2025年2月27日木曜日

2025明治安田J1リーグ 第3節

025年2月26日(水

2025明治安田J1リーグ 第3節

鹿島アントラーズ 2 vs.    1 アルビレックス新潟

入場者数:12,106人(県立鹿島サッカースタジアム)

前節の悔しい敗戦から中3日。
本日は、アウェイで鹿島アントラーズと対戦します。
開幕アウェイ3連戦の最終戦。
今節も苦しい戦いが予想されますが、
これが終われば新潟に帰れます。
選手たちには、死に物狂いで今季初勝利を
奪ってきてほしいと思います。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは藤田選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、稲村選手、堀米選手。
ボランチは宮本選手、星選手。
サイドハーフは右に太田選手、左に奥村選手。
ツートップは長谷川選手と矢村選手です。

序盤から、鹿島の前線からのプレスに苦しめられる新潟。
新潟も高い位置からのプレスで対応しますが、
鹿島との違いはボールを奪ってからの意識。
鹿島の選手たちはボールを奪うやすぐさま
ボールを前へ進めて全体を押し上げるのに対し、
新潟はボールを奪うと後ろへ下げることが多く、
これをまた鹿島に奪われてはピンチを招く、
という展開が多くなります。
そして前半10分、自陣ペナルティエリア内での
クリアがちょうどフリーの相手選手に渡ってしまい、
これをボレーシュートで決められて失点。
守備が硬い鹿島相手に痛すぎる先制点を献上します。
手も足も出ないような前半でしたが、
前半44分、鹿島ペナルティエリア内がスクランブルとなり、
最後は矢村選手が左足のシュートでキーパーに弾かれながらも
ボールはゴールに吸い込まれ、
前半のうちに新潟が同点に追いつきます。
前半は1-1での折り返しとなりました。

前半は劣勢だった新潟は、後半も同じメンバーで戦いますが、
なかなか鹿島陣内へボールを進めることができません。
早めの選手交代を駆使しますが、
投入された選手たちも十分な活躍をみせることができず。
そして後半33分、鹿島のコーナーキックから
最後はオウンゴールで新潟のゴールに突き刺さり、
鹿島に新潟の心を折る勝ち越しゴールを奪われます。
選手たちは奮起して鹿島ゴールに迫りますが、
1点のリードを得た鹿島相手にほぼなすすべなし。
今節は2-1での敗戦となりました。

これで早くも2連敗。
開幕から未だに白星がありません。
苦しい船出となった「樹森アルビ」ですが、
苦しいシーズンとなるのは分かりきっていたこと。
まずは勝ち点3を目指して、
目の前の試合を全力で戦っていきましょう。

次節は3月2日(土)、ホームでセレッソ大阪と対戦します。
ようやく今季のホーム開幕戦。
スタジアムも有志により除雪作業が進められ、
準備万端です。
昨年の9/14を最後に、
すでに5ヶ月以上リーグ戦の勝利から遠ざかっています。
次節こそ久々のホーム戦で勝利を掴み取り、
浮上のきっかけにしてほしいと思います。


2025明治安田J1リーグ順位表 (2月26日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1湘南ベルマーレ93300523
2川崎フロンターレ73210725
3清水エスパルス73210413
4柏レイソル73210422
4サンフレッチェ広島73210422
6鹿島アントラーズ63201624
7ファジアーノ岡山63201413
8FC東京63201422
9横浜FC43111110
10セレッソ大阪33102761
11ヴィッセル神戸33030330
12FC町田ゼルビア3310223-1
13ガンバ大阪3310248-4
14東京ヴェルディ3310215-4
15浦和レッズ2302123-1
16横浜F・マリノス2302112-1
17京都サンガF.C.2302124-2
18アルビレックス新潟1301225-3
19名古屋グランパス1301239-6
20アビスパ福岡0300325-3
唯一開幕3連勝を飾った湘南が単独首位です。
未勝利が続くのは新潟含めた7チーム。
その中には昨季の覇者である神戸も含まれています。
福岡は唯一の開幕3連敗。非常に苦しいシーズン開幕となっています。
まだ3試合。とはいえ、もう3試合。
始まったと思ったら、いつの間にか
ズルズルと下位に停滞してしまうこともあります。
苦しい状況を変えるのは、勝ち点3しかありません。

