2021年6月5日(土)
2021明治安田生命J2リーグ 第17節
ヴァンフォーレ甲府 2 vs. 2 アルビレックス新潟
入場者数:5,756人(JIT リサイクルインク スタジアム)
初夏を感じさせるような暑い日となりました。
対戦の地である甲府は、27.3℃と報告されています。
日差しも強く降り注ぐデーゲーム。
今節は、アウェイでヴァンフォーレ甲府と対戦します。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは阿部選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは、高選手、島田選手。
中盤は、右から谷口選手、高木選手、本間選手。
ワントップは、鈴木選手です。
試合は、お互いの持ち味を出すように、
新潟がボールを保持しながら、
甲府はボールを奪った瞬間に
鋭いカウンターアタックを発動させるという展開となります。
いつも以上に先制点が大きな意味をもつ状況でしたが、
21分、堀米選手の阿部選手へのロングパスが
甲府の選手に渡ってしまい、
これを難なく決められて、
新潟がビルドアップのミスから先制点を献上します。
これで、四試合連続での先制点献上。
前節のような逆転のために、
早いうちに同点ゴールを目指して攻撃を組み立てる新潟。
今節は、裏抜けが得意な谷口選手を目掛けた
ロングボールもおりまぜ、
堅守を誇る甲府の守備を崩しにかかります。
そして35分、高選手のクロスを受けた谷口選手が
胸トラップで相手をかわし、
シュートを決めて同点に追いつきます。
その後も同様の展開が続き、
新潟はすぐさま逆転を狙いたいところですが、
最後のところは甲府にキッチリと守られ、
中途半端なクロスなどは
簡単に弾かれてカウンターの起点ともなってしまうため、
甲府のペナルティエリア外での横パスが多くなり、
なかなか決定機は生み出すことができません。
前半は1-1での折り返しとなりました。
後半、甲府は前半と同じように
あまり最前線ではプレスの強度を高めず、
ボールが奪えそうなところで
一気にチームとして圧力を高めて奪いにきます。
焦れる展開が続きましたが、
56分、高木選手が中盤でボールを奪い、
素早く前線へ運んでクロス。
これを谷口選手がゴール隅に押し込み、
新潟が逆転に成功します。
その後もボールを保持しながら時間を進めたい新潟ですが、
暑さの影響もあってかチーム全体の体が重くなり、
「リードを守りたい」という気持ちも強くなってか、
ディフェンスラインも下がって防戦一方となります。
何とか甲府にシュートは打たせずに時計の針を進めますが、
89分、ついに打たれた後半一本目のシュートが
新潟のゴールに突き刺さり、
土壇場で同点に追いつかれます。
その後もあまり攻撃に転じることができない新潟。
ホームの甲府に最後までゴールを脅かされますが、
何とかそれ以上の失点は許さず。
今節は2-2での引き分けとなりました。
前節と同様に逆転しておきながら、
今節は甲府の圧力に負けて守り切ることができませんでした。
非常に悔しい一戦でしたが、引き分けは引き分け。
頭を切り替えて、次の試合に向かっていきましょう。
次節は6月13日(日)、
ホームでファジアーノ岡山と対戦します。
再びホームで、サポーターの拍手を背に戦うことができます。
ホームのピッチではボールが回るように
たっぷり水を撒くことができます。
このアドバンテージを十分に活かし、
ホームでは勝利あるのみ!で戦って欲しいと思います。
追記1)
甲府とはJ2発足時の「J2オリジナル10」からのライバルであり、
その対戦成績は今節もあわせて新潟の20勝17分11敗。
昔は新潟が勝つことが多かったものの、
最近の話だと新潟が甲府に勝利したのは2017年11月18日が最後。
以後、2018年6月20日には屈辱のホーム5失点での大敗もあり、
甲府に勝てていません。
特に最近は、これで4試合連続引き分け。
舞行龍選手も、「甲府相手に勝った記憶がない」とのことです。
今節はその甲府相手に
久しぶりの勝利が掴めそうだったのですが…残念です。
どうも甲府には新潟が得点した直後とか、
後半アディショナルタイムとかに決められるイメージがあり、
本当に最初から最後まで一瞬でも集中力が落ちるとやられる、
という印象です。
甲府とは、今後もライバルとして切磋琢磨してきたいと思います。
次のホーム戦でこそ、甲府相手に勝利を掴みましょう!
追記2)
今節で四試合連続での先制点献上。
その試合結果は、1勝1分2敗と、
まだ全敗していないだけ良い方でしょう。
新潟のサッカーは早めに先制点をいれて、
その後は攻勢を強めてくる相手をかわして追加点を狙う、
というのが理想系です。
逆に先制点を奪われると、
守りを固めた相手の守備網を崩すのは難しく、
非常に苦しいゲームとなります。
どちらも先制点を狙っているのは当然ですが、
特に前半のうちに先制点が欲しい新潟。
四試合連続での先制点献上は、大いに反省材料とすべきでしょう。
とはいえ、結果的に相手にパスを渡してしまった
堀米選手にはあまり下を向かないで欲しいと思います。
個人のミスではなく、チームのミス。
自陣サイドで相手に囲まれてパスコースが
なくなるようなことがないよう、どのようにすべきか。
すでに改善に向けて対策を進めていると思いますが、
一試合一試合、チームとして成長してほしいと思います。
一方、磐田は今節も勝利して四連勝。琉球をかわして三位となりました。
下位の方は、ついに監督交代に踏み切った大宮は
その後もチーム状況は上向きにならず、11試合勝ちなし。
やはり、上位も下位も「勝ち点3」の重みが強いです。
引き分けでよいゲームなどはなく、常に勝利を目指して、
目の前の一試合一試合を戦っていきましょう。
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