2025年5月18日(日)
2025明治安田J1リーグ 第17節
ファジアーノ岡山 2 vs. 1 アルビレックス新潟
入場者数:14,666人(JFE晴れの国スタジアム)
残留を掴むために絶対勝たなければならない一戦。
今節は、アウェイでファジアーノ岡山と対戦します。
岡山はJ1初挑戦である今季、苦戦も予想されましたが
鍛え抜かれたフィジカルと戦術で
着実に勝ち点を積み上げています。
新潟にとって岡山はJ2時代から苦手とするクラブですが、
そんなことは言っていられません。
とにかく、勝ち点3を掴むしかありません。
今節の新潟の開始フォーメーションは、4-4-2。
ゴールキーパーは吉満選手。
ディフェンスラインは、右から
藤原選手、ゲリア選手、舞行龍選手、堀米選手。
ボランチは新井選手、星選手。
サイドハーフは、右にダニーロ選手、左に奥村選手。
ツートップは長谷川選手と笠井選手です。
序盤から岡山のプレスに苦しめられる新潟。
新潟は自陣でのパスミスも多く、
全く岡山陣内へボールを進めることができません。
そして前半15分、
自陣ペナルティエリア付近で犯したファールから
フリーキックを頭で合わせられて、
開始早々に耐えきれず失点。
しかし、その直後、前半15分、
岡山のミスもあり前線の長谷川選手へボールが渡ると
ゴールキーパーとの1vs1の状況となり、
これを長谷川選手がきっちり決めて
試合を振り出しに戻します。
これで息を吹き返したい新潟でしたが、
引き続きなすすべなくサンドバッグ状態となり
岡山にシュートを浴びせられ続けます。
なんとか吉満選手のビッグセーブもあり耐え凌ぎますが、
舞行龍選手の報復肘打ち(幸い、これは
イエローカードで済みましたが、
許される行為ではありません。)もあり、
チーム全体が何をしたいのか、
イライラしている印象を受けます。
それでも、なんとか前半は1-1で凌いで後半へ。
後半、選手交代も駆使しつつ修正してくるかと思いましたが
まさかの変更なし。
当然のように前半と同様に岡山の猛攻にさらされる新潟。
後半13分、自陣で不用意に舞行龍選手が
相手選手にスライディングタックルをお見舞いし、PK献上。
これでも舞行龍選手が退場にならなかったのは幸運ですが、
このPKをきっちり決められて再び追いかける展開へ。
攻めたい新潟ですが、相変わらず自陣でのパス回しを繰り返し、
これを奪われてはショートカウンターを受ける、という
どこを目指してサッカーをしているのか
わからない状況となります。
後半アディショナルタイム、ようやく交代した選手が躍動し、
岡山陣内へ攻め込むことができますが、時すでに遅し。
今節は2-1での敗戦となりました。
残留へ向けて重要な試合で、
岡山に完膚なきまでに叩きのめされた新潟。
選手たちからも、
「何がしたいかわからない」といった意見も飛び出し、
ついに空中分解が始まった印象です。
最下位に沈む横浜F・マリノスと同じような状況です。
中2日でルヴァンカップでの東京ヴェルディ戦、
そしてまた中3日で湘南ベルマーレとのホームゲームと
連戦が続きますが、
とても連戦に立ち向かう姿勢・メンタルではありません。
試合終了後、不満が爆発するサポーターに対して
寺川強化部長が「湘南戦は勝つ」と反論しましたが、
もはやそのような言葉は気休めにもなりません。
クラブ全体として、このような状況となったことを
真摯に受け止めつつ、
新潟の武器は何なのか、
自分たちはどのようなサッカーをしたいのか、
そこへフォーカスを当てて戦い続けて欲しいと思います。
次節は5月25日(日)、ホームで湘南ベルマーレと対戦します。
昨季、ホームで湘南に勝ってからホームでの勝利がない新潟。
次こそ勝利をもぎ取り、一歩ずつでも前に進んで欲しいです。
首位をがっちりキープしています。
2位の柏は町田に0-3と完敗してしまいました。
雨で水たまりのあるピッチでは、どうしても柏のような
ポゼッションサッカーは結果を出すのが難しいところはあるでしょう。
下位の方では、横浜FCが湘南に勝利して2連勝。
一気に降格圏脱出に成功しました。
一方で、名古屋は福岡相手に先制点をあげるも
後半アディショナルタイムに引き分けに追いつかれ、
目前で勝利を逃して再び降格圏の18位に沈みました。
新潟と同じか、むしろそれ以上に苦しんでいるのが横浜F・マリノスで、
今節も京都相手に0-3で完敗し、これで6連敗。
シーズンも折り返しが近づきますが、ここまでわずか1勝の勝ち点8で
試合数に差はあるもののずっと最下位に沈んでいます。
頼みの綱である親会社の日産も業績不振に落ち込んでおり
日産自体の生き残りをかけた戦いで必死であり、
どこまで追加支援が期待できるかは不透明です。
鹿島と並んでJリーグ創世記から一度もJ2に落ちることなく、
数多のタイトルを獲得してきた名門に試練が訪れています。
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