2025年2月26日水曜日

2025明治安田J1リーグ 第2節

025年2月22日(土

2025明治安田J1リーグ 第2節

清水エスパルス 2 vs.    0 アルビレックス新潟

入場者数:18, 141人(IAIスタジアム日本平

開幕戦は優勢に進めながらも
引き分けに終わってしまった新潟。
今節こそ「樹森アルビ」初勝利を目指して戦います。
今節は、アウェイで清水エスパルスと対戦します。
今季、J1昇格組の清水ですが、
もともと豊富なタレントを揃える強豪です。
アウェイ3連戦の2戦目で、厳しい戦いになりますが、
勝利をもぎ取って欲しいと思います。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは藤田選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、稲村選手、橋本選手。
ボランチは宮本選手、秋山選手。
サイドハーフは右に太田選手、左に奥村選手。
ツートップは長谷川選手と谷口選手です。

前節と同様に、統一された前線からのプレスで
清水のボールホルダーに襲いかかる新潟。
しかし、前節のマリノス戦ほどは前から行かずに、
やや低めに構えて陣形を整えます。
一進一退の攻防が続く中、
前半26分、秋山選手がスパイクの裏で
相手の脛にアタックする不用意なプレーで一発退場。
これで数的不利になった新潟は
長谷川選手をボランチに下げて引き気味となり、
清水の猛攻が始まります。
なんとか前半は耐え凌ぎたいところでしたが、
前半アディショナルタイム、
コーナーキックから押し込まれて痛い失点。
前半は1-0での折り返しとなりました。

後半、奥村選手に代えて新井選手を投入し、
守りながら1点を取りに行く新潟。
しかし、後半17分、
ボールホルダーにあまり寄せられずに
強烈なミドルシュートを叩き込まれ、
決定的な2点目を献上してしまいます。
その後、長谷川選手に代えてゲリア選手を投入し、
3バックの布陣で反攻に出る新潟。
ミゲル選手も投入され、ただの消化試合とはせずに
実践の中で様々なオプションを試します。
今節はそのまま、2-0での敗戦となりました。

前節に続いて不用意なプレーから
試合を崩してしまう結果となりました。
昨季よりプレスが激しめになっている新潟ですが、
その見返りとしてファールが多くなり、
PK献上やレッドカードを受けることにつながっています。
ここは調整する必要があり、
厳しくアタックしつつ
ファールとならないプレーが求められます。
そして、これは強豪チームの選手は
誰もが身につけている技術です。
新潟がもう一段階成長するためには
欠かせないステップなのではないでしょうか。

次節は2月26日(水)、
アウェイで鹿島アントラーズと対戦します。
リーグ戦では10年くらい?勝てていない相手であり、
さらに鹿島はホームで1年以上負けていません。
苦しい戦いが続きますが、
これが終わればようやく新潟に帰れます。
勝ち点3をお土産にして、帰ってきて欲しいと思います。


2025明治安田J1リーグ順位表 (2月23日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1清水エスパルス62200303
2湘南ベルマーレ62200312
2サンフレッチェ広島62200312
4川崎フロンターレ42110514
5柏レイソル42110211
6鹿島アントラーズ32101413
7セレッソ大阪32101642
8ファジアーノ岡山32101211
9FC町田ゼルビア32101220
10FC東京32101110
10横浜FC32101110
12ガンバ大阪3210146-2
13ヴィッセル神戸22020220
14浦和レッズ22020110
15横浜F・マリノス1201112-1
16アルビレックス新潟1201113-2
16京都サンガF.C.1201113-2
18名古屋グランパス1201126-4
19アビスパ福岡0200213-2
20東京ヴェルディ0200205-5
清水と湘南と広島が開幕2連勝。
一方で、福岡とヴェルディが開幕2連敗。
昨季は大躍進したヴェルディですが、
今節はここまで無得点と苦しい開幕となっています。
まだ未勝利なのは新潟も含めて8チーム。
初勝利が欲しいのはどこも同じです。

