2025年5月12日月曜日

2025明治安田J1リーグ 第16節

025年5月11日(日

2025明治安田J1リーグ 第16節

アルビレックス新潟 1 vs.    1 浦和レッズ

入場者数:27,412人(デンカビッグスワンスタジアム)

いよいよ残留に向けて尻に火がついてきた新潟。
今節はなかなか勝てないホーム「鬼門ビッグスワン」で、
新潟にとって最強の難敵である浦和レッズが相手と、
厳しい状況が続きますが、
もうそのようなことを言っている場合ではなく、
とにかく勝ち点3を得なければなりません。

今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは吉満選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、ゲリア選手、舞行龍選手、橋本選手。
ボランチは星選手、新井選手。
サイドハーフは、右にダニーロ選手、左に奥村選手。
ツートップは長谷川選手と笠井選手です。
稲村選手と秋山選手はコンディション不良により
ベンチ外となったとの報告があります。
ダニーロ選手は今季初スタメンとなりました。

序盤、新潟は浦和のプレスを前に
自陣でボールを失うことが多く、
何度もショートカウンターを浴びてしまいます。
それでも、なんとか最後のところではしのいで
早い時間帯での先制点献上を許しません。
すると、流れは徐々に新潟ペースに。
浦和のプレスを回避して中盤へボールが渡れば
一気に新潟のチャンス。
前線へボールを運び、シュートチャンスを演出します。
一度ボールを失えば、
前線に豊富なタレントを誇る浦和の高速カウンターが発動し、
1〜2人だけでシュートまでもっていかれるケースもありますが、
集中してゴールを守ります。
前半は0-0での折り返しとなりました。

後半、お互いギアを切り替えて臨むと、
試合は徐々にオープンな展開となり、
お互いがチャンスを演出しつつも
なかなかゴールを割れない展開となります。
そんな中、後半29分、均衡を破ったのは新潟でした。
ダニーロ選手が前線へボールを運び、粘ってキープすると
藤原選手へパス。
藤原選手のクロスに奥村選手がシュートを放ち、
続いて跳ね返りを小見選手がシュートすると、
こぼれ球が長谷川選手の前に転がり、
これを長谷川選手が冷静にゴールに沈めました。
今季、先制点をとりつつもなかなか守れない新潟。
このリードは大事に守りたいところでしたが、
後半35分、新潟陣内へあげられたクロスに
キーパー含めほぼ全員がボールウォッチャーになってしまい、
走り込んだ前新潟所属の長倉選手にヘディングで豪快に決められ、
いつもと同じようにすぐさま同点に追いつかれてしまいます。
その後、お互いに勝ち越しを狙うもゴールならず。
今節は1-1での引き分けとなりました。

これで今季先制した試合は8試合になりますが、
その戦績は2勝5分1敗と、
先制した試合が勝率25%というのはあまりにも寂しいです。
そして、またしても今季ホーム初勝利を逃してしまいました。
シーズンパスホルダーはアプリで
自分が観戦した試合の勝率を確認できますが、
これがずっと0%の状態が続くのは、とても残念です。

次節は5月18日(日)、アウェイでファジアーノ岡山と対戦します。
岡山は初めてのJ1で開幕から躍動しましたが、
最近は勝ち点を伸ばすのに苦しんでいます。
新潟にとってはアウェイとはいえ
必ず勝ち点3を得なければならない試合です。
長いシーズンも、折り返しまであとわずか。
1試合1試合を大事に戦っていきましょう。

2026年からの秋春制への移行に伴い、
同年8月7日開幕を有力として話を進めているJリーグ。
しかし、約束された
雪国など冬季の練習場が確保できないクラブに対する支援策は
未だ何も提示されないままです。
「拝啓 AFCの犬に成り下がったJリーグへ
”強行”した秋春制まであと1年、
約束の支援策すら提示できずに何ができる?
猛暑の8月開幕、過密日程はウインターブレイク短縮の布石か?
一部の人間の利益の為、
ビジョンを手放した奴らが未来を語るな。
雪国の”生活”に思いを巡らせ 考え直せ。」
新潟サポーター有志からは
強烈なメッセージが発信されました。
秋春制移行に対して反対したのは新潟だけですが、
新潟以外の雪国クラブも両手で賛成というわけでなく、
支援があるのならば条件付きで賛成、
というところも少なくなかったと思います。
その約束を反故にして、
いわば雪国クラブなどは切り捨てて、
生き残れるクラブだけで戦っていくというのは
「Jリーグ百年構想」の理念はどこにいってしまったのでしょうか。
「支援策がなければ賛成しなかった」
「こんなつもりではなかった」
現状のJリーグの流れを見て、
今更ながら他クラブのサポーターのこのような意見もあるようですが、
もうこの流れを止めることはできないでしょう。
秋春制移行が本当に日本のサッカー界の発展につながるのか…
それはよくわかりませんが、
雪国のサッカー熱はいよいよ
冷めていくことになりそうです。

試合の前では、エキシビジョンマッチとして
小学1・2年生がビッグスワンのピッチで試合をしました。
子供たちがサッカーを楽しめる環境を整えていきたい…
Jリーグにこのような理念が残っていると良いのですが。


2025明治安田J1リーグ順位表 (5月11日終了時点)
順位チーム勝点試合得失
1鹿島アントラーズ34161114261214
2柏レイソル301586118108
3京都サンガF.C.281784524213
4浦和レッズ261675418135
5サンフレッチェ広島261582514113
6ガンバ大阪23167271921-2
7セレッソ大阪221664624222
8清水エスパルス221664621192
9ヴィッセル神戸211463513121
10FC町田ゼルビア21166371718-1
11アビスパ福岡21166371416-2
12湘南ベルマーレ21166371219-7
13東京ヴェルディ20165561116-5
14FC東京19155461517-2
15ファジアーノ岡山19165471113-2
16川崎フロンターレ181346320137
17名古屋グランパス16164481824-6
18横浜FC1515438915-6
19アルビレックス新潟13152761621-5
20横浜F・マリノス8131571118-7
首位の鹿島が川崎を下し、快走しています。
それを、しばらく無敗が続く柏が追いかける展開です。
下位の方は、横浜FCが福岡に競り勝って勝ち点を大きく伸ばしました。
横浜FMはセレッソに競り負け、未だ勝ち点8で最下位に沈んでいます。
だんだんと勝ち点差が開いてきた今季のJ1リーグ。
とはいえ、特に下位の方は1つ2つ勝つと見える景色が変わってくるので、
なんとか頑張ってほしいと思います。

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