟は、
試合開始直後から集中した守りでゴールを守ります。
横浜FCはあまり前線からプレスをかけず、
ボールを奪った際にパワーをかけて攻めてくるスタイル。
新潟がボールを保持しながら
攻撃を組み立てる時間が長くなります。
負傷明け、即スタメンとなったゲリア選手は
さすがにヘディングは強いものの
試合から離れていたためかパスミスが多く、
横浜FCに奪われてはピンチを招きます。
舞行龍選手のロングフィードから
前線へボールをつなげてチャンスを演出。
シュートまでつなげますが、
今節も今までと同様に
新潟のシュートは枠外ばかりで枠を捉えることはできず。
それならば、多く獲得するセットプレーから
得点を奪うことができればと思いますが、
キッカーの橋本選手のキックは精度を欠いて
そのままゴールキーパーにキャッチされたり、
枠外へ飛んでしまったり、
誰もいないファーサイドへ流れてしまったりで
いずれも得点に繋げることはできず。
前半は0-0での折り返しとなりました。

後半も流れはかわらず。
モラエス選手はいつもならば
後半20分頃に交代となりそうですが
今日は谷口選手に代えて奥村選手を投入したくらいで
あまり選手交代に動かない入江監督。
このような残留争いの直接対決は
どちらも失点を恐れて
よくスコアレスドローで終わるもの。
今節も0-0で終了か、と思われましたが、
後半41分、横浜FCのアダイウトン選手が
新潟ペナルティエリア付近でボールを持つと
寄せが甘い新潟の守備を見逃さず、左足を一閃。
強烈なミドルシュートが新潟ゴールに突き刺さり、
横浜FCが終了間際に貴重な先制点を奪います。
慌てて入江監督は前線の選手を入れ替えて
反撃に出ますが、
もともと硬い守備を誇る横浜FC。
さらにリードした状況の横浜FCの守備を
今のバラバラの新潟の攻撃で崩すことは
できないことは明白でした。
今節は、1-0での敗戦となりました。

大一番でも負けて、これで1分を挟んで10連敗。
J2降格へ向けて一直線。
新潟史上最速のペースでJ2降格が決まりそうです。
試合終了後、さすがにしびれをきらしたサポーターは
大ブーイング。
堀米キャプテン、高木選手、早川選手が中心となって
サポーターと話し合いをしましたが、
そこに指揮官の姿はなく、
強化部長の寺川氏も話を聞いているだけで
言葉を発することはありませんでした。
おそらく、サポーターが一番批判したいのは
選手でなく、監督や社長などフロントのほう。
それを察してか責任者は表に出ず、
選手たちに尻拭いをさせるというのは
組織の対応としてあまりにも残念としか思えません。

以前もJ2降格を味わった新潟ですが、
その際はまだクラブに対する不信感などは
それほど強くなかったと思います。
しかし、今回はサポーター、スポンサーからの
クラブに対する不信感が強いのが明らかです。
チーム状況も、以前よりも選手たちの気持ちが
バラバラに見えるのは気のせいでしょうか。

これでJ2降格は決定的になったと思います。
可能性のある限り選手たちは頑張るしかありませんが、
この状況になっても
「まだ降格が決まったわけではない」
「入江監督の可能性に期待している」と
現実を直視できないような言葉しか
中野社長や寺川強化部長の口から出てこないのは
強い憤りを感じます。
そして、なぜ責任者である入江監督は
姿を隠してしまったのでしょうか?
今だけでなく、アルビレックス新潟が
今後もサポーターに愛され続けるために何をすべきか。
責任者の方々には深く考えて行動してほしいと思います。

次節は9月23日(火・祝)、
ホームに名古屋グランパスを迎えての一戦となります。
このような状況でも、
試合当日は多くのサポーターが駆けつけてくれることでしょう。
それを決して当たり前と思うことなく、
謙虚な気持ちでクラブは応えて欲しいと切に願います。


2025明治安田J1リーグ順位表 (9月20日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1鹿島アントラーズ58301848452718
2京都サンガF.C.55301677533221
3柏レイソル553015105432914
4ヴィッセル神戸54301668372611
5FC町田ゼルビア51301569463214
6サンフレッチェ広島51301569352114
7川崎フロンターレ48301398533914
8浦和レッズ4730138939327
9セレッソ大阪43301110947425
10ガンバ大阪4330134133944-5
11清水エスパルス3930109113336-3
12ファジアーノ岡山3930116132833-5
13アビスパ福岡3730910113034-4
14FC東京3730107133242-10
15名古屋グランパス353098133843-5
16東京ヴェルディ353098132031-11
17横浜F・マリノス283077162838-10
18横浜FC273076172036-16
19湘南ベルマーレ253067172753-26
20アルビレックス新潟203048182750-23
首位の京都は清水相手に優勝を狙うためには痛い敗戦。
一方、鹿島は浦和に強かに勝利し、首位に浮上しました。
下位の方では、横浜FCが新潟に勝利したのと同様に、
横浜FMも福岡に快勝し、残留へ向けて貴重な勝ち点3を獲得。
湘南は新潟と同じく名古屋に惨敗し、降格圏に沈んでいます。
横浜FMと横浜FCが好調を維持すれば
そこから上位の名古屋、ヴェルディもかわされる可能性があり、
まだまだ油断はできない状況です。
湘南と新潟は非常に厳しい…というのが現実でしょう。

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