２０２３年８月５日（土）
２０２３明治安田生命Ｊ１リーグ 第２２節
名古屋グランパス １ vs. ０ アルビレックス新潟
入場者数：５７,０５８人（国立競技場）
J1は中断期間を経て、本日から再開となりました。
今節の新潟は名古屋グランパスとの一戦で、
対戦の場所は国立競技場です。
名古屋のホームゲームとして国立で開催されたこの試合には、
5万人を超える観客が訪れて、J1新記録となりました。
注目の一戦となり、強豪名古屋が相手ではありますが、
今季初の連勝をつかんで浮上してきたいところです。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは小島選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、デン選手、渡邊選手、田上選手。
ボランチは高選手、秋山選手。
サイドハーフは右に松田選手、左に小見選手。
ツートップは鈴木選手と三戸選手です。
試合は、序盤から名古屋の前線からのプレスを前に
なかなかボールを前に進められない新潟。
そして前半14分、その流れそのままに
ペナルティエリア内に侵入され、
早い時間帯に強固な守備を誇る名古屋相手に
痛すぎる先制点を与えてしまいます。
その後はがっちり守備組織を形成して、
新潟にボールを持たせてゲームを進める名古屋。
しかし名古屋の前線からのプレスは激しく、
新潟は自陣でのビルドアップでボールを失って
ピンチを招くことも多い状況が続きます。
そのプレスをかいくぐっても、
名古屋陣内では強固な守備網が構築されているので
素早いカウンターへつなげることもできず、
新潟は苦しい状況が続きます。
前半はそのまま、1-0での折り返しとなりました。
後半もメンバーは変えずに反撃に出たい新潟。
しかし、やはり名古屋の守備は固く、
シュートすらまともに打てない状況が続きます。
かといって、ボールを失ったあとのカウンターは怖く、
勇気をもって攻めることもできず。
時間だけが過ぎていく中、
堀米選手、高木選手、星選手が投入されてからは
名古屋陣内にボールを運ぶことができてきた新潟ですが、
それでもシュートまでつなげることはできず。
結局、試合はそのままタイムアップ。
今節は1-0での敗戦となりました。
天皇杯からほぼメンバーを変えずに
試合となった名古屋は、
早い時間帯に先制点をとってからは割り切って
守備に徹していました。
リードを奪った名古屋相手に得点を奪うことは、
J1のどのクラブでも難しいことです。
新潟も打開すべくボールを回し続けましたが、
最後までその守備網を崩すことはできませんでした。
これを突破することができれば、
またより一段とチームのレベルが上がるものと思います。
今のサッカーで勝利を掴むためには、
必ず越えなければいけない壁といえるでしょう。
今後の新潟の成長に期待したいと思います。
次節は8月12日（土）、ホームで湘南ベルマーレと対戦します。
長かったアウェイ連戦も終了し、
一ヶ月ぶりにホームでの試合となります。
相手は最下位の湘南。
死に物狂いで勝ち点3を掴みにくることでしょう。
この湘南を相手にホームで勝利を掴めなければ、
新潟は本格的に残留争いに巻き込まれることになります。
このまま沈んで行かないように、
次節はホームで勝利をあげましょう。
追記１）
今節は新潟の田上選手、そして名古屋の米本選手のプレーが
SNSなどで話題となっています。
まずは前半37分、田上選手はシュートを放つと
勢いそのまま足元にスライディングしてきた
名古屋の野上選手の足を踏みつけてしまいました。
当初はノーファールの判定でしたがVAR判定となり、
VARだと田上選手が足元を見ながら
わざと踏みつけているようにも見える映像であったため、
「意図的に野上選手の足をめがけて踏みつけた」と
思われかねないシーンでした。
レッドカードの可能性もあるシーンでしたが、
これはオンフィールドレビューの結果、
イエローカードの判定となりました。
そして後半40分、自陣でボールを受けた鈴木選手に対し、
名古屋の米本選手がいわゆる「蟹ばさみ」の形で、
両足で鈴木選手の両足を挟んでしまいました。
これに激昂した高選手は米本選手を
後ろから手で強く突き飛ばしてしまい、
ここで試合が一旦中断となりました。
これもVARの結果、米本選手のプレー、そして
高選手の報復行為もイエローカードとなりました。
その後、名古屋陣内で太田選手と米本選手が競り合い、
その中で米本選手は全体重を太田選手の右膝にかけてしまい、
太田選手は痛みで動けなくなってしまいました。
これはファールにもならず、VARの対象にもなりませんでしたが、
太田選手はそのまま負傷退場し、
交代枠を使い切っていた新潟は最後は10人で戦うことになりました。
太田選手は救急車で病院に搬送されたという話もあります。
これもあり、新潟サポーターと名古屋サポーターの間で、
「田上選手はわざと野上選手の足を踏みつけた」とか、
「米本選手に鈴木選手も太田選手も傷を負わされた」とか、
様々な誹謗中傷が飛び交う残念な状況になっています。
さらにこれに輪をかけるのは、
今節のDAZN解説を務めた福田正博氏が、
田上選手にイエローカードが提示されたあとに
「個人的には田上選手は退場でいいと思う」と言ってしまい、
米本選手に対しては特に退場に値するかどうかは
触れなかった（触れる時間もなかった）ことに対し、
新潟サポーターや田上選手のご家族からも
「田上選手は意図的に足を踏みつけた」と
決めつけられたような発言を全国に流されたことで、
非常に残念な思いが伝えられています。
このようなやり取りの中で、
田上選手やそのご家族にも誹謗中傷メールなどが
届いているそうです。
せっかく多くの観客が集まって
非常に熱い試合が繰り広げられた中で、
このような誹謗中傷ばかりが取り上げられることは
本当に残念に思います。
とにかく太田選手の体が心配なのと、
選手たちは勝利のために必死にプレーしていて、
その結果として相手を負傷させてしまうことはあっても、
最初から相手を傷つけることを目的に
プレーすることは絶対にないと思います。
そこはしっかり信じつつ、
不用意なプレーには審判にしっかりジャッジしてほしいと思います。
一言一言の不用意な発言が、
多くの人を傷つけてしまうこともある時代です。
誹謗中傷する人間が一番悪いのは言うまでもありませんが、
著明な方には特にその影響も強いので、
その点については気をつけてほしいと思います。
名古屋が上位二チームとの差を縮めています。
下位の方では、横浜FC、柏、湘南がいずれも勝利。
ガンバは川崎との死闘を制し、中位に浮上しました。
依然として残留争いグループは横浜FC、柏、湘南で、
次のグループは新潟、京都であり、
京都と横浜FCとの勝ち点差は5。
一つの勝利が大きな浮上のきっかけになることもあるリーグ戦。
引き続き、目の前の試合での勝利目指して戦うのみ、です。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。