2021年9月22日水曜日

2021明治安田生命J2リーグ 第30節

021年9月19日(日)

2021明治安田生命J2リーグ 第30節

東京ヴェルディ 1 vs.    3 アルビレックス新潟

入場者数:4,752人(味の素スタジアム)

朝晩の冷え込みが強くなってきたと思ったら、
また夏が帰ってきたかのような暑い日となりました。
今節は、アウェイで東京ヴェルディと対戦します。
昨季まで一度もヴェルディ相手に勝利がなかった新潟。
今季のホーム戦では、7-0の快勝でそのジンクスを破りました。
今節の舞台である味の素スタジアムでも、
当然新潟はヴェルディ相手に勝利したことがありません。
今節は、アウェイでもそのジンクスを破り、
再び上昇気流に乗っていきたい一戦です。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは阿部選手。
ディフェンスラインは、右から
早川選手、千葉選手、舞行龍選手、堀米選手。
ボランチは、高選手、島田選手。
中盤は、右から三戸選手、高木選手、ロメロ選手。
ワントップは谷口選手です。

お互いボールを大切にする新潟とヴェルディ。
序盤のボール保持は新潟にやや分があり、
細かなパス回しでヴェルディゴールに迫ります。
そして前半14分、相手陣内右サイドで
ボールを回収した三戸選手は
華麗なステップで相手をかわしながら
中央へボールを運ぶと迷いなく左足を一閃。
このシュートは相手選手に当たってコースが変わり、
ヴェルディのゴール隅に吸い込まれて
新潟が早い時間帯での先制点奪取に成功します。
早い時間帯で先制して更に攻め立てながら追加点が奪えず、
ついには逆転を許してしまったホーム山形戦。
その反省を生かすべく、
攻勢を緩めることなく追加点を狙いに行きます。
しかし、その後はなかなかゴールを奪うことはできず。
前半は0-1での折り返しとなりました。

後半、開始直後から谷口選手に変えて鈴木選手を投入。
すると後半7分、早くも決定機。
右サイドに抜け出した高木選手が中央へクロス。
鈴木選手がニアに相手を連れ込み、
ファーサイドに走ってきたロメロ選手がダイレクトシュート。
これがヴェルディのゴールに突き刺さり、
新潟が追加点を奪います。
その後も3点目を取るべく攻め続ける新潟。
しかし後半13分、早川選手が
自陣ペナルティエリア内で相手選手を倒したという判定で
ヴェルディにPKを与えてしまいます。
これを決められて、再び一点差に迫られます。
攻勢を強めるヴェルディ。
新潟は攻め込まれる時間が長くなりますが、
必死のディフェンスで耐え凌ぎます。
すると後半45分、前線でプレスをかけ続けた鈴木選手が
相手ゴールキーパーからセンターバックへのパスミスを誘い、
このパスをカットして無人のゴールに蹴り込み、
勝利を手繰り寄せる決定的な3点目をあげます。
最後はパス回しを駆使して相手にシュートシーンすら作らせず、
試合終了。
今節は1-3での勝利となりました。

なかなか調子があがらない中で4試合ぶりの勝利。
これを浮上のきっかけとして、
ここから連勝を重ねていきましょう。

次節は9月25日(土)、ホームでヴァンフォーレ甲府と対戦します。
甲府は同勝ち点で並んでおり、逆転昇格を狙う新潟と同様に
「負けたら終わり」の精神で臨んでくることでしょう。
厳しい戦いが続きますが、何とか勝利をつかんで
最後まであきらめずに戦い続けましょう。

追記1)
今節、珍しいシーンがありました。
後半にヴェルディが追撃の一点を奪って更に猛攻を続ける中、
新潟のクリアボールがピッチ外に出そうなところを
ヴェルディの堀監督がピッチに入ってこれをキャッチし、
ヴェルディの選手に渡してしまいました。
これには堀監督に注意が与えられるのみでカード等は出ず、
新潟の直接フリーキックで試合再開となりました。
後日放送されたジャッジリプレイによると、
ピッチ内で戦っている選手以外の人間のピッチへの侵入については、
メンバー登録されている者(スタッフ含む)かされていない者か、
また相手ボールになるところを邪魔したか、
決定機を阻止すべく時間稼ぎしたか、など悪質性の問題で
かなり対処(処分)が異なるようです。
今回の場合は、ヴェルディの堀監督は
ヴェルディのスローインになりそうだったボールを
ピッチ内に入って取ってしまっただけということで、
悪意は感じられないのでこの対処でよいということでした。
審判の方は批判の的になることも多いですが、
このような細かなルールもしっかり把握しておかねばならず、
本当に大変な仕事だと改めて感じました。

追記2)
今節、今季2点目を奪った三戸選手。
いずれも対戦相手はヴェルディで、
早くも「ヴェルディキラー」などと呼ばれています。
しかも、いずれも利き足ではない左足のシュートで、
右足でも左足でも強烈なシュートを打てるのは大きな武器です。
次のパリ五輪を十分狙える位置にいる三戸選手。
三戸選手の今後の活躍が非常に楽しみです。
そして、鈴木選手もホームでのヴェルディ戦以来のゴールでした。
試合終了後、監督と長く抱き合う姿を見て、
なかなか結果を出せず苦しんでいた鈴木選手のゴールが
一番嬉しかったのはアルベルト監督ではないかと感じました。
今節のロメロ選手のゴールのように、
潰れ役となったり囮となるプレーを得意とする鈴木選手。
谷口選手とは異なった特徴があり、
そのプレーの特徴ゆえにゴールという目に見える結果が
出しにくい、ということがあります。
新潟がここから勝利を積み重ねるには、
鈴木選手の活躍が絶対に必要になります。
これを一つの自信を取り戻すきっかけとしていただき、
これからも新潟の得点のために走り続けて欲しいです。


順位チーム勝点試合得失
1京都サンガF.C.64301974482424
2ジュビロ磐田63301965533221
3アルビレックス新潟54301596523022
4ヴァンフォーレ甲府54301596472819
5FC町田ゼルビア52301578492920
6V・ファーレン長崎52301578443410
7FC琉球51301569463313
8モンテディオ山形4930147939327
9水戸ホーリーホック41301251336297
10ジェフユナイテッド千葉403010101029290
11東京ヴェルディ4030117124249-7
12ブラウブリッツ秋田3830911103132-1
13ファジアーノ岡山363099122325-2
14栃木SC3330712112835-7
15レノファ山口FC323088142637-11
16ザスパクサツ群馬323088142640-14
17ギラヴァンツ北九州2930611132441-17
18SC相模原2830610141934-15
19ツエーゲン金沢283077162743-16
20大宮アルディージャ2730512133339-6
21松本山雅FC273069152552-27
22愛媛FC2630511142949-20
首位の磐田は引き分け、二位の京都は勝利。
これによって京都が首位に返り咲いています。
新潟と昇格圏との勝ち点差は9。一つ縮まりました。
残り12試合。まだまだ希望はあります。
一方、下位の方では長らく最下位に沈んでいた相模原が勝利し、
これによって最下位どころか一気に降格圏を脱出しました。
とはいえ、入れ替わりで最下位となった愛媛から
一試合で入れ替わる可能性がある勝ち点3の間に
6チームがひしめき合う大混戦となっています。
こちらの方は間違いなく、最後まで目が離せない状況となるでしょう。
昇格争いについても最後まで分からなくなるような、
スリリングな争いにもっていきましょう!

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