2025年2月17日月曜日

2025明治安田J1リーグ 第1節

025年2月15日(土

2025明治安田J1リーグ 第1節

横浜F・マリノス 1 vs.    1 アルビレックス新潟

入場者数:32, 713人(日産スタジアム

2月14日、今年もJ1リーグが開幕しました。
Jリーグは2026年から
現行の2月開幕・12月閉幕の「春秋制」ではなく、
8月開幕・5月閉幕の「秋春制」に移行することが
決定しており、
今季は現行の体制で行う最終シーズンとなります。
昨年の開幕日は2月23日であり、
少しずつ開幕日が前倒しになっています。
2月、新潟には大寒波が到来し、大雪の影響で
家から出ることも難しいような状況となりました。
当然、選手たちは日々の練習すら難しい状況となり、
2月はキャンプ先の高知から新潟に帰らず
大阪で練習を続けることが決まりました。
家族が待っている家に帰ることができないだけでなく、
クラブの費用負担についても莫大なものになっています。
「秋春制」に移行したとしても
冬の試合が増えるわけではないと言われますが、
少しずつ開幕日を前倒しにしてきた過去を振り返ると
(2021年は2/26、2023年は2/17、そして2025年は2/14)
「本当に冬の試合は増えないのか」と疑問が生じます。
そして、それ以前に冬は練習環境を整えることができません。
新潟に大寒波が到来して交通機関が麻痺しても、
新幹線は動いているのでぜひJリーグの役員の方々は
そのときの新潟の状況を自分の目で
確認しにきてもらいたいところですが、
やはり来られるようなことはないようです。
「それは各クラブの責任」という声も聞かれますが、
ただでさえ資金力で負ける北陸・東北のクラブに
更なる負担を強いるのは、かなり厳しい状況です。
「北陸・東北のクラブはJリーグから脱退して、
各自で独自リーグを作ればいい」との声も聞かれます。
Jリーグの今回の決断は、確かに
暗にそれを仄めかしているとも思われます。
しかし、秋春制の導入に反対したクラブは
全60クラブ中、新潟だけでした。
2025年現在、J1リーグに所属する北陸・東北のクラブも
新潟だけです。
「雪国のクラブが練習・試合環境を整えられるように
Jリーグが援助する」ということが決まりましたが、
未だにその内容については公表されていません。
このまま、何もかもがうやむやのまま
秋春制の移行が進められてしまうことを危惧しています。
厳しい環境下に置かれている新潟ですが、
「雪国の意地」として、絶対にJ1クラブに居続けて、
雪国の立場から意見を発信し続ける必要があります。
監督も代わり、選手も大幅に入れ替わった今季。
まずはスタートダッシュを決めるべく、
大事な初戦です。
雪のことが考慮され、新潟は開幕から3連続アウェイ。
今節の対戦相手は、横浜F・マリノスです。
攻撃陣に強力なタレントが豊富なマリノス。
新生アルビの力を試すには絶好の相手でしょう。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは帰ってきた藤田和輝選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、舞行龍選手、稲村選手、橋本選手。
ボランチは星選手、宮本選手。
サイドハーフは右に太田選手、左に奥村選手。
ツートップは長谷川選手と谷口選手です。
今季からベンチメンバーが7人から9人に増えて、
より幅広い戦術で戦うことができるようになりました。

