2021年6月14日月曜日

2021明治安田生命J2リーグ 第18節

021年6月13日(日)

2021明治安田生命J2リーグ 第18節

アルビレックス新潟 0 vs.    1 ファジアーノ岡山

入場者数:12,689人(デンカビッグスワンスタジアム)

本日は、空は広く雲に覆われたものの、
気温も湿度も高く夏のような天気となりました。
今節は、ホームでファジアーノ岡山と対戦します。
新潟は岡山との対戦成績は1勝2分3敗で、
今まで一勝しかできていない「苦手な相手」とされています。
今季は調子が上がらない岡山ですが、全く油断はできません。
何とか勝利を掴み、首位を維持したいホームゲームです。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、千葉選手、堀米選手。
ボランチは高選手、島田選手。
中盤は、右から谷口選手、本間選手、高木選手。
ワントップは、鈴木選手です。
水曜日の天皇杯で復帰戦を飾った小島選手が、
天皇杯に続いてリーグ戦でも即復帰となりました。

試合は、ボールこそ新潟が保持する時間が長くなりますが、
シュートまで持ち込むことはなかなかできず、
逆に岡山に対してもシュートを打たせることは許さず、
膠着状態が続く展開となります。
セットプレーも多く獲得しますが、
最近はしっかり研究されていることもあってか
セットプレーからの得点が激減しており、
今節もなかなか合わせることができません。
頼みの本間選手のドリブル突破も、
何回かチャレンジを試みるも上手く対応され、
状況を打開するには至りません。
前半のうちに先制点を奪いたい新潟ですが、
集中した岡山の守りを崩すことができず。
前半は0-0での折り返しとなりました。

後半も、岡山は前線のプレスの強度をそれほど高めず、
冷静に取り所を探ってカウンターのチャンスを伺います。
新潟のパス回しは、
回しているというより「回されている」といった印象で、
相手ペナルティエリア外での横パスが多くなっています。
舞行龍選手も積極的に前線に上がって
攻撃を組み立てる新潟。
しかし、68分、一瞬の隙をつかれて裏抜けを許し、
これをしっかり決められて
少ない決定機を活かした岡山に先制を許します。
これで5試合連続での先制点献上。
反撃に出たいところですが、
後半の半分過ぎくらいでの先制点献上は非常に重くのしかかり、
それまで以上に集中力を高めて守りを固める岡山相手に
ほとんど決定機を作り出すことができません。
後半アディショナルタイム、
鈴木選手の渾身のヘディングがゴールポストに嫌われる不運もあり、
最後まで得点を奪うことができず、終了。
今節は0-1での敗戦となりました。

ここ5試合で獲得できた勝ち点は4のみ。
特に全ての試合で先制点を奪われていることは、
特筆すべきことです。
ただ、それは「守備が悪い」ということではありません。
あれだけ高い得点力を誇っていた新潟ですが、
ここ5試合での総得点は5点で、
何とか1点を取れているという状況です。
早い時間帯に先制点を奪いたい新潟。
とにかく前半は0-0でもいいので凌ぎ、
後半に1点を奪って勝利を目指す対戦相手。
ここ数試合は、セットプレーも含めて
本当にうまく対策されているといった印象です。
この現状をどのように打破していくか。
アルベルト監督の手腕が試されています。

次節は6月21日(月)、
アウェイでブラウブリッツ秋田と対戦します。
次のホームゲームは、
6月26日(土)、水戸ホーリーホックと対戦します。
今節の敗北で、新潟は3位に後退し、昇格圏から脱落しました。
京都も琉球も一時ほどの勢いはなく、
今一番調子が乗っている磐田が昇格圏に浮上しました。
いつまでも好調が続くチームなど、ほとんどありません。
他チームの状況等を考えるよりも、
自チームが勝利を積み重ねることだけを考えて、
引き続き目の前の試合に集中して戦っていくのみ、です。

追記1)
決勝点となった岡山の得点はオフサイドの可能性も高く、
新潟の選手が長い時間をかけて抗議をするも、
その判定は覆ることはありませんでした。
オフサイドであったかどうかは定かではありませんが、
試合後の島田選手の話によると、
「普段は審判の方にしっかりコミュニケーションを
とりましょうと言われるが、
個人的にはあまりとってくれることはない笑」とのことでした。
この場面も、副審の方に見えていたかどうか
確認したということですが、
その質問には答えてもらうことすらされなかったそうです。
審判団に対するリスペクト精神は必要とは思いますが、
「選手は審判をリスペクトすべきだが、
審判は選手をリスペクトする必要はない」ということになると、
また少し話が違うことになってしまうのではないかと思います。
この得点や敗北が覆るようなことはないとは思いますが、
この件はしっかり検証していただき、
今後、このようなことが続かないように
全員でしっかり考えていただきたいと思います。

追記2)
とはいえ、ボールを多く保持しながら決定機もあまり作り出せず、
数少ない決定機を得点につなげることができなかったのは確かです。
ベクトルはしっかり自分たちに向けて、
次の試合までに修正できる点は修正して、
再び上昇気流に乗れるように戦い抜いてほしいと思います。

日差しこそ雲に遮られているものの、
じっとりした汗が噴き出る日でした。
選手たちも、だいぶ疲労がたまったものと思います。

今節、対戦相手の岡山はビジター席が設置されず。
岡山の選手たちはアップ前にスタンドに一礼。
スタンドからは温かい拍手が沸きました。
これからも、続いてほしい習慣です。


順位チーム勝点試合得失
1京都サンガF.C.38181152281216
2ジュビロ磐田38181224301911
3アルビレックス新潟37181143361620
4FC琉球37181143301515
5ヴァンフォーレ甲府301886423158
6V・ファーレン長崎301893622220
7FC町田ゼルビア281884625196
8モンテディオ山形271876519154
9東京ヴェルディ27188372429-5
10水戸ホーリーホック251881927207
11ツエーゲン金沢251874720191
12ジェフユナイテッド千葉241866618180
13ブラウブリッツ秋田241866617170
14ファジアーノ岡山22186481516-1
15栃木SC20184861921-2
16レノファ山口FC20185581320-7
17松本山雅FC18184681630-14
18ザスパクサツ群馬17184591524-9
19ギラヴァンツ北九州17184591528-13
20愛媛FC15183691730-13
21大宮アルディージャ121826101624-8
22SC相模原111825111026-16
再び京都に首位を譲ったとはいえ、その差は勝ち点にして1。
今まで新潟、京都、琉球の三つ巴だった昇格圏争いが、
ここに磐田を加えた「四つ巴」の様相となっています。
とはいえ、まだまだ中位・下位から加わってくるチームもあるかもしれず、
まだまだ全然わかりません。
下位の方は、いずれのチームもなかなか一勝が遠く、苦戦しています。
上位のチームにとってもそうですが、
一つ勝つのは本当に難しいことであり、
そしてその一勝が浮上のきっかけになることもあります。
調子が上がらない新潟にとっても、大事なのはまず一勝、です。

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