2025年5月25日(日)
2025明治安田J1リーグ 第18節
アルビレックス新潟 2 vs. 1 湘南ベルマーレ
入場者数:18,426人(デンカビッグスワンスタジアム)
なかなか調子が上がらない中迎えた、
今季前半のホームゲーム最終戦。
今節は湘南ベルマーレと対戦します。
昨季の9月、ホームでの湘南戦で勝利を掴んでから
9ヶ月もホームでの勝利から遠ざかっている新潟。
観客数も、天候に恵まれた日曜日にも関わらず、
ついに2万人を割ってしまいました。
サポーターが求めるものは、もはや勝利のみです。
まだまだ残留をあきらめていないサポーターのためにも、
今節こそ今季ホーム初勝利をもぎとりましょう。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは吉満選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、ゲリア選手、舞行龍選手、堀米選手。
ボランチは新井選手、星選手。
サイドハーフは、右に小見選手、左に奥村選手。
ツートップは長谷川選手と谷口選手です。
今節を前に、堀米キャプテンが選手の意見を取りまとめて
樹森監督に直談判し、
ゴールキーパーも含めてボールをつなぐ新潟のサッカーを
続けていきたいとお話ししたとのことです。
監督はその意思を尊重し、
新潟の強みであるポゼッションサッカーで戦いぬくことを
チーム一丸で統一したようです。
今節の新潟は、後ろでボールを組み立てつつ
効果的な縦パスを繰り出して、そこからは素早い攻撃で
湘南ゴールに迫ります。
負傷明けの谷口選手と小見選手が良い関係性で
決定機を演出します。
しかし、前半20分、湘南のルイス フェリッピ選手の
凄まじいミドルシュートが新潟ゴールに突き刺さり、
湘南に先制点を与えてしまいます。
それでもブレずに新潟のサッカーで相手ゴールに迫る新潟。
すると前半31分、自陣でのパス回しから湘南陣内に侵入し、
何本もパス交換を繰り返しつつ、
最後は奥村選手のシュート→星選手のシュートとつながり、
このこぼれ球を谷口選手がゴールに流し込んで
新潟が前半のうちに同点に追いつきます。
前半は1-1での折り返しとなりました。
後半も流れはそのまま。
新潟がしっかり自陣でボールを保持しつつ攻撃を組み立てて、
くさびの縦パスを入れてそこからは素早く攻撃します。
後半29分、引き続きパス交換から湘南ゴール前に迫ると
谷口選手は複数の相手選手を引き付けて背負いつつ
フリーの小見選手へラストパス。
小見選手はこれをしっかりとゴールに沈めて、
新潟が逆転に成功します。
リードした状態での守備に課題がある新潟。
今節も、リードしてからはやはりどこか慌てている印象で、
ディフェンスラインも深くなって
湘南に一方的に押される展開となります。
交代で入ったダニーロ選手、笠井選手、矢村選手は
前線でのプレス、ボールキープを高めて
少しでも湘南陣内で時計の針を進められるよう奮闘します。
長く耐え凌ぐ時間が続きましたが、
今節はなんとかそのままタイムアップ!
今節は2-1での勝利となりました。
9ヶ月ぶりのホームでの勝利に割れんばかりの
歓声が鳴り響くビッグスワン。
サポーターの目には涙。
選手の中でも、舞行龍選手や小見選手の目には
光るものが見られました。
特に小見選手は勝利後のインタビューでも
声をつまらせてしまい、非常に責任を感じていた思いを
吐露してくれました。
まだまだ、あきらめるには早すぎます。
この勝利を無駄にせず、連勝へとつなげていきましょう。
次節は5月31日(土)、アウェイで名古屋グランパスと対戦します。
しばらくは残留を争うクラブとの連戦が続く新潟。
ここで勝利を掴み続ければ残留圏への浮上も期待できる一方で、
敗北してしまえば状況は一気に苦しくなる、
まさに生死をかけた戦いが続きます。
チーム一丸となって、死に物狂いで勝利を掴み取り続けましょう。
横浜FMは残留目指して久しぶりに大きな勝ち点3をもぎとりました。
2位の柏も同じく降格圏の横浜FC相手に引き分け、停滞。
今節は降格圏の3クラブがすべて勝利するという展開となりました。
今季のリーグ戦はもうすぐ半分になるばかり。
まだまだ全然わかりません。