試合は、序盤から新潟が素早い前線へのパスで
マリノスゴールを脅かします。
一方、守備では前線から激しいプレス。
長谷川選手を中心にマリノスのボールホルダーについて
キーパーも含めてフルスプリントで距離を詰めて、
ボールの出どころを潰します。
一人がかわされても、全員の距離が近いので
すぐさま他の選手がカバー。
マリノスにボールを運ばせません。
そして前半26分、橋本選手が
ハーフライン手前から前線の太田選手へ絶妙なクロス。
これを華麗なトラップで前へ運んだ太田選手は
左足を一閃し、ボールはキーパーに当たりつつも
ゴールのファーサイドに吸い込まれ、
新潟が待望の先制点を奪います。
その後もボールを奪っては素早い攻撃を繰り出す新潟。
前半はマリノスに1本もシュートを許さず、
1-0での折り返しとなりました。

後半も前半の勢いそのまま、攻勢に出る新潟。
何度も追加点のチャンスが生まれますが、
相手守備陣の奮闘もあってなかなか得点は奪えません。
そして途中からマリノスが選手交代し
システム変更すると、流れはマリノスへ。
新潟ゴール前へボールが運ばれるようになり、
慌ててしまった宮本選手がペナルティエリア内で
痛恨のファール。
PKを献上してしまい、これをきっちりと決められて
同点に追いつかれます。
その後もマリノスにほとんど
決定機を作らせない新潟でしたが、
選手交代した選手はなかなか結果を出すことができず。
今節は1-1の引き分けとなりました。

ほぼ一方的に攻め続け、先制しながらも
同点に追いつかれ、勝ち点1で終わってしまったという
非常に残念な結果となってしまいましたが、
これが樹森監督率いる「新生アルビ」の
公式戦一試合目ということを考えると、
上々の滑り出しといってよいのではないでしょうか。
昨季にはなかった「前線からの激しいプレス」、
そして球際での激しい奪い合いである「インテンシティの高さ」、
さらにはディフェンスラインでボール回しを繰り返さない
「素早い縦への意識」が垣間見えた一戦でした。
しかし、球際での競り合いには相変わらず弱く、
セカンドボールの回収率も悪かった印象です。
最後のシュート精度の低さも、相変わらずの課題です。
とはいえ、「ワクワクするサッカー」を
見せてくれたことは事実。
次節からは、「新生アルビ」を研究したクラブとの戦いとなります。
その中でどのように勝利を掴むことができるのか。
今後の戦いに期待しましょう。

次節は2月22日(土)、アウェイで清水エスパルスと対戦します。
試合で見つかった課題を練習で対策して、
次こそ新潟のサポーターに勝利を届けてほしいと思います。


2025明治安田J1リーグ順位表 (2月16日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1川崎フロンターレ31100404
2セレッソ大阪31100523
3ファジアーノ岡山31100202
4サンフレッチェ広島31100211
5柏レイソル31100101
5FC東京31100101
5湘南ベルマーレ31100101
5清水エスパルス31100101
9横浜F・マリノス11010110
9アルビレックス新潟11010110
11浦和レッズ11010000
11ヴィッセル神戸11010000
13FC町田ゼルビア0100112-1
14鹿島アントラーズ0100101-1
14東京ヴェルディ0100101-1
14横浜FC0100101-1
14アビスパ福岡0100101-1
18京都サンガF.C.0100102-2
19ガンバ大阪0100125-3
20名古屋グランパス0100104-4
監督を代えた「新生川﨑」が名古屋相手に4-0で快勝し、
開幕を終えて首位となっています。
セレッソは今季のJリーグ開幕戦となったガンバ大阪との
大阪ダービーを5-2で圧勝しました。
J1初挑戦の岡山は開幕戦で京都に勝利。早くもJ1初勝利です。
長いシーズンとはいえ、開幕でつまづくと
あっという間に下位に沈み、
なかなか降格圏から浮上できないこともあるJリーグ。
どこも早く勝ち点3が欲しいのは、同じです。