2022年2月26日(土)
2022明治安田生命J2リーグ 第2節
大宮アルディージャ 2 vs. 2 アルビレックス新潟
入場者数:7,174人(NACK5スタジアム)
前節、仙台との開幕戦はスコアレスドローに終わった新潟。
今節は、アウェイで大宮アルディージャと対戦します。
新潟では再び選手一人がCOVID-19陽性となり、
クラブ独自の判断で4人の濃厚接触者と考えられる選手も
自宅待機となっています。
万全の状態で戦えない状況はシーズン通して続きそうですが、
今季は厚い選手層を活かして乗り切ってほしいです。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-3-3。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
長谷川選手、舞行龍選手、千葉選手、堀米選手。
アンカーの位置に島田選手が入り、
サイドハーフは右に高木選手、左に星選手。
ウイングは右にシノヅカ選手、左に本間選手で、
ワントップは谷口選手です。
前節、アンカーとして獅子奮迅の活躍だった高選手に代わり、
今節は島田選手が入りました。
鈴木選手は前節の試合中に膝を痛めたこともあってか、
今節はベンチ外となっています。
試合は序盤から大宮の前線からのプレスが強く、
新潟はうまく剥がせず自陣でボールを奪われては
シュートを打たれる展開が続きます。
ピッチの状態の影響からか、舞行龍選手も千葉選手も
相手のロングボールに対するミスキックが多く、
自陣に押し込まれてしまいます。
そして、前半7分、その流れで
自陣でボールを失った新潟は、
最後は新潟にも所属していた河田選手に決められ、
早い時間帯で先制点を献上します。
その後は大宮のプレスも少し緩み、
選手たちのポジション取りも良くなって
ボールを回せるようになった新潟。
いつも通りに攻撃を組み立ててゴールを目指します。
サイド攻撃から決定機も演出しますが、
相手ゴールキーパーのビッグセーブもあって
なかなかゴールを割ることができません。
前半はそのまま、1-0での折り返しとなりました。
後半、松橋監督曰く
「少し中央も意識するように伝えた」という新潟。
前半以上にボールを回せるようになり、
一気呵成に大宮ゴールに迫ります。
それでもなかなか同点ゴールを奪うことができない時間が続くと、
後半19分、クロスを再び河田選手が頭でゴールに押し込み、
大宮に追加点を奪われてしまいます。
暗い雰囲気となりがちな状況でしたが、
新潟の選手たちはあきらめてはいませんでした。
ここから怒涛の反撃が始まります。
まずは後半23分、本間選手がドリブルでの中央突破から
高木選手へラストパスを送り、
これを高木選手がループ気味のシュートでゴールに流し込み、
今季チーム一号となるゴールを奪います。
そして後半26分、本間選手がサイドから中央へ侵入してクロス。
これをシノヅカ選手が頭で押し込み、
新潟があっという間に同点に追い付きます。
その後も大宮を自陣に押し込んで、
勢いそのままに逆転を狙う新潟。
交代で入った矢村選手や松田選手も決定機を迎えますが、
ゴールを奪うことはできず。
序盤から飛ばしていた大宮の足が止まったこともあってか、
大宮にはほとんど反撃の機会を与えることはありませんでした。
試合はそのまま終了。
2-2でのドローゲームとなりました。
前節に引き続いての引き分けとなった新潟。
今節は序盤の戦い方が悔やまれる一戦となりました。
松橋監督は「自分のミス」と言っていましたが、
大宮のプレスのやり方を見て、
ピッチ内でその対応を統一することができなかったようです。
ハーフタイムに監督から指示が出て改善した部分もあるようですが、
本来ならばピッチ上の状況をみて選手たちが自身の判断で
対応できるようになってほしいもの。
これは以前からの新潟の課題ではありますが、
今季は特に飲水タイムもないので、
「いかに選手たちだけでピッチ状の状況に対応するか」が
大きなポイントとなりそうです。
まだまだチームは進化の途中。これからに期待しましょう。
追記1)
今節、本間選手は2アシスト。
前半こそ少し大人しい印象があったものの、
後半は何度もドリブルを仕掛けて大宮の守備陣を切り裂き、
大宮の脅威となっていました。
試合終了後には、松橋監督に
「極論を言えば、全員を抜いてシュートを決めてほしい」と
言わしめました。
そのぐらい活躍が期待されている本間選手。
新潟の昇格のためには、本間選手の大車輪の活躍が必要不可欠です。
まだまだ、やってもらいましょう。
追記2)
「スポーツと政治は切り離すべき」と言われますが、
今節、同点ゴールを決めたイッペイ シノヅカ選手は試合終了後、
ロシアのウクライナ侵攻についての感想を求められていました。
ロシア国籍をもち、ロシア代表としての経験もあるシノヅカ選手。
ロシアにもウクライナにも知り合いがいるということで、
今の状況には強く胸を痛めていることでしょう。
シノヅカ選手が心穏やかにプレーに集中できるようになるためにも、
一刻も早く状況が改善してくれることを願っています。
一方、連敗しているのも秋田のみ。
今季も引き分けが多く、群雄割拠のJ2リーグとなっています。
いかに、引き分けを勝利へ導くことができるか。
まだまだ、戦いは始まったばかりです。
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