2021年9月6日月曜日

2021明治安田生命J2リーグ 第28節

021年9月4日(土)

2021明治安田生命J2リーグ 第28節

アルビレックス新潟 0 vs.    0 ギラヴァンツ北九州

入場者数:7,617人(デンカビッグスワンスタジアム)

新型コロナウイルスによる感染拡大が
日本全体で過去最大となっており、
新潟県内でも連日多くのPCR陽性者が認められています。
新潟県は国のまん延防止や緊急事態宣言が
適応されている地域ではありませんが、
「独自の特別警報」が発令されました。
公園や水族館などの施設はしばらく閉鎖。
ビッグスワンも閉鎖となりましたが、
すでに開催が予定されているイベントについては
徹底した感染対策を施した上で開催許可を検討する、
ということになりました。
今節のギラヴァンツ北九州を迎えた一戦は、
観客数上限を1万人に設定して行われることになりました。
北九州のホームである福岡県は緊急事態宣言下であるため、
今節はビジター席も設置されません。
様々な制限がかかる中での試合となりますが、
このような状況下でもサッカー観戦を楽しめることに
感謝し、今まで以上に感染対策にしっかり
取り組んでいきましょう。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-2-3-1。
ゴールキーパーは阿部選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、早川選手、舞行龍選手、堀米選手。
ボランチは、高選手、福田選手。
中盤は、右からロメロ選手、高木選手、本間選手。
ワントップは谷口選手です。
サブのゴールキーパーには、
今季のリーグ戦で初めて瀬口選手が入りました。
前節の4失点を踏まえて、
ディフェンス陣にテコ入れを図った新潟です。

試合は、北九州はあまり前線からプレスをかけず
5バックで守備ブロックを築いて反撃の機会を伺います。
今季多くの対戦相手が新潟対策として取り入れてきた戦術。
これをいかにかいくぐって先制点をもぎとれるか。
新潟は圧倒的なボール保持で北九州ゴールに攻め込みます。
ボールが弾き返されても再び回収し、
二次攻撃、三次攻撃で北九州に休む暇を与えません。
しかし、割り切った北九州の集中した守りを
なかなか崩すことができず。
決定機に放たれたシュートは枠外に飛ぶばかりで、
今節もセットプレーからも得点の匂いを感じることはできず、
時間だけが過ぎていきます。
圧倒的に攻め続けた新潟ですが、
前半のうちに先制点を奪うことはできず。
前半は0-0での折り返しとなりました。

後半も、特に開始直後の選手交代などもなく、
前半同様の流れで経過していきます。
少しずつ北九州のサイド深くまで
攻め込めることも多くなってきますが、
中央はがっしり固められて
ボールをゴールに押し込むことができません。
そして、前半と同じく新潟のシュートは
ことごとくゴールの上を通過していきます。
途中から鈴木選手、高澤選手、矢村選手を投入。
前線の選手を入れ替えて1点を奪いにいきますが、
どうしても得点を奪うことができません。
後半は北九州にカウンターやセットプレーから
チャンスを与えてしまいますが、
久しぶりのスタメンとなった阿部選手を中心に
守り切ります。
最後まで1点を目指した新潟ですが、
北九州の堅い牙城を崩すことができず。
今節は0-0のスコアレスドローとなりました。

ホーム戦が多く、全勝を目指した今月でしたが、
いきなりつまづくことになりました。
しかし、下を向いている時間はありません。
次節は9月11日(土)、同じくホームで
モンテディオ山形と対戦します。
チーム状況がなかなか上向かず苦しい時間が続きますが、
一勝が雰囲気を大きく変えてくれることもあります。
切り替えて次の試合の勝利を目指して、
戦っていきましょう。

追記1)
前節に引き続き無得点で終わった攻撃陣。
リーグ最多得点を誇っていた新潟ですが、
ここ5戦で4得点と、明らかに得点力が低下しています。
リーグ最多得点も、好調な磐田に抜かれてしまいました。
自陣から細かなパス回しで攻撃を展開する新潟ですが、
がっちり守りを固められた相手から得点を奪うのは
どのようなチームであっても至難の技です。
先日のワールドカップ最終予選の日本vs.オマーンでも、
守備を固めたオマーン相手に
日本は攻め続けるも得点を奪えず、
逆に隙を突かれてオマーンに得点を許して敗北しました。
日本代表クラスであっても、このような状況です。
新潟が得点を量産していた時期は、
得点の多くは実はショートカウンターや
セットプレーからの得点でした。
最近は、敵陣でボールを奪っても素早い攻撃ができず、
またセットプレーでの得点からは長期間遠ざかっています。
停滞する攻撃は中途半端なクロスを跳ね返され、
カウンターから失点するような事態も招いています。
どのような形で得点を奪うことができるかが、
今の新潟の最大の修正ポイントなのでしょう。

追記2)
9月5日(日)に開催されたルヴァンカップ準々決勝の
川崎フロンターレvs.浦和レッズ戦。
第一戦は浦和のホームで1-1となっていた中、
川崎ホームの第二戦は途中まで3-1と川崎リードで
経過していました。
川崎がこのまま準決勝に進むかと思われた中、
後半42分に浦和がゴールをあげて1点差に迫ると、
後半アディショナルタイムに劇的な同点弾。
この結果、2戦合計で4-4となりましたが、
アウェイゴールの差で浦和が準決勝進出となりました。
やはり、サッカーは最後まであきらめなければ
何が起こるかわからない、素晴らしいスポーツです。
新潟のサポーターも、昇格の希望の火が完全に潰えるまでは、
あきらめずに応援を続けていきましょう!


順位チーム勝点試合得失
1ジュビロ磐田59281855493019
2京都サンガF.C.57271764422121
3アルビレックス新潟51281495482721
4FC琉球51281567453015
5FC町田ゼルビア48281468452619
6ヴァンフォーレ甲府48281396432815
7V・ファーレン長崎4727145836306
8モンテディオ山形46271377362412
9水戸ホーリーホック402812412362610
10ジェフユナイテッド千葉3728910927261
11東京ヴェルディ3728107113946-7
12ファジアーノ岡山352898112223-1
13ブラウブリッツ秋田3428810102731-4
14栃木SC2928611112735-8
15レノファ山口FC292778122233-11
16ザスパクサツ群馬292878132537-12
17ツエーゲン金沢272776142537-12
18大宮アルディージャ2628511123035-5
19ギラヴァンツ北九州2528510132240-18
20愛媛FC2528510132645-19
21松本山雅FC252767142247-25
22SC相模原242859141734-17
首位だった京都は甲府相手に0-3と完敗。
二位だった磐田は今節も完勝で再び首位に立ちました。
琉球は長崎相手に敗北し、四位に交代。
新潟が得失点差で入れ替わって三位となっています。
新潟の昇格圏との差は、6。
一試合消化試合が少ない京都は
中2日で9月7日(火)に松本との対戦を控えています。
降格圏では、大宮が前節に引き続き今節も勝利して二連勝。
降格圏を脱出しました。
一方、磐田に敗れた松本は前節に引き続き大量失点での敗北となり、
降格圏に沈んでしまいました。
最下位の相模原は勝利し、最下位から勝ち点差3以内に
6チームがひしめく、非常に大混戦の状況となっています。
勝ち点1が大きく順位を変える可能性がある下位チーム。
このようなチーム相手に得点を奪い、勝ち切ることができるかが
昇格を狙うチームにとって重要なポイントとなりそうです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。